その自己嫌悪、親への怒りを我慢しているせいかもしれません。
今日は、心理学的なお話で、とても大事なことを書きます。
人間の意識には、2つの領域があります。
顕在意識と潜在意識です。
顕在意識は、自覚的に意識できる領域
潜在意識は、自覚的に意識できない無意識の領域です。
意識に占める割合は
顕在意識5%
潜在意識95%と言われます。
(書籍によって数パーセントの違いはあります)
そして、「思考が現実化する」とか、「引き寄せの法則」とか、現実に影響を与えている意識の領域が、潜在意識の部分になります。
意識できない領域なので、コントロールは難しいのですが、この潜在意識が人生に大きな影響を与える大事な部分だということです。
参考過去記事↓
この潜在意識、
12歳くらいまでの間につくられると言われています。
(書籍によって、年齢に若干の差があります。ここでは12歳ということにしておきます。)
生まれてから12歳くらいの間に関わる人たちによって、潜在意識が決まります。
特に大きな影響を与えるのが、両親をはじめ保護者となる人物です。
そのなかでも、産み育てる中心人物、母親の存在は大きいです。
心理系のブログなどで
幸せになれない原因のひとつとして「母の呪い」という言葉があります。
それだけ母親の存在が、潜在意識に影響を与えているということなのです。
過保護な親、過干渉な親。
とくに、過保護な親や過干渉な親に育てられた人というのは、親との間に(心理的な)境界線を引けていない人が多いです。
はい、私のことです!笑
過干渉というほどでもないですが、やや過保護なほうだと思います。
そして、私の性格もあるのか、思春期に反抗期がありませんでした。
反抗期というのは、実は、親との境界線を引き、心理的に自立する上でとても大切なプロセスなのです。
そんなこんなで、30歳を過ぎ、鬱症状に悩まされたついでに遅すぎる反抗期を迎えました //恥
人のせいにするな!というけれど
遅すぎる反抗期のとき、
「親が悪い」
「親のせいで私は苦しんだ」
という思考になりました。
一般的に、日本では「人のせい」にすることは悪いこと、と認識されています。
ですが、
心理学を学んでみると、実は、親との境界線を引き、心理的自立をしようというときには、この考え方が有効だったのです。
過保護な親、過干渉な親に育てられた人は、
親との間で我慢してきたことがたくさんあっても、親を責めることへの罪悪感から、怒りを押し込めている場合があります。
親に対する怒りを抑圧していると
その怒りが自分に向かうようになり、
自責の念や自己嫌悪に悩まされるようになります。
一旦、すべて親のせいにしちゃお。笑
まずは、一旦、親への怒りをちゃんと自覚することが大事だったのです。
思春期真っ只中の方は、思う存分、親に反抗しちゃってくださいね。
私のように出遅れてしまった人は、今更、親も驚いてしまうので、親への怒りをノートに書き出し、吐き出し、しっかり自覚するとよいです。
そうすることで、親との境界線をしっかり引けるようになります。
ちゃんと心理的に自立することができれば、親を一人の未熟な人間として理解でき、許し、感謝できるようになります。
大人になっても毒親に苦しむ人へ
なにかあると「私が悪いんだ」「私のせい」と考えてしまいがちな人がいます。
自分を責めすい人です。
自己嫌悪が強い人です。
はい、過去の私です!笑
過去に怒りについての記事を書いていて
怒りは2次感情だから、1次感情を探ることが大切で、そうすることで自分を知り、癒すことができると伝えました。
ですが、自分を責めやすい人、自己嫌悪が強い人、すぐ「私のせい」と考えてしまう人は、まず怒りを出してください。
潜在意識ができるときに、親の影響が大きいと書きました。
ですが、
大人になっても子供に強い影響を与え、支配しようとする「毒親」と呼ばれる人たちがいます。
そういう人たちを変えることは、難しいのです。
怒りを表現して、自分の人生を守ってほしいと思います。
罪悪感を抱かずに、思い切って、「親のせい」にしちゃってください。
それが、親との境界線を引き、自立するための大きな一歩なのです。
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