【読書】私たちは売りたくない! ”危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭 その2
出版情報
タイトル:私たちは売りたくない! ”危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭
著者:チームK
出版社 : 方丈社
発売日 : 2024/9/18
単行本(ソフトカバー) : 240ページ
この記事は、ひとつ前のnote記事の続きである。
明治はチョコレートだけでなく、製薬会社!
若い頃、明治製菓の工場の前を通りながら通勤していた。今は、なくなってしまったけど。それから実家でのチョコレートはいつも明治だった。「その方が美味しいもの」とは母の言。明治のお菓子にはそこそこ馴染みがある、平均的な日本家庭。マーブルチョコやヨーグルトキャラメル、アイスクリームやブルガリアヨーグルトにお世話になった。きのこたけのこ論争では私はきのこ派だ。昭和のみなさんなら「チョコレイトは明治」というテレビCMを覚えておられることだろう。今は首都圏では売られていないが、カールおじさんも懐かしい。
このように馴染み深い会社でありお菓子なのだが、実は明治製菓は昭和の時代から、製薬会社でもあった。戦後まもなく、抗生物質が足りない時期にいち早く国産化を手がけた。抗生物質は細菌性の感染症の薬剤である。以降明治製菓はずっと我が国の抗生物質に関して重要な役割を担ってきた。2000年ごろ対応領域の多様化を目指し出し、2011年には明治製菓から製薬部門を継承しMeiji Seikaファルマが発足。2018年にはワクチンに強い『KMバイオロジクス』がグループに加入した。チームKはワクチンについて、
本書を読むと「ワクチンを最も扱っている営業マンの集団」という自負と誇りがよくわかる。そういう集団でありながら、この秋(2024年10月〜)から発売するレプリコンワクチンに対して、よりにもよって「私たちは売りたくない!」と声をあげた。多分、経営戦略上重要な商品であることは承知の上だろう。いや、だからこそ大きな健康被害が起きてしまえば、販売先や接種した人々に迷惑がかかる。それだけでなく、これまでの明治の業績に自ら泥を塗ってしまうことになりかねない。商品を売り込む営業ロボットである前に、温かな心を持つ人でありたい…。そういう願いのもとでの決断だ。
きっかけは、若手営業マン 影山晃大氏の早すぎる死だった。コロナワクチン(mRNAワクチン)を打って3日後になくなったのだ。(詳しくは本書を読んでいただくか、こちらのnote記事をご覧ください)。
これ以降はネタバレになります。気になる方は離脱してください。あるいは目次にて、ご希望の箇所まで飛んでください。
お菓子の明治に起きていたもう一つの有害事象
いえ、お菓子の明治ではありません。本書にはそんなことは書いてありません。お菓子の明治は、同じグループの別会社。そちらではなく製薬会社のMeiji Seikaファルマにおいて、もう一つの有害事象があったのだ(ただし…Meiji Seikaファルマという社名には「明治製菓の製薬部門であった誇りあるレガシィを受け継ごう」という気概が込められているはずだ。だからお菓子の明治にとっても、まったく「他所の話」というわけではない)。
チームKはこの有害事象についても言及している。「高い役職についていた」「営業組織トップ」の人にも有害事象が起きていたというのである。もしかしたら、会社として、あるいはその方ご自身は社内では、自らの身に起きたこととコロナ枠💉と結びつけるようなことはしていないかもしれない。だが晃大氏が亡くなったのと同じ頃の出来事である。その人は、
このこともまた、Meiji Seikaファルマの社員さんたちに大きなショックを与えたに違いない。
そして、大きな疑念へ
チームKの人々は、下記のような疑念を抱くようになる。
そして、一体何が起きているのかを、一般の人々がアクセスしうる情報をもとに調査し、本書を書くことにしたのだという。
どのワクチンも危険になる未来
mRNAワクチンの危険性
mRNAワクチンの危険性については、本書でわかりやすく書かれている。そしてレプリコンワクチンはさらに危険性が高まる懸念があることについても。詳しくは本書を読んでほしい。下記に概要をまとめた。もう少しだけ詳しいバージョンがひとつ前のnote記事にあるので、よかったらどうぞ。
【mRNAワクチンの危険性:概要】
通常は最低でも10年かかる薬剤の開発を10ヶ月で行ったこと。つまり十分な治験が行われていないこと。また、mRNAワクチンのアイディアは数十年前からあったが、頻回接種すると実験動物がみな死亡していたので実用化がされていなかったこと。これまでのワクチン(不活化ワクチン、無毒化ワクチン)は、抗原は製造工場で作られていたが、mRNAワクチンはなんと人間の体の中で抗原を作るための遺伝子薬剤であること。つまり一人の人の中で抗原も作り、抗体も作らせる設計思想であること(免疫系統が混乱するであろうことは素人でもわかる)。
だが国は(当時ワクチン推進大臣だった河野太郎氏は)、「mRNAワクチンは(試験管の中では)すぐ消滅するので安全だ」と言い切っていた。
上記の異例な開発スピードも、河野太郎氏の発言も、”製薬会社の人間にとっては常識外だ”とチームKはもっと穏やかな口調ではあるが、結論づけている。人間や人体を複雑系として尊重してきた今までの常識を覆すものだったのだ。
繰り返すが、上は私がまとめたものに過ぎないので詳しくは本書を読んでほしい。
インフルエンザワクチンもmRNAワクチンになる??
インフルエンザワクチンは、昔は集団接種してた。いつ頃だろう?調べると、1977年に予防接種法が制定され、小・中学生に対して学校内で集団接種していたとのこと。だが、やがて1987年には保護者の同意を得た希望者にのみ実施するようになり、1994年には、希望者は個別に医療機関へ出向く任意接種へと切り替わったと。
だがインフルエンザワクチンは現在でも我が国では1年で5000万回もの接種が行われる、いわば『ドル箱』ワクチンなのだ(13%)。
だが本書では、今後ワクチンがどんどんmRNA型に置き換わる可能性とその危険性について述べられている。というか、そのことに警鐘を鳴らすべく、本書を書いた、といっても過言ではないだろう。1章にはセンセーショナルな表題が続く。その一部をピックアップしてみよう。
つまり、日本で一番ワクチンを扱ってきたと自負と誇りのある人々がワクチンの未来を信じるな、と現状を示しながら述べている。その重みを受け止めて欲しい。それが日本にどのような未来をもたらすか、にも。チームKはその直近のスケジュール感を下記のようにまとめている。
つまり、今までのインフルエンザワクチンと同じように年1回コロナとインフルの混合ワクチンを打つ流れを作りたい、しかもmRNAワクチンでという製薬メーカーの願望が、製薬会社の新薬開発計画から見えてくる。本書では、ライバル会社である第一三共や外資系モデルナやファイザーの動きも伝えながら、上のような方向性を伝えてくれている。
そして、これがビックビジネスである、とも。
国家を挙げての創薬事業
一つ前の記事では、岸田元首相の「日本を世界の人々に貢献できる「創薬の地」としていく」という発言を取り上げたが、本書では、さらに具体的に先進的研究開発戦略センター(略称スカーダ(SCARDA))について述べている。この組織は
とのこと。そういえば、武見前厚労大臣は日本版CDCの略称がJIHS(ジーズ)となったことを喜びと共に報告していた(正式名称は国立健康危機管理研究機構)(探せていないが、藤江氏動画)。CDCは米国疾病予防センターでファウチ氏が40年間君臨した組織である。そこで数々の出鱈目が行われたことは、書籍『The Real Anthony Fauci 人類を裏切った男』などで告発されている通りである。私も読書感想の記事を書いた。日本人の命を守るどころか消耗するような組織でなければよいのだが…。
本来であればJIHSのような組織がこの数年間の枠💉行政の振り返りを行い、日本でこれだけの超過死亡が起こっていることを統計的に調べ、原因調査に乗り出すべきなのだ。本来の仕事を放り出し、日本人の命を脅かすワクチン開発に邁進しているように見えてしまう。製薬会社の営業集団であるチームKは「これほどのビックビジネスはありません」と述べている。日本人の命をお金のために差し出す構造に見えてしまうのは私だけだろうか?
一つ前の記事でも書いたが、ここでもう一度書いておく。
日本人の命を犠牲にしてまで、私たちは新薬を使いたいだろうか?そんなに薬を急いで開発してもらいたいのだろうか?日本国民は?
そして、補償には税金が使われるのである…!
さらにRSウイルス感染症やノロウイルスに関してもmRNAワクチンの開発が進んでいるという。詳しくはぜひ、本書を読んでほしい。
乳児期の予防接種までmRNA枠💉になる可能性!?
これは本書から離れた情報である。心理カウンセラー則武謙太郎氏も枠💉について情報発信をしている。その動画の中で、乳児期の予防接種までmRNA枠💉になる可能性もありうるのだ、という話をされていた。これは枠💉を自分事として捉えてもらうための情報発信である、と付け加えた上で。
さらに、私はその道筋をきっちり追えていないのだが、レプリコンワクチンは、薬剤として、緊急承認ではなくて、通常承認なのだそうだ。つまり、緊急承認したmRNAワクチンは十分な検証もしないまま、「安全である」とされ、それが基準となって、その基準と同等であれば、同様に「安全」とされる道筋ができてしまっているようなのだ(心理カウンセラー則武謙太郎チャンネル 動画 20'16''以降)(これもご存知の方はご存知の情報だろう)。
そんな詭弁が罷り通るのか?いやいや、きっちり今まで通りの臨床試験をしましょうよ?あるいは、超過死亡についての原因を調べましょうよ?乳児期の予防接種は少なくとも今まで通りにしましょうよ?それもしないうちに日本を「創薬の地」などに誰もしたくないのでは?
これ以降は、本書から離れて、枠💉行政の現状や海外動向、今後の政府の動きなどを見ていくことにする。
医師の金儲け
本書を離れて、コロナ枠💉推奨期間、医療機関がどんな様子であったか、ジャーナリスト我那覇真子氏の報告を見てみよう。
【アーカイブ配信】9/8 19時〜コロナ医療と金〜戦う東北医師達第1弾/高橋秀一郎医師・高橋恵理花看護師インタビュー【配信日2024年9月8日】より。もうみなさん、ご覧になっているかもしれない。また、ご存じのことも多いかもしれない。だが、医療とカネ。私はコロナ騒動バージョンをこの動画でまとめて知ることになったので、自分のために、この記事に掲載する。
【概要】
高橋秀一郎医師・高橋恵理花看護師は岩手県でクリニックをご夫婦で営んでいる。コロナ初期の頃。コロナゼロ件を目指す?ためにいくら要請してもPCR検査をしない保健所。そのうち、あまりにコロナゼロはおかしいかも、ということで検査をすればたちまち陽性者が出るも、県外から来た人。そして陽性になった人や関係する会社への誹謗中傷。そのうちクリニックでもPCR検査ができるようになり、発熱外来を受け付けるクリニックも出始める。補助金が出る、ということで調べれば、その建て付けが「申請した人数が来なければ補填をする」なので、実際に患者がきている当クリニックは補助金が出ないことがわかる。人数を水増し!?したりなどで実際には患者を診療していないクリニック多数(つまりそういうクリニックは補助金が出るも当クリニックにはナシ)。
次は枠💉接種。緊張感のない接種の説明会。そして、「主治医の許可はなくていい」「安全性は不明だけど妊婦に打ってもいい」「授乳中の女性にも打っていい」…なんじゃそりゃ??超冷蔵とか、振動を与えてはいけない、とか。そして、お金。詳細は画像のキャプションを読んでください。あるいは動画を見てください。
さらに、尾身氏が何百億円もコロナで稼いでいた…。尾身氏は言わずと知れた新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長で、政府に100以上もの提言をしてきたという。
このクリニックのご夫婦の動画を見ると、医は仁術どころか、保健行政全体での拝金体質。札束でほおを引っ叩くように、お金に物を言わせて、どんどん接種を推進していく…。そして結果を振り返ろうとしない…。副反応などが出たら、街の一般のクリニックに丸投げ…。
本当に日本、大丈夫?という状況に思えてしまう…。
ファウチ公聴会
2024年6月3日 米下院委員会公聴会で、引退したばかりの国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の前所長、アンソニー・ファウチ博士が、COVID-19(新型コロナウイルス)パンデミックに対する米政府の対応とウイルスの起源について初めて証言した(フォーブス日本版)(NIAIDはCDCの下部部門であるが実質的にファウチ氏が両方を仕切っていた)。
主流メディアは、コロナの英雄を吊し上げた、という論調だが、下記のような切り抜き動画もある。「『ソーシャルディスタンス、マスク』は科学ではない。ただ現れた」とファウチ氏が証言している。
日本では数少ない独立系の記者や有志の人々、数少ない国会議員が厚労省や厚労大臣に実態を正しているに過ぎない。そして、マスメディアはCMスポンサーである製薬会社に忖度し、SNSは言論統制の嵐。
日本の国会で、コロナ枠💉について米公聴会のように侃侃諤諤の議論を戦わせる日が来るのだろうか?
新型インフルエンザ等対策政府行動計画
本記事をお読みの方の何人かは、新型インフルエンザ等対策政府行動計画についてパブリックコメント(パブコメ)を書かれたことと思う。私も書いた。改めてパブコメとは、意見公募手続のこと。
パブコメを書きっぱなしで、結果をきちんと見ていなかったので、よい機会なので、現状を見てみることにした。
結果としては、パブコメには2週間ほどで19万件もの意見が集まった。それほどの意見があったにも関わらず、全面改定などはなされず、概要を見ても、また多くの人が言論統制につながるのでは、と懸念していた「第4章 情報提供・共有、リスクコミュニケーション」内の「3-1-3. 偏見・差別等や偽・誤情報への対応」に関して、まったく変更がなかった。(多分、他の部分も変更はほとんどないのではないだろうか?)
改めて概要を見直すと、「ワクチン」ありきの政府行動計画であり、そして「危機管理人材の育成」ということに目がいく。例えば、イベルメクチンなど、ずっと安価でずっと安全な薬剤での対応も検討すべきではないだろうか?「危機管理人材の育成」の内容は「将来の感染症危機において地域の対策のリーダーシップをとることができる人材を確保」p42とあり、「平時からの感染症インテリジェンスの取組等を踏まえて」p42ともある。インテリジェンスは知性・理解力を表す言葉でもあるが「諜報活動」を表す言葉でもある。一体どのような諜報活動を地方で行おうというのか?しかも国民相手に?(極端な意見であることは十分承知しているが、そうも読める、という可能性の話をしています)(「危機管理人材の育成」は日本版CDCであるJIHS(国立健康危機管理研究機構)が担うようだ)。
また再三言っているが、これまでのコロナ対策に対する振り返りのないまま、これまでの方策をさらに推進させようというのである。危ういことこの上ないように思うのだが、みなさんはいかがだろうか?・
この政府行動計画と同じ時期に、地方自治法も一部改正された。そのことを指してだと思うが、『みんなの自由が奪われる』として警鐘を鳴らしている地方議員さんもいる(←この件については自分自身が詳細を理解していないので、今後この段落を削除するか、変更する可能性があります)。「危機管理人材の育成」と合わせると、なんだか不気味な感じがするのだが…杞憂に終わることを願っている。
終わりに
2回に分けて『私たちは売りたくない!』の感想を述べた。みなさんは本書を読んで、あるいは記事を読んで、どのように感じられただろうか?
改めて記事としてまとめてみて、国民が知らないところで、どんどんといろいろなことが進められている、という感を強くした。
本来はマスコミがこういうことを知らせるべきだと思うのだが、そうはなっていない現状だ。
今後も少しずつ、学びを深めていきたい。
引用内、引用外に関わらず、太字、並字の区別は、本稿作者がつけました。
文中数字については、引用内、引用外に関わらず、漢数字、ローマ数字は、その時々で読みやすいと判断した方を本稿作者の判断で使用しています。
おまけ:さらに見識を広げたり知識を深めたい方のために
ちょっと検索して気持ちに引っかかったものを載せてみます。
私もまだ読んでいない本もありますが、もしお役に立つようであればご参考までに。
Meiji Seikaファルマの沿革
抗生物質の話
https://twitter.com/mitchankhrap5/status/1848350882095898782
https://youtu.be/tGACO4QMlxo?si=Pg9RItucmILzYY0H
カールの歴史:こんなサイトもある!
ワクチン開発を迅速に進めるための組織
日本を創薬の地に
誰がそんなことを望んでいるんだろう?キッシー?
日本版CDC設置法成立
日本版CDC:国立健康危機管理研究機構(JIHS(ジーズ))
2025年4月に発足とのこと。
新型インフルエンザ等対策政府行動計画
インフルエンザの今と昔
40年間米国疾病予防センターに君臨したファウチ氏の所業
藤江成光氏の本
イベルメクチン
ワクチン解毒
私は読んでいないのだが、こういう本もある、ということで。
ザッカーバーグとファウチ博士の対談
23分ごろから、「ワクチンは最初は効いても後から悪化することがある。そういうことはHIVのワクチンで経験済みである。半年から1年経たないとワクチンの本当の効果はわからない」という意味のことをファウチ博士は説明しているようだ。
【もう隠しきれない】昨日のNHKあさイチ、これは戦略勝ちだと思う。👇