【読書】私たちは売りたくない! ”危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭 その1
出版情報
タイトル:私たちは売りたくない! ”危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭
著者:チームK
出版社 : 方丈社
発売日 : 2024/9/18
単行本(ソフトカバー) : 240ページ
本書はたくさんの人に宛てた手紙だ!
枠💉行政の現状
すでに多くの人が読んでいるであろう本書。今さら紹介するまでもないかもしれない。だが、現在の枠💉行政は予断を許さない状況だ。2024年10月1日からはレプリコン枠💉の定期接種が65歳以上の高齢者などを対象として始まった。それに対する専門家の意見と一般の人々の反応はテレビ番組(正義のミカタ2024/10/19放送)(リンクはX投稿)にあった通りだ。誰がどう聞いても、実用化には時期尚早で、まるで日本人をモルモットにして人体実験をする、そう言わんばかりの現状なのだ。そんなことを許してはいけない。だが総選挙の真っ只中でも枠💉行政が争点にすらならない。論点にしているのは数少ない政党と個人だ。今、枠💉行政にNOを言わなければ、私たち自身がモルモットであることを肯定することになってしまう。
というわけで、私も遅ればせながら本書の読書感想を書くことにした。一人でも多くの人に本書を読んでほしい。そしてもし、間に合うようであれば総選挙で、あるいはその後の選挙での候補者選びの一助にしていただけたら、と思う。もちろん枠💉を打つ打たない、打たせないを選択する上での一助にしていただければ、と思っている。
これ以降ネタバレ全開で突き進むので、ネタバレを好まない方は、申し訳ありません、ここで離脱してください。あるいは目次にてご希望の場所に飛んでください。よろしくお願いします。
日本人に宛てた手紙
本書は日本人に宛てた手紙だ。愛社精神に溢れている。本書は「日本人に宛てた手紙」であるとは明示されてはいない。だが読んだ人はきっと否定はしないだろう。経営陣に宛てた手紙でもあり、普通の消費者、明治のお菓子のファンの人々、同僚でありコロナ枠の被害者である晃大さん(枠接種後3日目に死亡)に宛てた手紙、なのだ。
文脈の中でこそ、意味のある言葉ではあるが、私が思わず泣いてしまったのは下記の文言だ。
こういう文章は、文脈の中でこそ、生きてくる。御涙頂戴でもあるだろう。だが、これは晃大氏も含め、枠💉被害にあった人々、またそのご家族の切実な願いなのだ。この願いを抜きにして枠💉行政の転換は図れないのでは、と思うのだが、みなさんはどうだろうか?
そして本書、日本人に宛てた手紙の最後の宛先は晃大氏になっており、締めくくりはこうだ。
晃大氏は入社4年目の若手営業マンで、若手でありながら地域での営業成績がぶっちぎりでトップというMeiji Seikaファルマきってのホープだった(申し訳ない、昭和な表現だ💦)。葬儀には大勢の人々が参列した。どれだけ慕われていたか、一目でわかる光景だった。その彼の願いはきっと「我が社の薬で日本中の人々、さらには世界中の人々の健康に寄与する」あるいは「疾病や症状の軽減に寄与する」だったに違いない…。チームKがそう判断したからこそ、最後の文言は「日本は、きっと大丈夫です」になったのではないだろうか?日本でだけ承認された、日本人を狙い撃ちにするかのようなレプリコン枠💉。日本が絶滅するかどうかの瀬戸際なのだ、という危機感。『私たちは売りたくない』という本書の題名に込められた思い。「お前の死は無駄にしない、こんなことで日本はダメになったりしない」。そしていつの日か墓前で「日本をダメにするような判断をする人ばかりではなかったよ」と報告できるように。そんな願いが込められているような気がしてならない。
だが多分、チームKが意図的に手紙の宛先から省いた組織、そして人々がいる。それは行政組織=厚労省と厚労大臣、そして医師たち、だ。
製薬会社の社員としての限界、かもしれないし、「政治的なことには言及しない」という態度なのかもしれない。また自分たちの薬を買っていただく営業先を巻き込みたくない、ということなのかもしれない。
だがいうべきことは言っている。今までであれば業務停止命令が出ていてもおかしくないほどの死者数(ワクチン接種救済制度で認定)。異例のワクチン承認スピード。
そして驚くほどの医師たちの無知や不勉強。
さらにこの危険な枠💉が海外へ輸出されるかもしれない、という恐怖!!そんなことしたら、先人が築き上げた日本人の評判、日本製品に対する評判はガタ落ち、だ。日本人や日本の子どもたちがどんなヘイトクライムに巻き込まれるか。その可能性が信じられないほど、上がってしまうのだ!
Meiji Seika ファルマがこれから売る薬剤の危険性を知ってもらうことが本書の表のテーマだとすれば、そうはっきり書いていないのだが、本書の裏の意図は一般の国民に「『厚労省と厚労大臣、そして医師たちの実態』を知ってほしい」であることに間違いはないだろう。だからこそ…本書を読んでこれからの選択を考える一助にしてほしいのだ。
全体としてみる視点の欠如
本書を読んで改めて思ったことは、人や何かを「全体として見る視点」の欠如である。試験管の中で成果が出れば、それで「この薬剤には効果あり」と判定してしまう。長期的にどんな副作用があるか、じっくり腰を据えて評価することなく、薬剤として承認してしまう。ミクロな視点でのみ安全性が評価され、統計的にどうみても「おかしなこと」が起きているのに、「審議会が安全と評価しているので」で、立ち止まることもしない。
まるで、ミクロな視点のみが科学である、と言っているように思えてくる。
本書では、上記のような踏み込んだことは述べていない。こんな先鋭的で過激なことは。あくまで厚労省が発表したデータや、一般的に取得できるデータをもとに淡々と事実を積み上げているだけだ。だからこそ本書は、ご自分で判断する材料にするのに適している。
長期的な視点に欠けたワクチン開発
一般的にワクチン開発は下記のような流れで行われるという。そして「ワクチンの開発には通常10~15年ほどかかる 」とも。チームKは「「ワクチン開発には、最低でも10年かかる」。これは業界では常識です」と述べている。
だが、新型コロナワクチンは「異例中の異例の速さ」で開発され販売されることになった!今まで10年かかっていたものが10ヶ月で!!
つまり、今まで一番時間がかかっていた臨床試験はろくにされていないと言っていいだろう。
ミクロな視点のみが科学である?
さらに、時の河野大臣は製薬会社の人々にとって「信じられないほどの驚き」(河野太郎公式サイトブログ「ごまめの歯ぎしり」2021.06.24)の発言をする。
その要点は、
であり、
チームKは次のように続けている。
そして「今回のコロナワクチンは開発の経緯や世に出るまでの期間が、驚くほど常識外だったのです」と結論づけている。
日本を創薬の地に?誰が望んでいるの?
今回の異例なスピードの「開発の経緯や世に出るまでの期間」を常識にしてしまおうという動き。まだ表立ってはいないが、ワクチン推進大臣という要職が常識外のことを発言していく裏ではそういう動きがあるのでは、と勘ぐってしまいたくなる。奇しくも岸田元首相は「日本を世界の人々に貢献できる「創薬の地」としていく」と2024年7月30日の創薬エコシステムサミットでが述べている。また新聞記事は「「治験後進国」ニッポン 世界の新薬の7割が使えず」などと、「薬が早く使えることこそがイイことだ」と煽り立てている。
日本人の命を犠牲にしてまで、私たちは新薬を使いたいだろうか?そんなに薬を開発してもらいたいのだろうか?日本国民は?
現実から学ぶ姿勢の欠如
チームKが新型コロナワクチンに関して「開発の経緯や世に出るまでの期間が、驚くほど常識外」と述べていることは上で報告した。また、その被害の大きさ(重篤さ、人数)も常識外である、とも言っている。
では、その内容を見ていこう。本書には具体的な健康被害の事例が載っている。ここでは、統計的なデータを見ていくことにする。
データそのものに関しては、例えば藤江成光氏の動画や藤江グラフに接した人であれば、一度は「ああ〜、聞いたことある」情報だ。下記のデータは本書ではなく、XとYouTubeで拾ってきたものだ。YouTubeは大阪府泉大津市の秘書広報課公式チャンネルのものである。厚労省を元データとしているところは同じである。
上のインフルエンザワクチンとの比較でわかるように、65歳以上のインフルエンザワクチンの接種回数は約1.8億回(2012〜2021年度)、コロナワクチンは約1.9億回(〜2024年3月19日公開分まで)、死亡認定は前者は4名、後者は527名だ。100倍以上の差だ。これだけインフルエンザワクチンと安全性に差があるということなのだ。
予防接種健康被害救済制度は、予防接種と健康被害(死亡や後遺症など)の間に厳密な因果関係がわからなくても、症状の発生に医学的合理性があり、接種から時間があまり経っておらず、他に合理的な原因が見当たらない場合に認定される(%24)。
この「厳密な因果関係がわからなくても」がポイントだ。厳密な因果関係がわからなくても、ワクチンを接種して間をおかずに健康被害にあった。他に医学的に合理的な原因が見当たらず、ワクチン接種と症状の間に一定の医学的合理性があるなら、救済しましょう。今は因果関係がわからなくてもいつかわかるかもしれないから。そして今までは、こういうことが起きれば「即刻使用停止」と判断されるくらいの「信じられない被害状況」なのだ(%33)。
しかし、現在厚労省はmRNAワクチン接種を止めてはいない。健康被害の状況把握を積極的にしようとしない。
厚労省や厚労大臣、審議会からは「全体から見えてくるものから学ぶ謙虚さ」や「わからないのであれば、健康被害が出ている以上は慎重に進めよう」とする姿勢は見られない。そして「わからない」なら「理解しよう」「解明しよう」と務める本来の意味での科学的な姿勢も見当たらない。
さらに厚労省は製薬会社であれば「業務停止命令」が出てもおかしくないようなデータの改竄まで行なっている(チームKは「データの改竄」ではなく「常識外データ」と言っている)(詳しくは本書を読んでほしい)。
そんな国が、「誤情報」「偽情報」に気をつけるように注意喚起しようというのである。チームKは下記のように国や厚労省からの情報こそが「常識外だ」と告発しているのである。
科学を独占する動き??
ここ数百年にわたって、私たちは科学を客観的で万人に開かれたものにしてきた。例えば教会などの権威ではなく、再現性を重んじ、自由に議論することで真実に近づく試みを重ねてきた。そういう科学の「善き側面」を否定するかのようなこの一連の動き…。「自分たちで『科学』を独占する/独占できる」とでも思っているのだろうか?…と、思わずボヤきたくなってしまう。もちろんチームKはこんなことには踏み込んではいない。私の感想であり、ボヤキである。
mRNAワクチン(遺伝子製剤)の危険性
チームKはmRNAワクチンの危険性を3つの観点から述べている。
実際に健康被害が出ている(インフルエンザワクチンとの比較)。
十分な治験がなされていない(10ヶ月という開発期間)。
薬剤としての働き方(作用機序)。
について:上で述べたが、本書では厳密にインフルエンザワクチンとの比較をしている。例えば、65歳以上のインフルエンザワクチンの接種回数は約1.8億回(2012〜2021年度)、コロナワクチンは約1.9億回(〜2024年3月19日公開分まで)、死亡認定は前者は4名、後者は527名だ。100倍以上の差だ。チームKではインフルエンザワクチンでの死亡報告を現場で聞いたことはない、と述べている。
について:上の「長期的な視点に欠けたワクチン開発」という項目で述べた。
ここでは3. 薬剤としての働き方(作用機序)の観点から、mRNAワクチンの危険性について述べる。
従来型のインフルエンザワクチンとmRNA ワクチンの仕組みの違い
従来型であれ、mRNAワクチンであれ、どちらも人間がもともと持つ免疫反応を利用してウイルスに感染しにくくする。
人体には、体に異物が入ってくると、それを除去する仕組みがある。それが免疫反応だ。この免疫反応の一部に抗原抗体反応がある。抗原という異物が入ってくると、抗体という物質(タンパク質)で対処するわけだ。
従来型のインフルエンザワクチンは、工場で培養したウイルスを弱毒化したり不活化したりして製造される。こうしたワクチンが抗原となって、体はいわば本番のウイルスが入ってくるときのために「練習」をして抗体がすぐにできるようにする。
mRNAワクチンは、抗原は人間の体内で作る。抗原をつくるための遺伝子情報(mRNA)を注射する。抗体を作る過程は同じだ。
ここで、ん?と疑問が生じる。自分にとっての異物を自分の体内で作り出す??そんなことして、大丈夫なの?
いや、大丈夫では、ない。
ぎゃー!!「全て動物が死んでしまう」薬剤を緊急承認。…あの時はまだ、事態が不明なことが多かったので、緊急承認もやむを得なかったかもしれない。だが、事態は落ち着いた。今こそ、立ち止まって検証をすべきではないのか?にもかかわらず、日本政府と厚労省はワクチン行政に前のめりだ。これでいいのだろうか?
自分にとっての異物を自分の体内で作り出されれば、免疫システムは異物のみならず、異物を作り出す細胞を攻撃する。体内のどの細胞で作り出されるか、わからないのだ。体内で炎症が起き、血栓ができて心筋梗塞などの原因になる可能性がある。実際、予防接種被害救済制度で認定された事例では若い男性の心臓関連疾患死が多いという(探せていないのだが、藤江氏動画)。
理屈の上では、「mRNAはすぐ消失するので問題ない」ことになっているが、2年経っても消えていない事例もあるとのこと。人間は複雑系だ。試験管の中で「抗体が増えた」。試験管の中で「消失した」では意味がないのだ。人間や人体という複雑な存在への敬意がなさすぎる。敬意を持っていたからこそ、今までは数年の臨床試験を重ね、最低でも新薬の開発に10年かけていたのではないのか?
レプリコンワクチンはmRNAが自己増殖し、長い間体内にとどまるので、少量の接種で済むという。だが、逆に言えば、mRNA が体内でどのような働きをするかは、不明な点が多い(私は追っていないが、たくさんの研究があることだろう)。だが、総論としてますます何が起きるかわからないのではないだろうか?
さらにシェディングと言って、ある人の体内で作られたmRNAに由来する「何か」が別の人に伝播する、一番極端な場合にはmRNAそのものが別の人に移っていく、つまり感染する可能性もあるらしい(これは専門家の間で意見が分かれている)。
他にも本書にはmRNAワクチンが危険な理由が記載されている。詳しくは本書を読んでいただければ、と思う。
南出市長の勇気ある提言
大阪府泉大津市の市長である南出賢一氏。彼は市長として、「新型コロナワクチンの接種については慎重に」と呼びかけている(YouTube番組)。20分弱の動画なので詳細は見ていただければ、と思う。事実を積み重ねて、たくさんの健康被害の相談にのってきた実績を説明した上で、一緒に学びましょう、と呼びかけている。また泉大津市での様々な取り組みを紹介している。
中でも特筆すべきは、予防接種健康被害救済制度の変更部分だ。今までは死亡一時金として一律に4500万円ほど支払われていたものが、主生計維持者でない場合は一時金約750万円に、主生計維持者であれば年間約250万円(10年間)に大幅減額されていることだ(臨時接種から定期接種に分類が移行したことなどによる)。ますます慎重に選択することが、私たちに求められている。
引用内、引用外に関わらず、太字、並字の区別は、本稿作者がつけました。
文中数字については、引用内、引用外に関わらず、漢数字、ローマ数字は、その時々で読みやすいと判断した方を本稿作者の判断で使用しています。
おまけ:さらに見識を広げたり知識を深めたい方のために
ちょっと検索して気持ちに引っかかったものを載せてみます。
私もまだ読んでいない本もありますが、もしお役に立つようであればご参考までに。
レプリコン:専門家が「人でどこまで安全性が実証できるか」
2024.09.28有明国民集会でもぎせか先生が演説!
日本の人口増加を目指す男:藤江成光氏の本
イベルメクチン
ワクチン解毒
私は読んでいないのだが、こういう本もある、ということで。
ザッカーバーグとファウチ博士の対談
23分ごろから、「ワクチンは最初は効いても後から悪化することがある。そういうことはHIVのワクチンで経験済みである。半年から1年経たないとワクチンの本当の効果はわからない」という意味のことをファウチ博士は説明しているようだ。つまり、ワクチンには長期の臨床試験が必須なのだ。
【もう隠しきれない】昨日のNHKあさイチ、これは戦略勝ちだと思う。👇
創薬エコシステムサミット
「治験後進国」ニッポン 世界の新薬の7割が使えず
もぎせか先生による本書の解説
免疫のシステムとワクチンの働き
https://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/080/FY2020/03.Immunology.pdf
ワクチンの話
https://www.pref.kyoto.jp/hokanken/documents/oyakudati_wakutin.pdf