【連れ出し本】 読めば思わず行きたくなる! 『赤目四十八瀧心中未遂』車谷長吉
食堂でくれた「赤目四十八瀧探勝案内図」という絵地図を見ると、
相当に山奥まで瀧は続いているようだが、瀧は二十ほどであるらしい。
〈中略〉
夏の濃い青葉に覆われた山が、風に揺れていた。
山道は濡れている。
道は杉、ぶな、楓、紅葉、楡、樅などの鬱蒼とした葉蔭になって、
小暗いほどだ。
「赤目四十八瀧心中未遂」/車谷長吉より
この部分が私を「赤目四十八滝」へ連れ出しました。
それからズッと好きな場所です。
この本に出会ってなかったら、訪れなかった場所かも・・・
あなたはそんな強く心惹かれる、
「連れ出し本」に出会ったことありますか?
気分のままに本に連れ出されるのもいいのでは・・・
小説は癖があるので、万人ウケしないかもしれないけれど、
「赤目四十八滝」という場所は肩の力の抜けた良い所です。
赤目四十八滝へのお得な切符
※ 余談ですが・・・赤目四十八滝の入山口で売られている、
「へこきまんじゅう」が個人的に大好きです。
もしサポートいただけたら何か体験に使います。そして、それをまた文章にします。