【公演回顧】2024年9月・10月鑑賞分


2024年(令和6年)9月29日(日)読売日本交響楽団 第270回 日曜マチネーシリーズ

読売日本交響楽団 第270回 日曜マチネーシリーズ
長原幸太(コンサートマスター)
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
エドガー・モロー(チェロ)

ウェーバー: 歌劇「オベロン」序曲
ブルッフ: コル・ニドライ 作品47
コルンゴルト: チェロ協奏曲 ハ長調 作品37
-休憩-
コルンゴルト: シュトラウシアーナ
リヒャルト・シュトラウス: 歌劇「ばらの騎士」組曲

2024年(令和6年)10月07日(月)東京都交響楽団 第1009回定期演奏会Aシリーズ -シェーンベルク&ホルスト生誕150年記念-

ライアン・ウィグルスワース(指揮)
北村朋幹 (ピアノ)
栗友会合唱団 (女声合唱)

シェーンベルク : 5つの管弦楽曲 作品16〔1909年版〕
武満徹 : アステリズム
-休憩20分-
ホルスト: 組曲 惑星

日本のオーケストラを使い切れていなかったセバスティアン・ヴァイグレとライアン・ウィグルスワース

以上2公演においては、日本のオーケストラの公演としては珍しく、指揮者の表現力、引き出しが足りず、オーケストラの合奏力、機動性を十全に駆使できていなかった。
そのなかである程度の音楽的水準を満たしたのは、読響と都響のポテンシャルの証明だが、聴衆の入りを見れば分かるようにやはり物足りない内容。
特に読響の場合、常任指揮者がこれは少々問題で名前、表現領域の幅の両面でもう少しインパクトのある人材を迎える必要あり。

2024年(令和6年)9月15日(日)ラズヴィーチエ交響楽団 第1回演奏会 安部俊太郎(指揮)

ボロディン: 交響詩 中央アジアの草原にて
チャイコフスキー: 交響曲第2番
〜休憩 15分〜
グラズノフ: 交響曲第4番

2024年(令和6年)10月12日(土)新交響楽団 第267回定期演奏会 坂入健司郎(指揮)

ルトスワフスキ : 小組曲
ヤナーチェク : 歌劇「利口な女狐の物語」組曲〔ターリヒ版とイーレク版に基づく独自バージョン〕
〜休憩〜
ブルックナー: 交響曲第4番〔1878/80年稿〕

余談だが、この楽団のメンバーのXにヴァイクレ指揮の読響がいい音だと書かれていた。正直、そんなレヴェルの耳の人間が演奏しているとなるとオーケストラに対する信頼感が若干揺らぐ。

2024年(令和6年)10月19日(土)オーケストラ・トリプティークコンサート

野村英利(指揮)
西田真以(ソプラノ)
西耕一(プロデュース 選曲 お話)

全てのアーティストに改めて感謝

※文中敬称略

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