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本棚本ラジオ

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【本棚にある本を片っ端から紹介するラジオ】はじまります! 略して「本棚本ラジオ」 noteで連載中の「本棚にある本を片っ端から紹介する」のラジオ版です。 あなたのほんのちょっと…
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#イギリス

【本棚本ラジオ第80回】おいしいイギリスのはなし

【本棚本ラジオ第80回】おいしいイギリスのはなし

*今回の本*
砂古玉緒著『ビスケットとスコーン』(講談社、2014)
(本棚本Season2 No.25)

*ただし粉物にかぎる*
粉物に限るんですけど、イギリスのお菓子は美味しいんですよ、という話。
イギリスに行ってまず驚くのが、紅茶のおいしさとお茶請けのお菓子のおいしさです。
本当においしいのです。
なのでこの本に載っているお菓子を作るときは、必ずおいしいミルクティーを淹れてくださいね。

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【本棚本ラジオ第73回】児童文学は存在するのか

【本棚本ラジオ第73回】児童文学は存在するのか

*今回の本*
ジャクリーン・ローズ著、鈴木晶訳『ピーター・パンの場合』(新曜社、2009)
(本棚本Season2 No.30)

*永遠に大人にならない少年の非現実生について*
全ての子どもは大人になる。
だとしたら、永遠に大人にならない少年を、大人になってしまったかつての少年が書くことは可能なのか。
児童文学の問いは、常にここにあると思います。
子どもが不在の、文学。
子どもが不在の、商売。

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【本棚本ラジオ第66回】作家の感性がうらやましい

【本棚本ラジオ第66回】作家の感性がうらやましい

*今回の本*
梨木香歩著『春になったら莓を摘みに』(新潮社、2007年)
(本棚本Season1 No.41)

*日常にあるときめきを発掘する*
それができるかどうかが、作家と一般人の差なんだろうなあと、つくづく思います。
それはそれとして、イギリスの春といえば苺です。
イギリスの苺は小粒で真っ赤で、生クリームと一緒に食べるのがいっとうおいしいと思っています。

*このラジオは*
「本棚本にある

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【本棚本ラジオ第43回】アリスとナンセンスと時代性

【本棚本ラジオ第43回】アリスとナンセンスと時代性

*今回の本*
ルイス・キャロル作、脇明子訳『不思議の国のアリス』(岩波書店、2000年)
(本棚本Season1 No.6)

*ナンセンスと時代性*
またしても難しい本がでてきてしまいました。
今回はナンセンスの話と、時代性の話を後半でしているのですが、時代性についてはもっと掘り下げたいなぁなどと思います。
アリス、おもしろいけど難しいですよね。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から

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【本棚本ラジオ第34回】児童文学の国、イギリス

【本棚本ラジオ第34回】児童文学の国、イギリス

*今回の本*
ピーター・ミルワード著 小泉博一訳『童話の国イギリス』(中央公論社、2001)
(本棚本Season1 No.64)

*児童文学*
わたしは今までどうやって生きてきたかというと、児童文学で生きてきたんだな、と改めて思いました。
小さい時に読んだもの、大人になって読んだもの、大人になっても読んでるもの。
どれも大切な宝物です。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介する

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【本棚本ラジオ第33回】イギリスという複雑怪奇な国について

【本棚本ラジオ第33回】イギリスという複雑怪奇な国について

*今回の本*
林望著『大増補新編輯 イギリス観察辞典』(平凡社、1996)
(本棚本Season1 No.33)

*いとしのイギリス*
イギリスが好きです。
あの偏屈な、保守的な、皮肉屋な、バカみたいに愛すべきあの国は、なんであんなにああなのか、ということを知ろうと思ったら、やっぱりリンボウ先生の本なんですわ。
おすすめですよ。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介するラジオ」で

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【本棚本ラジオ第28回】オースティンの醍醐味は“視線”

【本棚本ラジオ第28回】オースティンの醍醐味は“視線”

*今回の本*
ジェイン・オースティン著 中野康司訳 『説得』(筑摩書房、2008)
(本棚本Season2 No.7)

*視線の先にあるもの*
オースティンの小説は、言ってみれば隣近所3軒と親戚友人一同の内輪の物語なのに、なんでこんなに魅力的なんでしょうね。
内輪の人間関係で重要なのは、なんと言っても「空気読みスキル」ですよ。
それはもう、現代日本では太刀打ちできないほどのスキルの高さ。
それが

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*今回の本*
A.A.ミルン著、石井桃子訳 『クマのプーさん』(岩波書店、1974)
(本棚本 Season1 No.1)

*いちばん古い思い出のひとつ*
だと思います。
プーさんは。
このお話に小さい頃に出会えていて、わたしの人生幸せだなと思います。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介するラジオ」です。
noteで連載中の企画のなかから、くじで当たった本をラジオで紹介していき

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【本棚本ラジオ第19回】クマのプーさんとわたしの思い出

【本棚本ラジオ第19回】クマのプーさんとわたしの思い出

*今回の本*
A.A.ミルン著、石井桃子訳 『クマのプーさん』(岩波書店、1974)
(本棚本 Season1 No.1)

*いちばん古い思い出のひとつ*
だと思います。
プーさんは。
このお話に小さい頃に出会えていて、わたしの人生幸せだなと思います。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介するラジオ」です。
noteで連載中の企画のなかから、くじで当たった本をラジオで紹介していき

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