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胸が高鳴るほどの自分自身に、飛びついていた
好きだから。
ただ、いいなって、思ったから。
胸が高鳴って止まらなかったから。
そんな理由で私は今までの仕事を選んでた。
本当にここでいいのかな?本当に好きなことだよね?
やりたいことなんだよね、大丈夫だよね私?
そうやって、考えて考えて、もうこれ以上考えられないところまで考えてから応募書類を書き始めるくらいには、とても慎重な私で、ただ好きだからってだけで決められるほど単純な決断ではなかったけれど。
それでも、胸が高鳴ってどうしようもないくらいにそれが好きだと感じている自分の心をいつも探しては見つけて、飛びついていた。
振り返ると、それは自分の心を見つけていたつもりだったけど、自分の心をたくさん見ているつもりだったけど、本当は、何も見えてなかったような気がする。
少なからず、当時は、それに魅力を感じたり好きだと感じていたのかもしれない。でも、好きだからそれをやりたかったのかと言えば、多分そういうわけでもない。
きっと、胸が高鳴っていたのは、新しい世界で新しい挑戦をしてみようとしている自分自身に対してだったんじゃないかなって、今なら思う。
本当にここで大丈夫なんだよね?なんて自分に問いかけてる時点で、きっとそう。私は胸が高鳴るほどの好きに飛びついていたわけじゃないんだ。胸が高鳴るほどの自分自身に、飛びついていたんだ。
それはそれで、過去の自分は、素敵だな。
胸が高鳴ったことに一瞬で気付いて、そんな自分を好きだと思って、素直に飛びついているんだから。
過去の自分は、今も変わらずいるのだろうかと考える。
今の私は、胸の高鳴りに一瞬で気付いていたとしても、素直に飛びつくほど、勇気を出せないみたいだ。
それが好きだから。
ただ、それを、いいなって思ったから。
ただ、それを想う私を、いいなって思ったから。
胸が高鳴って止まらなかったから。
そんな理由で仕事を、働き方を、生き方を選択していきたい。
今の私が選んでいる仕事は、どうかな。
そう考えたときに真っ先に出る答えは、今の私に出来そうだったから。
うん。
いろいろ語っていても、結局のところ、
理想と現実は全然違うなって思ったりもしちゃう。
それでも、今の私に出来そうなことから一歩を踏み出して、未来の私が今日の私に向かって、過去の自分は素敵な選択をしていたなと思っているに違いないと、今日の私は思う。
この仕事を選んだわけ。