#展覧会
アーティゾン美術館「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」
展覧会のタイトルにある「ジャム・セッション」とはなんだろうか、と考えていたのだが、おそらくは石橋財団のコレクションに対して、山口晃がアンサーを出すという行為をジャム・セッションと称しているのだと思う。
そして、それはアートに向かい合うとき、観客もアーティストに対して同じことをしているのだ。
「サンサンシオン」というのは、「感覚」を表すフランス語だそうだ。
ここで問われているのは、我々の感覚は、い
アート: 河鍋暁斎の底力
東京ステーションギャラリーにて。
河鍋暁斎の下絵を展示していた。
河鍋暁斎というと絵日記がおもしろくて好きだ。
今回は下絵が中心だったので、絵日記にも通じるユーモラスな作品が多かった。
全体を通じて感じたのは、リアリティの追求。そして、バランスのとり方のうまさ。躍動感。
どの絵にも動きがある。静止しているポーズでも、人間の骨が、筋肉が、バランスをとっている。本当に絵がうまいのだ。
寺田克也の