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私の幸せな最後のごはんのために大切なこと

銀座のお鮨とか。
パリの三ツ星レストランとか。
スペインバスク地方の・・・(よく知らない)とか。

思い浮かばない。

ちがう。

私が、最後に食べたいごはんは。

好きな人と。
好みの味で。
楽しく。

好きな人と

私の両親は、物心ついた時から仲が悪く。
姉とも疎遠。

だから。
私にとって、家族は夫と息子。

きっと、夫と。
まだいてくれたなら、息子と。
もしかしたらそのパートナーと。

ただ、うちは長命な家系で、夫は短命な家系で。
だからいつまでいられるか、心配。
息子には自由に羽ばたいてほしいし。

いられたなら、夫と息子と。

大好きな友人が、つきあってくれたらうれしいけれど。
ひとりでも、楽しむ。

好みの味で

すごいお店で素晴らしい味をいただきたいのではなく。
いつもの、好きな、味。
だから、自分で作ろうか。

大事なのは、メニューではないから。

たとえば鳥肉のお鍋とか。
もも肉、手羽、それに鳥のふわふわつみれも入れて。
太くて、トロリと甘い下仁田ネギ。
よく煮た白菜。

副菜を、いくつか。

青菜のおかか和え。
ぬか漬け。
鯛のお刺身のごまあえは、多いかな。

お鍋のスープも味わい深い。

お鍋が終わったら、おじやにして。
玉子を入れて、コショウを振って。
アサツキを刻んで、のせよう。


おなかいっぱいで、デザートまで、行けそうもないけれど。

季節のフルーツのタルトをひと口。
作っておきたいな。

最後に、甘いもので、自分を甘やかしたい。

楽しく

何でもない、おしゃべりができる。
会話の大切さは、時とともにわかる。

今日か、明日終わる、とわかっていても
会話は広がる。

言葉のときめき
安らかな笑顔。
静かな心。

一番は、自分の好きな時間。
ということ。

ひとりでも、だれかとでも。

心に
天の川の
光の粒が流れる

小さな、きらめき
そんな、時間

書いていて、こんな風に終われたら幸せだなあ、と。
ふわふわの甘い、ごはん。
父も、母も、そうはできなかった(母は存命だけど、認知症で)。

自分の人生を自分らしく終わることができるってどういうことか、考えました。

くまさんの企画に参加しました。
くまさんは、とてもチャーミングで気持ちの行き届いた女性です。
この企画も、ただ「最後のごはん」ではなくて、本当はもっと、すごく、深い。

企画参加者の記事はとっても深い。

食べないことも、最後のごはん。

お二人を紹介させてください。

グッとくる、深い記事です。
ああ、こんなに深い気持ちが、「さいごに何食べたい?」から導き出されたんだなって。
読めて、幸せでした。

あらためて、くまさん、すてきな企画をありがとうございます✨✨

※イラストはリカさんからお借りしました。ありがとうございます。


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