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クロワッサンの朝食って、どうして特別なんだろう

朝食に、クロワッサン。

似た言葉をどこかで聞いたことがある、という方。
フランス映画好き?

あとで触れましょう。


触れるとカサリと皮がはがれるような、サクサクのクロワッサン。
たっぷりのカフェオレ。

パリの朝食の感じがして、好き。

うちはそれに何かしら、玉子やスープなどを・・・つけるけれど。

20211108クロワッサンの朝食 (2)

パリ、サク、の食感は1日しか持たないので、なるべく早く食べたい。
休日に買って、翌朝いただく、特別感。

ひと口分をちぎって、ハラハラッと皮が落ちて。

中の白い部分はジュワっとして、バターの香り。

口の中でもサクサク落ち葉を踏むみたいな音がする。


『クロワッサンで朝食を』というフランス映画がある。

さわやかな朝の映画では、まったくない。

年を取ったわがままな女性(ジャンヌ・モロー)に振り回される家政婦。
というと身もふたもないが、女性の孤独と友情、悲しみと喜びを深く描いている。

フランスの、成熟した女性の映画。


その中で、女主人フリーダが朝食にクロワッサンを頼む場面があって。
スーパーで買って用意する家政婦のアンヌ。

それをすてるフリーダ。
ただの意地悪かと思うが、フリーダはいう。
「スーパーのクロワッサンは、プラスティックよ」

その後、パン屋さんで買ったクロワッサンを出すと、食べる。
ほっとするアンヌ。


このシーンがとても印象的で。

スーパーで買ったクロワッサンなんか食べないわ、というところにフリーダのライフスタイルと、プライドと、性格が出ている。

わがままじゃなくて、カッコイイ。


おいしいクロワッサンはパン屋さんで。

買ったら、つぶさないようにそっと持ち帰る。

触感と香りと食感。
ハラハラと薄い皮、香ばしいバターの香り、そしてサックリ、ザクッとした歯触り・・・

特別な朝を感じさせてくれる。


ありがとうフルーツ


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