クロワッサンの朝食って、どうして特別なんだろう
朝食に、クロワッサン。
似た言葉をどこかで聞いたことがある、という方。
フランス映画好き?
あとで触れましょう。
触れるとカサリと皮がはがれるような、サクサクのクロワッサン。
たっぷりのカフェオレ。
パリの朝食の感じがして、好き。
うちはそれに何かしら、玉子やスープなどを・・・つけるけれど。
パリ、サク、の食感は1日しか持たないので、なるべく早く食べたい。
休日に買って、翌朝いただく、特別感。
ひと口分をちぎって、ハラハラッと皮が落ちて。
中の白い部分はジュワっとして、バターの香り。
口の中でもサクサク落ち葉を踏むみたいな音がする。
『クロワッサンで朝食を』というフランス映画がある。
さわやかな朝の映画では、まったくない。
年を取ったわがままな女性(ジャンヌ・モロー)に振り回される家政婦。
というと身もふたもないが、女性の孤独と友情、悲しみと喜びを深く描いている。
フランスの、成熟した女性の映画。
その中で、女主人フリーダが朝食にクロワッサンを頼む場面があって。
スーパーで買って用意する家政婦のアンヌ。
それをすてるフリーダ。
ただの意地悪かと思うが、フリーダはいう。
「スーパーのクロワッサンは、プラスティックよ」
その後、パン屋さんで買ったクロワッサンを出すと、食べる。
ほっとするアンヌ。
このシーンがとても印象的で。
スーパーで買ったクロワッサンなんか食べないわ、というところにフリーダのライフスタイルと、プライドと、性格が出ている。
わがままじゃなくて、カッコイイ。
おいしいクロワッサンはパン屋さんで。
買ったら、つぶさないようにそっと持ち帰る。
触感と香りと食感。
ハラハラと薄い皮、香ばしいバターの香り、そしてサックリ、ザクッとした歯触り・・・
特別な朝を感じさせてくれる。
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