高いスーツよりも、あたたかい言葉を着こなしたい
「言葉遣いは無料でできるオシャレ」
お笑い芸人カズレーザーさんの言葉です。言われてみればその通りなのですが、こうも見事に言語化されてきたこともなかったと思います。数年前に聞いてから、僕も改めて「言葉遣い」を意識するようになりました。
「言葉遣い」というと、言葉の意味を理解して使えているか、適切に敬語を使えているか、といったイメージが強いですが、それだけではありません。
相手に合わせた言葉を使えているか、ということも非常に重要なポイントだと思います。
例えば同じ環境で学び、仕事をしているような人であれば難しい言葉を使っても問題ありませんが、その分野に明るくない人に同じ言葉を使う人は「オシャレ」とは言えません。
言葉は自分の知識をひけらかすものでも、マウントを取るものでもありません。TPOに応じて、話し相手と円滑なコミュニケーションを取るためにあるのです。
ところで皆さんにとって、第一印象ってなんでしょうか?
やはり見た目ですよね。見た目といってもイケメンとか可愛いとかではなく、髪が整っているか、姿勢が良いか、シャツやスーツにシワがないか、靴が汚れていないか。恐らくこの辺りの見た目が第一印象になってくるのではないでしょうか。
そして、言葉遣いは第二印象です。人と初めて相対した時、視覚で外見を認識し、挨拶を交わす時、聴覚で言葉遣いを認識します。
パリッとスーツを着こなした、いかにも仕事ができそうなサラリーマンでも、第一声が「おざっす」であったら僕は信用できません。それぐらい「言葉遣い」が人に与える印象は大きなものだと思っています。
ちなみに、整髪も姿勢もパリッとした服装も、お金をかけずにできることです。僕の身につけているスーツや靴は決して高価なものではありませんが、アイロン掛けと靴磨きは欠かさず丁寧にやっています。
もはやルーティンとなっていますが、高価なものではなく綺麗なものを身につけ、キレイな言葉を意識すると、自然と自信が湧いてくるものです。
そして「言葉遣い」は決して話し言葉だけのものではなく、書き言葉でもオシャレになります。
「マジで」と書くのか「本気で」と書くのか。
「どこへ」と書くのか「何処へ」と書くのか。
「明日」と書くのか「あした」と書くのか。
カタカナ、ひらがな、はたまた漢字で書くのか、書き言葉は推敲する時間がある分、オシャレの自由度も増します。
どんなテーマで、どんな思いで、どんな場所で、どんな人に読んでもらいたくて、なんのために書いているのか、それぞれに思いを馳せて、書き言葉にも目一杯のオシャレをさせたいですよね!
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