見出し画像

嬉しかったメール

先日、もう駄目だと思っていた仕事の内定メールが夕方、トイレ(苦笑)に入ってスマホ画面をふと見ていた瞬間に通知が来た。

駄目だと諦めて、午前中に派遣会社の電話インタビューに答えた後だったので(その前日はハローワークの窓口でも相談していた)、喜びもひとしおだった。
それと同時に、「一度諦めた校正業務での採用だが、ずっとクオリティを保つ事が自分自身にできるのか?!」と一瞬迷う気持ちもあった。

ただ、子どもが小学生時代から足掛け何年?の希望していた、出版社での校正者への真の一歩を踏み出せたんだな、そう感じて、今までの苦労や努力が認められた事への達成感の方が勝った。
※実は「日本エディタースクール」とういう組織で、受講体験や、一日校正コースのリアルな体験をとっくに体験済みだった。息子の高校受験や大学受験が済んだ段階で、大田区大森にある、「かえるの学校」を密かに受講しようと企んでいた時もあった。自分の大学の学びの延長に仕事が出来ると思いこんで。私は文学部で源氏物語研究をしていたから、言葉・文字に関わる仕事が合ってると思ってた。言葉・言語への拘りがあったりする。

きっとこの拘りは、子ども時代の読書体験、演劇体験(演劇だと戯曲本を読むから)から来ていたのだと思う。
実用書でも漫画でも、教科書の本であっても、物語やエッセイが好きだった。(源氏物語は、物語文学。ただの恋愛小説ではなく、自論では「政治」が絡む男と女の生き方の見本だと思ってる)
正直言って、そこまで頭が切れる訳ではないし、大学受験でも私本人も浪人したのに、予備校時代の友達と、連れ立ってカラオケやマックでさぼったりしていたタイプで、そのおかげもあって、受験に大失敗したのだ汗

でもずっと成長してからも、文字・活字文化が好きだった。

特に私の心を捉えて忘れない詩の一つがこれだ

『わたしを束ねないで』詩人:新川和江 童話屋刊行

中学生?の時に、私の心に引っ掛かったのはまさにこれ。
今でも胸の奥底にあると思う、詩がこれだ。

何事からも自由で、縛られたくない、母という名の、娘という名に縛られたくない
それがきっと今でも心の奥底で流れているのだと思う。
※知ったきっかけは全く覚えてないし、昨年古本でこの本を手に入れた位、詩には実は教科書で読む程度しか興味は無かった。

我が息子も、実は本を読むタイプで、高校生の時に太宰治『人間失格』等を完読していて、今でも息子の本棚にはこの文庫本がある。正直ラノベの方が彼の本棚には多いけどw私も漫画やラノベを読んではいたので、血かな^^;

校正は、簡単な仕事ではない。でも定年を区切らずに働き続けられる職業だ。
手元にも『校正という仕事』という書籍が、自分の本棚に並んでいるし、丁度一年前にもオンラインでセミナーを受けた。ただ、あの時はプロの校正者たちに圧倒されて、もう無理だ、と諦めて、そこへの道を放棄しようとした。
今回の採用はアルバイト採用での内定。
不死鳥の様に、蘇った 
大袈裟だけど、そうメールを読んだときに感じた本音だ。

ハリーポッターの『不死鳥の騎士団』ではないけど、また仕事をするという航海の旅に私は踏み出す。

青臭いなと自分でもこのnote書きつつ、思ってるけどw
自由に飛び立てるってこういう事なんだな、そう実感してる。
夢を諦めずに追う事で、結実する事は素晴らしい事。
息子にも真っ先に話したら、「おめでとうお母さん!」と言われたし、旦那にも「今日はお祝しないとね」母にも電話越しだけど、涙ぐみつつ、「良かったね、長年の苦労が報われて」と言われた事が一番嬉しかった。
自分らしく生きるって、難しいし、一難去ってまた一難だ。

でもようやく暗闇から抜け出せた(一時かも知れないので、実はそこまで楽観視はしてないw)
それでも大きな第一歩だな、自分ではそう思ってる。(これもPCに打ちつつ、少し涙が滲んできた。涙もろいな自分)
感動って、自分のもの。他人から押しつけられるものではないと思う。
特に点数で合否が分かれる、資格試験の合否よりも、就活はまだよく知らない相手側とのコミュニケーションだと思うから、尚更嬉しい。

まだ、雇用契約書を取り交わした訳でないので、社名は控えるけど、キチンとした出版社に採用される、認められるって、嬉しいものです。
地味でもいい、テレビで見た「校閲ガール」じゃないけど(ガールという年齢じゃないし)挑戦は今後も続く~

このnoteの海で、出逢って付き合ってくれたフォロワーの方へも
感謝の気持ちを贈りたいです。
ありがとうございました!! 
noteに出逢えて良かった!!!! noteの運営の方々もありがとうございました。今後も続けて、綴って行きたい
そう決意しつつ、寝ます笑 

いいなと思ったら応援しよう!