名古屋弾丸日帰り紀行~③市政資料館
⬇前回の続きです
宗春ゾーンのPOP☆OVER
東門から宗春ゾーンへ入ってすぐの「POP☆OVER」にて休憩タイムです。
それぞれ水分と糖分を補給しながら、今までの反省とこれからのスケジュールを検討しました。
徳川宗春とは
このエリヤ名の元となった徳川宗春は、7代藩主で、当時の江戸幕府の「享保の改革」による質素倹約に真っ向から対抗して、独自の開放政策を実施し、名古屋を繫栄させた尾張藩の名君なのです。
奇抜な政策に奇抜な行動、そして服装も奇抜な傾奇者でしたが、名古屋人の派手好きなイメージは宗春が大元なのかもしれませんね。
皆様の情報から
今回の紀行予定を記事にしたら、コメントで様々な情報をいただきました。
名古屋弁の自販機を見つける事できませんでした!
バリバリの方言を聞いてみたかったのですが、残念です。
金シャチ横丁は、情報通り空いていてノーストレスでしたよ。
このコメントは、ちょうど名古屋へと向かう近鉄特急「ひのとり」中で気付き、早速メンバーのグループLINEに提案して賛同を得ました。
ぎりぎりセーフのナイスプレーです。
結構近いので、このあと立ち寄ちよる事にしました。
出口付近に金シャチがあるのですが、ただのオブジェかと思っていたら「ウォータークーラー」だったのです。
通りすがりに気付いて、ちむどんどんして、思わず言ってしまいました。
市政資料館
「市政資料館」へ向かう途中に名古屋城の外堀を横切りました。
空堀の中央に無造作に置かれている石は修繕のためのものなのか?
それともただの放置なのか?
両サイドの石垣を見る限り、どこを修繕するのか素人の私にはわかりません。
出来町通(215号線)沿いを西へと歩いたのですが、車が少ない事に驚きました。
平日は社用車で渋滞というのが大阪では当たり前なのですが、
この辺りには企業は少ないのか?
それとも名古屋城目当ての土日の行楽客が多いところなのか?
この日は大安だった!
「市政資料館」の敷地には裏から入って、建物の周りを半周したのですが、ここも雑草が多い。
きっと名古屋市民は、庭の手入れなど、そんな細かいことは気にしない大らかな方々であるようです。
正面エントランスが見えると、結婚式だと思われるカップルが撮影していました。
この時は、ただの結婚式の前撮りか?程度に軽く思っていたのですが、この日は「大安」だったので、この事が大幅に予定を狂わせることになってしまいました。
この写真を撮るために、どれほど待った事か!
入れ替わり立ち代わりカップルが表れて、ここで何ポーズも写真撮影をするため、待ち時間というロスが出ました。
この写真の手前には、私たちのような他の観光客も待たれていて、一時はこの玄関ホールに大勢の人たちが順番待ちをしていました。
それらの撮影カップルたちの合間を見つけてやっと撮れたの写真なのです。
ここで全員での記念すべき写真が撮れそうだったのに、大阪のおばちゃんたちがいちびるスキなどありませんでした。
それもそのはず、ここで結婚式ができるのですね!
たまたま知らずに「大安」に来た私たちが悪かったという事です。
それでも合間をぬってなんとか写真は撮りましたが、「大安」でなかったら、もっと面白い写真が撮れたかもしれません。
それでも館内にある裁判所や拘置所、会議室などは”待ち時間”の間に抜け目なくシッカリ見学しました。
大阪の中央公会堂と似ているなと思いつつ、実際にこの建築を見てみると、確かに似ていて、大阪のは1918年(大正7年)の建築なので、たった3年しか違わないのです。
そういえば、大阪の中央公会堂もウエディングはできます。
ネオルネッサンスとかバロックとか、この頃は流行っていたようですから、日本各地で取り入れられ、左右対称の作りや吹き抜けなどの特徴ある構造は最先端のトレンドだったようです。
すでに15時過ぎ。
次の目的地・「熱田神宮」を目指して、市役所駅7番出口に戻ります。
やっぱりハプニングは起こった!
市役所駅から熱田神宮に行くには同じ紫色ラインの「名城線」左回りの「神宮西」まで行きます。
同じ路線の8駅目なので、路線図を確認して「金山駅」から2個目だと再認識して電車に乗りこみました。
今回は乗り換えは無いので完全に安心して、車内も空いていたので座って雑談していたのです。
雑談しながらも「金山駅」に着くと、
「あと2駅やな」とダメ押しで確認までしていました。
ところが。。。
2駅目のホームに滑り込むと「六番町」というノーマークの知らない駅名が目に飛び込み、
私とチコさんは顔を見合わせ、
「え? ここどこ?」
と、顔面蒼白になり、乗り換えなしの同じ延長上の「神宮西」のはずが、どこでどう間違えたのやら頭が回らず、あたふたしていると、ちょうど向かいの席に座っていた地元のおばちゃんが、私たちの様子を見て。
「どこまで行くの?」と聞いてくれたので、
「熱田神宮!」と即答すると、
「あー、線が違うわ!降りた方がいい!」と即答を聞き、
私たち5人は一斉に飛ぶように立ち上がり、ホームに走り出ました。
要するに「金山駅」は「名城線」の他に「名港線」が出ていて、2つの線が合流していたのです。
たまたま私たちの乗った電車が、本線の「名城線」を逸れる名古屋港行きの「名港線」でした。
これはわからん!
「名港線」なんて、まったく眼中になく、そっちへ行くなど1ミリも想定してない。
いやできないでしょう。
城と港の一字違って、真逆の方向へ進むなんて~~~!
ややこしいわ!
大急ぎで「金山駅」まで2駅戻り、本線の「名城線」に乗り換えて、無事に「神宮西駅」で下車しました。
後から思うと、電車で声掛けして下さった年配の女性、今にも電車の扉が閉まりそうなのを配慮して、
「降りた方がいい!」とハッキリ言ってくれたのは、本当にありがたい事でした。
瞬時に説明するより、まずは降りろと言う言葉は、あの時点で最も必要な事でした。
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