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鎌倉殿と平家物語

日曜の夜は忙しい。

夕食を終え、片付けて入浴を済ませた後、毎週録画している番組を一気に見るからです。

すっかり就寝準備を整えてから、それこそ真剣な集中視聴タイムです。


源氏側のストーリー

もちろん一つは今年の大河ドラマの「鎌倉殿の13人」。

いよいよ挙兵して、源平合戦の幕開けとなり、北条家の嫡男であり、義時の兄である宗時が命を落としました。

彼が弟である義時に言い残した言葉は重かったですね。

「源氏も平氏もどうでもよいのだ。北条こそが世を治める。それには頼朝が必要なのだ!」

細かいセリフは忘れたが、だいたいこんな意味だった。


この言葉に北条の本音が出たし、これから先の方向性が決定付けられました。

それを聞いて、義時の一瞬明るくなった表情に、これからの躍進が暗示されるようでした。



平氏側のストーリー

それと今年に入ってからレギュラー放送が始まった「平家物語」。

大阪では、毎週木曜25:55に関西テレビで放送されていて、まさしく「鎌倉殿…」とは違った方向からの同時代の作品なので、非常に興味深いのです。

祇園精舎ぎおんしょうじゃの鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹さらそうじゅの花の色、盛者必衰じょうしゃひっすいことわりをあらはす》
平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。
亡者が見える目を持つ男・平重盛は、
未来さきが見える琵琶法師の少女・びわと出会い、
「お前たちはじき滅びる」と予言される。

出典:平家物語H.P



とうとう、平氏の棟梁であり、清盛の嫡男である重盛が病死してしまいました。

重盛が生きていたら、平氏の滅亡は免れたのではないか?

そう思えるほどの良識ある人物で、政権は手放していたかもしれないが、滅亡はなかったのではないかと思えるのです。

10年前の2012年大河ドラマ「平清盛」では、窪田正孝さんが重盛役で、その迫真の演技に驚いたものです。


アニメとはいえ、とても繊細な描写にすっかり惹き込まれ、一人一人のキャラクターが生き生きとしていて、この先の彼らの最期を思うと、今から胸が詰まる思いです。



2つの作品から時代を立体的に俯瞰ふかん

同時に同時代を全くの逆方向から見れるのは、よりその詳細を俯瞰できて、非常に感情移入してしまいます。

両作品ともキーパーソンとなる後白河法皇の今後の描写にも、大いに注目しています。

アニメの方でも後白河法皇が清盛に対して不信感を持ち、警戒し始めました。
いよいよ物語が急旋回する方向へと舵をきってきました。


この先の「南北朝時代」においての後醍醐天皇もそうなのですが、武士を敵対させる張本人というべき存在になり、時代は転換してゆくのです。

これからの上皇のずる賢い言動が見ものでもあります。

天皇や上皇の存在が大きく、政治に干渉するこの辺りの時代は、話をややこしくして、一層面白くなりますね。


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とどめが鬼滅の刃

そして、23時15分から放送の鬼滅の「遊郭編」です。

これも一応は毎週録画しているのですが、上記作品を見た後にその勢いでリアルタイムで見てしまいます。

それはそうと、
ちょっと鬼殺隊の柱、弱くないかな??
簡単にやられ過ぎではないか??

と、意地悪な見方をしてしまうのですが、まぁ相手は生身の人間ではなくて鬼なのですから仕方ないのかなぁ。

今回の終わり方が、どうなったのかよくわからないものだったで、最終決戦となる次週がとても楽しみです。

長男は原作を読んでいて、結末を知っているようですが、絶対に言ってくれません。


これらを一連の流れで一気に見る日曜の夜は、程よく高揚して、気持ちよく眠りにつけるのでした。



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千世(ちせ)
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