探鳥会レポート<O山編>2/3話 2022年10月 気が利くノスリ
先日、ニコ支部I分会の探鳥会に参加してきました。
場所はO山という森林公園です。
今日はニコ支部会長が来ていて、会長と役員が話し込んでいました。
いつもならここで引き返すのだけど、この先に珍しい鳥がいるので、先に進みたいとのことです。
ニコ会長が
「いいじゃない」
こう答えたのを耳にしたので、ちゃっかりその後に付いていきました。
川の上流にいたのは茶色いカモでした。
ヨシガモという色の鮮やかなカモらしいのですが、まだ繁殖羽根に生え替わっていない地味な色をしていました。
オスは尾が黒くなっているそうです。
ヨシガモを見たところでUターンしました。
途中で女性が
「ノスリが入っていますよ」
こう周囲に呼びかけているのを見ました。
スコープという望遠鏡を持参した人がノスリに合わせてくれて、ちょうど見られるのだそうです。
さっそくのぞかせてもらいました。
電柱に、横になるように付いている棒の先にノスリが2羽止まっていました。
横棒の右端と左端に1羽ずつ、おなかを向けているのと、背中を向けているのと。
一度にノスリをおなかと背中の両側から楽しめました。
「これは珍しい!」
「まるで図鑑」
私が気が利くノスリを面白がっていたら、スコープを覗きたい人が後ろに列を作りました。
川を下流へ、もと来た山には戻らず、そのまま川沿いに下流へ進みました。
草原の広場になっていて、そこで足を止めている人がいました。
ヒーチョ、ヒーチョ
何の鳴き声だろうと思っていたら、近くにいた人が教えてくれました。
倒れたススキの真ん中に止まって鳴いているのはホオジロでした。
可愛い声で鳴いていました。
広場あたりが川の合流地点になっていました。
川幅が広くなっていて、マガモやカイツブリが見えました。
探鳥会ご一行の中に、庭師だという人がいて、
「これは実が小さいから、エノキ」
実のなっている植物を教えていました。
広場を出ると、アスファルトで舗装された道沿いに、さらに川を下りました。
3につづく。