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心臓の健康、運動。どうするサプリ

「心臓の健康」


定番サプリメントのフィッシュオイル(EPA DHA)。


その摂り過ぎ、心室細動を招くかもしれない、というニュースが、ありました。


動脈硬化減らすDHA・EPA とり過ぎは心房細動を誘発? - 日本経済新聞 (nikkei.com)


「カラダに良い」と言われると、つい、摂ってしまいがち。


バランス、留意したいものです。



それでは、心臓とサプリメント


「ターミナリア アルジュナ」その2です。


この実験対象は「若い大人」。


ただ、くれぐれも、ドーピング検査を受けるアスリートは、アルジュナを使うことはできません。


「運動する若い大人における、心機能へのE-OJ-01抽出物(アルジュナ エキス)の効果」


Effect of E-OJ-01 on cardiac Conditioning in Young Exercising Adults:A Randomised Controlled trial.


PMID:27930383

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=27930383



Abstract

背景と目的:心臓の健康は、運動パフォーマンスに影響を与えます。


身体データをみると、最大心拍数の増加は、持久力の増加をもたらします


ターミナリア・アルジュナ(TA)は、心血管の健康に、様々な有益な影響があることが分かっています。


今回の研究は、健康な若年男性におけるアルジュナエキスの、心臓の状態を示すマーカーへの効果を研究することです。


研究デザイン:ランダム化二重盲目試験の形式で行い、運動を行っている若年男性に、サプリメントとして、アルジュナエキスを内服してもらったうえで、効果と安全性を評価しました。


32人の健康な男性(18-40歳)で、持久性運動を行っているひとを対象に、56日間 400mgのアルジュナエキス、もしくはプラセボを内服してもらいました。


LVEF(※訳者注:左室駆出率)、右室 or 左室 MPI(myocardial performance index)(※:収縮能低下、拡張能低下のどちらでもMPI値が増大する)、


そして、Borg RPE(※:自覚的運動強度~運動時の主観的負担度を数値で表したもので、その数値が低いほど楽な運動であり、高いほどきつい運動となる)を研究開始前、内服後28日目、56日目で評価しました。


さらに、開始前および内服後56日目で、CK-MBおよびトロポニンT値についても評価を行いました。


結果:プラセボ群と比較して、56日目の時点でアルジュナエキス内服群では、LVEFの有意な改善が認められ(P=0.0001)、また、右室MPIの有意な低下も認められました。(P=0.001)


Borgスケールでとらえられる運動後の疲労度では、プラセボ群と比較してアルジュナエキス内服群では、減少が認められました。


CK-MBおよびトロポニンT値には有意な変化は認められませんでした。


結論:アルジュナエキスは、健康な若年男性において心血管能率をあげ、心臓の状態を改善することがわかりました。


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アルジュナの持つ効果には、心臓への働きが期待できる、これはどうやら、間違いのないところ、と思われます。


ただし、何事においても「過ぎたるは、及ばざる….」も、また、間違いのないところ、と思われます。


ちなみに、台湾行政院衛生署においては、「アルジュナ樹皮抽出物を原材料とする食品について、一日摂取上限量を300mgとする」


と公告されています。


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