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あるカーデザイナーのクルマ選び

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このタイトルを目にして、こだわりのクルマ好きのお話かな?と思われた方はごめんなさい🙏 多少はクルマがわかる人の想いが入ってはいるとは思いますが、エンスーの人には、ハッキリ言って…
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あるカーデザイナーのクルマ選び001

あるカーデザイナーのクルマ選び001

はじめに
自動車会社に約40年勤め、そのほとんどを商品企画とスタイリングデザインの仕事に携わってきました。そんな私の個人のカーライフについて書いてみました。

こう書くと、「きっと車マニアが、こだわりの旧車を大切にして、優雅なガレージライフをしているのだろう」と思われがちですが、全くそんなことはありません。そういう暮らしに憧れながらも、現実の生活はそれとはほど遠いのです。

しかし、だからと言って

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あるカーデザイナーのクルマ選び002

あるカーデザイナーのクルマ選び002

私は自動車をデザイン、開発する側の人間でしたので、普通の人より、いろんな車に試乗する機会が多かったと思います。

しかし、自分で購入して、自分の暮らしの中で使うのと、一時的に運転するのでは違うところもあります。

でも、一時的であっても、いろんな車に試乗してみるというのは楽しいですし、毎回いろんな発見がありました。

会社の比較参考車を借りた後は、返却する前にガソリンを満タンにして、洗車して返すの

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あるカーデザイナーのクルマ選び003

あるカーデザイナーのクルマ選び003

1st Car

1976 TOYOTA Corolla Liftback 
 Hi-Delux ホワイト

この車は、排ガス規制が日本でも厳しくなり、軒並み、各社のスポーツモデルが生産中止になったりした時代に生まれた車でした。

この世代は4ドア/2ドアセダン、2ドアハードトップ(セダンベースのサッシュレスドア)、2ドアクーペ(低全高でドアパネルもセダンとは共用しない専用化)、3ドアリフトバック

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あるカーデザイナーのクルマ選び004

あるカーデザイナーのクルマ選び004

さてエンジンはというと、改造にはお金もかかるので、点火コイルをトランジスタにかえ、点火タイミングを極限まで調整し、パワーというよりレスポンス重視でした。と言っても元がTTCーLという触媒ではなく希薄燃焼型の排ガス対策エンジンなので、気休めなのですが、それでどこまで頑張るかという変なこだわりで楽しんでいました。

そして、足回りはホイールとタイヤに加え、後にアブソーバーのみをカヤバに交換しました。当

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あるカーデザイナーのクルマ選び005

あるカーデザイナーのクルマ選び005

ここで少しだけ、この時代のカローラ30のバリエーションについて触れておきましょう。

写真にあるように、基本のボディ形状はこの5バリエーション。写真にはないですが、セダンベースのライトバンというボディもありましたので、10種+1です。
バンにはカローラ/スプリンターの作り分けはなかったと思います。そこもさすがトヨタ、商売用の車には無駄なコストをかけずに価格を抑える狙いもあったのだと思います。

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あるカーデザイナーのクルマ選び006

あるカーデザイナーのクルマ選び006

さて、本題に戻りましょう。
なんと!私は、そのカローラリフトバックでレースに出ることになったのです。

レースといっても、A級ライセンスを取るための模擬レースです。

その前には、B級ライセンスで競技に出場経験がないとA級取得の権利がありません。それを同時にやれるイベントがあり、参加することにしました。
ずっとレースを続けるほど、お金はなかったので、ただ、サーキットを走れるのが嬉しいというのとA級

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あるカーデザイナーのクルマ選び007

あるカーデザイナーのクルマ選び007

このカローラリフトバックという車は、全高はセダン系のカローラ/スプリンターより低くクーペをベースにロングルーフ化しテールゲートを付けたスタイリッシュなマルチパーパスカーでした。

私の中では欧州車のシューティングブレークやMGBクーペのイメージに近いと勝手に思っていました。

その頃スポーツ系というと、ややオイル臭い感じがする硬派なイメージが多い中で、ちょっと洒落たスポーティーさが大好きでした。

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あるカーデザイナーのクルマ選び008

あるカーデザイナーのクルマ選び008

2nd car

1982 VOLKSWAGEN Golf1 3ドア
GLi (インジェクション) 初期型 ホワイトT自動車にデザイナーとして採用してもらった私は、愛知県で独身寮生活を開始しました。

給料をもらえるようになり、会社の信用のおかげでローンも組めるようになりました。
同期の連中は最新型の16バルブや24バルブといったハイスペックエンジンを搭載した新車を購入していました。その多くは、新

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あるカーデザイナーのクルマ選び009

あるカーデザイナーのクルマ選び009

ミニのスポーツバージョンといえばクーパーSに代表されるブリティッシュなハンドリンカーのイメージしか持っていなかった私は、ターボというのがどうもイメージと違いました。

ポルシェなど欧州車には優れたターボ車はたくさんありますが、ミニのターボ?何でわざわざ、というのが正直な気持ちでした。
そして見かけも、これでもか、というようなオーバーフェンダーとフロントスカートでした。

ミニ好きはクロームが程よく

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あるカーデザイナーのクルマ選び010

あるカーデザイナーのクルマ選び010

探し始めて程なくして、少し外観をGTI仕様に手を加えたGLiを見つけ、試乗さててもらうことになりました。

さすがに、ドライビングポジションは今まで乗ってた、やや低めのFR車と違って、2BOX、FFのコンパクトカーのパッケージングの車だけあって、かなりアップライトな運転姿勢。心配したほどペダル類の内側オフセットはないものの、なんか内股で歩く感じ。

しかし、走り出して見ると、何のストレスもなく、ス

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あるカーデザイナーのクルマ選び011

あるカーデザイナーのクルマ選び011

連載10回記念!

梅雨なのか、梅雨でないのか?はっきりしない休日ですが、紫陽花とカタツムリが似合いそうなゆっくりと静かな朝ですね。

連載と言うほど大したこともないのですが、しかもたかだか10回なので、大変恐縮ではあるのですが、連載という方が、自分的には盛り上がるのでご容赦ください。

まだまだ、2代目が終わったばかりで、ちょっと箸休め?にしては早過ぎるとお叱りを受けるのを覚悟で、少し脱線してみ

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あるカーデザイナーのクルマ選び012

あるカーデザイナーのクルマ選び012

3rd car

1978 TOYOTA Carina 1600GT
初期型 4ドアセダン 
ウレタンバンパー アイボリーホワイトゴルフを売って追い金なしで手に入れたのが、発売当時”足のいいヤツ”と言われたカリーナセダン。

セリカとハードコンポーネンツを共用しながら、その当時はファミリーセダンと言われていたジャンルの車のスポーツモデルがこのGT。

DOHCエンジンを積んだものはサッシュレス2ド

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あるカーデザイナーのクルマ選び013

あるカーデザイナーのクルマ選び013

4th car

1984 TOYOTA Hilux Surf 
2.0L ガソリン SR
オートマチックデフロック ホワイト
私の新婚生活が念願の2TGエンジンとの出会いから始まり、カリーナで初めてのトヨタディーラーさんとのお付き合いも始まりました。

そして、たまたま、買い物に行ったついでに立ち寄った、お世話になっていた、販売店で出会ったのがこのハイラックスサーフでした。

結婚した時、妻の実

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あるカーデザイナーのクルマ選び014

あるカーデザイナーのクルマ選び014

そうやって、初めてのクロカン4WDがやってきました。

白いFRPトップを目立たせるため、ボディ色は有彩色を選ぶオーナーが多かったので白のサーフは少なかったと思います。あっても、写真の様な大きいサイドデカールが貼られていたので、私の車の様に全体が真っ白のものは見たことがなかったです。

ただ、そのままでは、ちょっと未完成感もあるので、最低限の仕立てを考えました。

その頃、取得したスキューバダイビ

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