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「真夜中に書く詩」のようなもの

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真夜中に書く自己満足と自己陶酔の発散みたいな雑文
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ぼやぼやぼや

ぼやぼやぼや

マンガを作る段階で一番好きなのは、ネタが出てくる瞬間。初期衝動というやつ?

たいてい、生活してる中の何でもない瞬間にふっと思いつく。

アイデアが降ってくる、というよりは、筍掘りに感じが近い気がする。土の中から先っぽだけ出した筍を、歩いていたらたまたま見つけて、掘り出すというような。

電車の中で隣に座った女子高生達の会話とか、街中の看板に小さく描かれたラクガキや、通りすがった食べ物屋さんの黒板

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必要としてくれる人

必要としてくれる人

昔、レイモン・サヴィニャックの言葉で、『伝えたいことを、伝えたい人に、伝わるように、伝えること』がコミュニケーションであり、アートである、というのを聞いたことがある。(違っていたらすみません)

つい最近、バズらないほうが良い、必要としてくれる人に必要としているものやことを確実に届けるほうが重要だ、っていう記事をいくつか読んだ。自分を必要としてくれる人をきちんと把握していることもセンスのうちだと。

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私だけの静かな場所

私だけの静かな場所

静かな場所が好きだ。

誰も居ない場所ではなくて、人がたくさんいるのに、そこだけぽこん、と穴が空いたような静かな空間だ。

例えば、大型のショッピングモールの広い通路脇に置いてある、ゆったりとしたソファなんかはまさに最適で、必ず座る。
買い物は全くせずにソファに座りにいくだけの時もある。
出来たら大きな窓ガラスがあって、外の景色も見えたりなんかしたら良い。

都会の中にあるチェーン店のカフェも好き

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大切なひとが先に死ぬということ

大切なひとが先に死ぬということ

好きなひとには、私より先に死んで欲しい。

昔からずっとそう思っている。

(もちろん、事故とか病気になって欲しいとかではなく、出来たら寿命を全うするような自然な死に方です)

親はもちろん、大好きな友人や恋人、今は居ないけどいつか絶対に飼いたい猫や、心に届く絵や漫画や文章を書く人達、大好きなミュージシャン達。

みんなに、私を残して先に逝って欲しいと思ってる。(うんと年下だったりしたら難しい

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偏見という名の松明

偏見という名の松明

偏見というのは暗闇に灯す松明みたいなものなのではないかと思う

知らない場所
知らない人
知らない言葉
知らない匂い

見えてるのに聞こえてるのに
意味が分からなければそこはまるで漆黒の闇
前後左右も分からない、出口も入り口もない洞窟に迷い混んだような気持ちになる

そんな時
私は心に松明を灯す

足がすくみ、体が、心が固まる前に
闇の中で自分の姿を見失わないように

松明は、今までの私がかき集め

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