おうちで中華 - 芫爆牛百葉(牛センマイのパクチー炒め)
先月の醋溜木須(牛肉と卵の黒酢炒め)に続き、今日の料理も北京の牛街というムスリム街で知った清真菜(ムスリム料理)だ。
その名も、芫爆牛百葉(牛センマイのパクチー炒め)。
芫爆牛百葉 芫爆牛百叶
yánbào niúbǎiyè
珍しい名前なので解説しておくと、「芫爆」とはパクチーと共に食材を炒めること。パクチーの中国語名として最も使うのは「香菜」だが、「芫荽」という異名もあって、そこから来ている。そして、「牛百葉」は、牛センマイのヒダを百枚の葉に例えたものだ。
面白いことに、この料理、パクチーの茎だけを用いる。サラダ的な冷菜には葉だけ使った方が歯触りがいいから、残った茎を上手く使おうとしたのではないかと想像しているが、経緯はよくわからない。
ただ、いざ食べれば、香菜の茎と牛センマイの相性の良さはわかる。シャキシャキの茎とブリブリの牛センマイの見事な対比。噛むたびに香菜の香りが広がって、食用を刺激する。
味付けも至ってシンプル。強めの塩胡椒が香菜の香りと牛センマイの旨味を引き立てて、ああ旨い。思わずビールをグビリだ。
清真菜(ムスリム料理)って何故か酒を呼ぶんだよな。
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