おうちで中華 - 葱油鶏(茹で鶏の葱油だれ)
今日は、江南料理の名菜・葱油鶏(茹で鶏の葱油だれ)をご紹介しよう。僕の大好物であり、誰に出しても受ける鉄板の冷菜である。
白切鶏(茹で鶏)を紹介した際、「茹で鶏をマスターすれば、様々な料理にアレンジすることができる」と書いた。この葱油鶏は、その中でも最も簡単なアレンジ料理かもしれない。
しかし、簡単なくせにべらぼうに旨いので、我が家では年がら年中作っている。何回作ったかなんて思い出せもしないほどの定番だ。
葱油鶏 葱油鸡
cōngyóu jī
この料理の魅力は、なんといっても葱油。とろりとして香り高い葱油はしっかりと鶏肉にからみつき、白切鶏とはまた別の美味しさが生まれる。青葱の緑色が瑞々しく輝き、目にも美しい。
僕の場合、葱油鶏を食べるときの酒は、紹興酒一択。ひと口かじっては紹興酒を舐め、酒を舐めてはまたひと口。実に幸せなひとときだ。
クセのない味なので、酒を飲まない人にも受ける。4歳の我が子も、「これはおいしいねえ!」と手をベトベトにしながら瞬時に数切れを平らげた。
白切鶏(茹で鶏)を作る手間は量が増えても同じなので、我が家ではたっぷり作り、初日は白切鶏、翌日は葱油鶏に仕立てることが多い。
似て非なる美味しさを、食べ比べてみてほしい。
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