おうちで中華 - 手撕包菜(手ちぎりキャベツの炒めもの)
今日の料理は、手撕包菜(手ちぎりキャベツの炒めもの)。キャベツを簡単に大量消費したいなら、この料理にお任せあれ!である。
食材は、キャベツとわずかな薬味だけ。炒める時間はたったの数分。それなのに食べ応えバッチリのひと皿が出来上がるので、とても重宝している。
手撕包菜
shǒusī bāocài
甘辛酸っぱい醤油味が、この料理のポイントだ。味が染みにくいキャベツには、やや濃いめの味付けがピタリとハマる。コクや辛味がしっかりしているので、キャベツ単体の料理なのに、ビールにも合うのが嬉しい。
元々は湖南料理(凄まじく辛い料理体系)なので、現地では舌が震え上がるほど辛いものが出ることもある。辛い物好きは自分好みに調整してほしい。逆に辛味なしで作っても旨いので、子供がいる家庭でも楽しめる。
余談になるが、キャベツは中国でも比較的新しい野菜で、中国で栽培され始めてからまだ百数十年と言われている。そのせいか、地域や品種によって様々な呼称が存在し、これが実にややこしい。
例を挙げると、圓白菜 包菜 甘藍 大頭菜 高麗菜 蓮花白 疙瘩白 卷心菜 洋白菜 茴子白 苞苞菜 球白菜…。覚えられるかー!!と言いたくなる(笑)。
ともあれ、この料理を知れば、今後の人生でキャベツの大量消費に悩むことはない。キャベツは春キャベツと冬キャベツを合わせると半年は旬が続くので、日常の野菜補給料理としても打ってつけ。ぜひお試しあれ。
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