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【分量完備】春から夏の中華料理20選vol.2

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春と夏が旬の食材を使った本格中華料理レシピ集です。レシピは単体でも買えますが、マガジンだと1本あたり50円未満と大変お得です!
本場で知った味をそのままに、素人でも作れるシンプルな料理を厳選しています。化学調味料や鶏ガラスープ…
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【分量完備】おうちで中華マガジン - 春から夏の中華料理20選vol.2

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【分量完備】春から夏の中華料理20選vol.2 - 目次

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おうちで中華 - 蝦皮冬瓜湯(干し海老と冬瓜のスープ)

夏が旬なのに冬瓜。冬まで保存がきくから冬瓜。これからの季節、常温でも長く保存できる冬瓜は、使いたいときにそこにある常備野菜として大いに活躍してくれる。  冬瓜はスポンジのように味を吸うのでスープ料理にぴったりというのは、以前、花蛤冬瓜湯(アサリと冬瓜のスープ)を紹介したときにも述べた。今回はより一層お手軽な冬瓜スープを紹介しよう。 広東の家庭料理である蝦皮冬瓜湯(干し海老と冬瓜のスープ)だ。 蝦皮冬瓜湯 虾皮冬瓜汤 xiāpí dōngguā tāng食材は冬瓜と干し海

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おうちで中華 - 韮菜炒薄荷(ニラとミントの炒めもの)

今日の料理は、かつて雲南省を旅したときに知った韮菜炒薄荷(ニラとミントの炒めもの)。Twitterに載せたらわずか数日で3000を超えるいいねを頂いたので、早めにレシピ化してみた。 ニラとミント!? 誰もがそう思う意外な組み合わせが、大きな反響の理由だろう。僕だって、十数年前に初めて食べたときはびっくりした。 より大きな驚きは、これがまた実に旨かったことだ。味の濃いニラにミントの香りがこんなに合うとは…と衝撃を受け、我が家の定番料理になって早十数年が経つ。 韮菜炒薄荷

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おうちで中華 - 毛豆炒肉末(枝豆と豚ひき肉の炒めもの)

今日は枝豆を使った恐るべき料理をご紹介しよう。毛豆炒肉末(枝豆と豚ひき肉の炒めもの)だ。 何が恐ろしいって、簡単なのにあまりにも旨いので箸が止まらなくなり、腹がはち切れそうになるまで食べ続けてしまうことだ。 毛豆炒肉末 máodòu chǎo ròumòコリッとした枝豆とミチミチとした豚ひき肉が奏でる小気味よい食感のコラボレーション。甘じょっぱい醤油味が両者の媒介となり、口の中で旨味の爆弾となって爆発する。 ご想像通り、ビールには素晴らしく合う。また、これをご飯にのせる

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おうちで中華 - 手撕包菜(手ちぎりキャベツの炒めもの)

今日の料理は、手撕包菜(手ちぎりキャベツの炒めもの)。キャベツを簡単に大量消費したいなら、この料理にお任せあれ!である。 食材は、キャベツとわずかな薬味だけ。炒める時間はたったの数分。それなのに食べ応えバッチリのひと皿が出来上がるので、とても重宝している。 手撕包菜 shǒusī bāocài甘辛酸っぱい醤油味が、この料理のポイントだ。味が染みにくいキャベツには、やや濃いめの味付けがピタリとハマる。コクや辛味がしっかりしているので、キャベツ単体の料理なのに、ビールにも合う

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おうちで中華 - 油燜筍(筍の甘辛照り煮)

今日の料理は、油燜筍(筍の甘辛照り煮)。長く上海に住んでいた身としては、春に筍を見ると真っ先に思い出す上海料理であり、帰国後も毎春作る大好物である。 調理はシンプル。下茹でした筍に油と砂糖と醤油をからめて悶えさせ、甘辛く真っ茶色に仕上げる。濃油赤醤(油たっぷりの甘くて濃厚な味わい)を特徴とする上海料理の王道を行くひと皿だ。 油燜筍 油焖笋 yóumènsǔnてらてらぬらぬらとろり。シュクッとした筍に、こってり甘辛醤油味が不思議なほどよく合う。あまりの旨さに、食べた者も思わ

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おうちで中華 - 韮菜炒山薬(ニラと長芋の炒めもの)

今日の料理は、ニラの味が濃くなるこれからの季節にお勧めしたい韮菜炒山薬(ニラと長芋の炒めもの)だ。 ニラと長芋。日本では意外に思われる組み合わせだが、中国の江南地方では定番の組み合わせだ。 韮菜炒山薬 韭菜炒山药 jiǔcài chǎo shānyào炒めることでホクホクシャキリとした山芋に、そのとろみでニラが上手いことからみつく。香りも味も両者の相性は抜群で、一度知ったら病みつきになること請け合いだ。 緑と白の組み合わせは見た目にも美しく、野菜だけなのに妙に満足感が高

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おうちで中華 - 涼拌竹筍(筍の冷菜)

旬のうちに、筍料理をどんどんご紹介していこう。今日の料理は、涼拌竹筍(筍の冷菜)だ。見た目にも爽やかな、春らしさいっぱいの冷菜である。 これまで紹介した筍料理の中では、最もシンプルな一品だ。ご覧の通り、乱切りにした筍を和えるだけなので、ものの5分で作れる。 涼拌竹筍 凉拌竹笋 liángbàn zhúsǔnむちゃむちゃ簡単なのにとても美味しいから、重宝する。シュクッとした筍に青葱の香りがからんで、実に小粋な前菜になるのだ。 子供でも食べられるクセのない味でいて、酒の肴と

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おうちで中華 - 胡蘿蔔炒蛋(にんじんの卵炒め)

人参が旬を迎えましたねということで、今日は簡単な人参料理をご紹介。胡蘿蔔炒蛋(にんじんの卵炒め)だ。 思いっ切り家庭料理なので、レストランの品書きで見かけることはあまりない。だが、シンプルな味付けが人参の甘味を引き立てて、とても美味しい。身近な食材で気軽に作れるところもいい。 因みに、胡蘿蔔とは、「西域から伝わった大根(蘿蔔)」という意味だ。植物学的には人参と大根は全くの別種だが、確かにまあ、形は似ている。 胡蘿蔔炒蛋 胡萝卜炒蛋 húluóbo chǎo dànご覧の

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おうちで中華 - 葱油蚕豆(空豆の葱油炒め)

そろそろ空豆の旬がやってくる。その前に、単純にして至高の空豆中華・葱油蚕豆(空豆の葱油炒め)を紹介しておこう。空豆好きにとって、この料理を知らないのは人生の損失だ。嗚呼、全世界の空豆好きに伝えたい。 つやつやとした葱油(青葱ソース)をまとって翡翠のように輝く空豆は、実に艶めかしい。いざ頬張れば、皮まで柔らかな空豆にまず驚き、歯をかみ合わせるごとに広がる旨さにもう一度驚くことになる。 葱油蚕豆  cōngyóu cándòu空豆と葱油が奏でる香りと甘味の協奏曲。その圧倒的な

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おうちで中華 - 醃篤鮮(筍と塩漬け肉と豚肉の煮込みスープ)

筍の季節は、心が浮き立つ。今回は筍が出てきたら毎年必ず作る、上海ならではの春のご馳走スープをお届けしたい。その名も、醃篤鮮! 難解な名前だが、ちゃんと意味がある。すなわち、 「醃」=塩漬けすること。鹹肉(豚三枚肉の塩漬け干し)を指す。 「篤」=とろ火でコトコト煮込むこと。 「鮮」=生もの。生の豚肉を指す。「鮮やかな旨味」という意味もある。 つまりは、「塩漬け肉と豚肉をとろ火で煮込むスープ」という意味になる。面白いことに、主役の筍は料理名に入っていないのだが、それを入れる

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おうちで中華 - 豌豆炒蛋(えんどう豆の卵炒め)

春は様々な豆が出回り、それを卵と炒めるだけで美味しい一品になるのが嬉しい。中でも僕が大好きなのが、豌豆炒蛋(えんどう豆の卵炒め)だ。 豌豆炒蛋 wāndòu chǎo dàn  レンゲでガバリと頬張ると、ふわふわ卵の中でパツパツの豆が弾ける。その甘いこと甘いこと!鼻から抜ける豆の香りもたまらない。 豆を卵と炒めるだけの単純な料理だが、立派に食卓の主役を張れるひと皿だ。我が家では、作るたびに家族三人で取り合いになる(笑)。 春ならではのご馳走を、今のうちにお試しあれ。

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おうちで中華 - 西紅柿捶肉湯(トマトと叩き肉のとろみスープ)

今回の料理は、西紅柿捶肉湯(トマトと叩き肉のとろみスープ)。「捶」とは「打つ、叩く」という意味で、豚肉を叩いて薄く延ばすところから、この名前がある。 西紅柿捶肉湯 西红柿捶肉汤 xīhóngshì chuíròu tāng叩いて片栗粉をはたくことで、ちゅるんと柔らかくなった豚肉が実に旨い。叩くことにきちんと意味が感じられる。自然にとろみが付いたスープは、優しい旨味に溢れている。味付けは塩だけなのに、十分満ち足りた味になる。 あっさりした味わいだが、豚肉を使うのでボリューム

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