おうちで中華 - 螞蟻上樹(豚ひき肉と春雨の四川炒め)
今回ご紹介するのは、四川料理の螞蟻上樹(豚ひき肉と春雨の四川炒め)。適度な辛味が食欲を刺激し、ビールがグビグビ進む。それだけでなく、ほんのひと工夫で〆にもなる優秀な料理だ。
螞蟻上樹 蚂蚁上树
mǎyǐ shàngshù
螞蟻上樹。何やら難しい名前だが、直訳すると「アリの木登り」という意味だ。とはいえ、もちろんアリを使うわけではない。箸ですくいあげた春雨に豚ひき肉がからまる様子を、たくさんのアリが木に登っている姿に例えた名前である。
名前は難しくても作るのは簡単で、15分もあれば作れる。しかも、メインの材料は豚ひき肉と春雨だけ、調味料は醤油・豆板醤・油だけ。
本場の中国料理、特に四川料理というと、特別な調味料や香辛料が必要で大変そうと思うかもしれないが、この料理は至ってシンプルだ。
シンプルでも、味は本場そのもの。豚ひき肉がからんだ春雨をズビズバーッとすすり、辛さにあえぐ口の中に冷えたビールを注ぎ込む快楽を、是非とも味わってみてほしい。
螞蟻上樹を〆に仕立てる裏ワザも、最後にご紹介する。
レストランにはない食べ方だけど、我が家では定番。最後に汁ものを食べると胃袋が落ち着くし、ひと皿で二種類の料理が楽しめて、得した気分になれるのだ。
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