おうちで中華 - 香油毛肚(牛センマイの胡麻油和え)
今日の料理は、香油毛肚(牛センマイの胡麻油和え)。牛の三番目の胃であるセンマイをサッと茹で、胡麻油で和えるだけの簡単なひと皿だ。
「いくら簡単でも、そんなマニアックな食材の料理はいらないよ」という声も出そうだが、いつも「身近な食材で本格中華」みたいなレシピばかりでもつまらないでしょ。美味しさは保証するので、お付き合いくださいな(笑)
香油毛肚
xiāngyóu máodǔ
僕にとっては、かつて四川の成都で食べ、その旨さに瞠目した思い出の一品だ。それまで牛センマイといえば麻辣火鍋の具にするものというイメージが強かったのだが、この料理のシンプルな味わいにはひと口で虜になった。
麻辣火鍋で食べる牛センマイもいいが、牛センマイ本来の味を楽しむなら断然こっち。牛センマイのブリンブリンの食感をシンプルな塩味と胡麻油のコクと香りが引き立てて、なんだかもう異様に旨い。
冷菜なので、焦って食べる必要がない点もいい。火鍋の場合、しゃぶしゃぶしたらすぐ食べないといけないので、あわただしいもんね。
何度も口の中で咀嚼を繰り返し、牛センマイのあふれ出る旨味を味わい尽くしたところへ、冷えたビールをぐいー!あとはもう箸が止まらなくなること請け合いだ。日ごとに暖かくなるこれからの季節にぴったりの料理である。
一度作れば、病みつき必至ですぜ!
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