ちへいの畑

青森県五戸町で夫婦で営む小さな畑です。農薬や肥料を使わず、固定種野菜を育てています。ポ…

ちへいの畑

青森県五戸町で夫婦で営む小さな畑です。農薬や肥料を使わず、固定種野菜を育てています。ポケットマルシェ→https://poke-m.com/producers/46128  BASE→https://chihei.thebase.in

最近の記事

2024年度「ちへいの新しょうが」販売予約はじめます

ちへいの畑にひとつだけある小さなハウスでしょうがが収穫を迎えます。すっかり遅くなってしまいましたが、販売予約をスタートします。 
【ちへいの新しょうが】価格:500g/2000円(税込)※別途送料とチルド料金 
五戸町倉石で、農薬・肥料を使用せずに育てたしょうがです。新しょうがらしいみずみずしさを楽しめる甘酢漬けや、炭酸や白湯、ビールで割ってもおいしいジンジャーシロップ、炊き込みご飯などに。500gで大体両手いっぱいにこんもりのる量です。 500g単位で販売いたします。鮮

    • 日々のまにまに

      8月のうちに行こうと思って行けなかった青池、9月頭に強行で行ってきました。 ずっと憧れてたのですが、遠いから行こうとしたことがなくて。犬も一緒に車に乗せて、意を決して片道4時間の日帰り旅行。 散策ゾーンは犬同伴はできないだろうと思っていたのですが、駐車場のおじちゃんが、「あれ、車に犬乗ってたよね?一緒に連れてっていいんだよ。」とわざわざ声かけてくれて、ありがたく一緒に散策。 私のイメージしていた青池は、ものすごく神秘的な、しんとして少し怖いくらいの場所だったのですが、実際に

      • 私という生命体は

        最近、とある本で読んだこと。人間の体のひとつの細胞内に数百から数千個存在するというミトコンドリアについて。 ミトコンドリアは、呼吸で得た酸素や食べ物から得た栄養素を使って人体のエネルギー産生を行っているそうなのだけど、その起源は、かつてヒトの細胞ができる過程で、その細胞に寄生、共生進化した原核生物だと考えられているそう。 人体の細胞が60兆個とか37兆個とか言われていることを考えると、ミトコンドリアはもはや天文学的な数、私の中に存在することになる。 腸内細菌だって人体の細胞

        • お客さまは神サマー

          気づけばねぶた祭りも終わり、青森は秋へ向かう折り返しライン。 夏野菜はいい感じです。 孵卵器に入れていた卵、残念ながらひとつも孵化せず。5つ有精卵があって、18日目くらいまで動いてるのも見えていただけに心残り。また再チャレンジします。 昨日は夫の妹家族が数年ぶりに遊びに来てくれて、ちびっ子たちが一足先にやってきた台風のように大きなうねりをあげて通り過ぎていきました。子どもは予想できないことを言ったりしたりする。大人は子どもからいろんなことを教えてもらいますね。学ぶことがた

        2024年度「ちへいの新しょうが」販売予約はじめます

          夏土用

          7月ももう後半に。秋の葉物たちの種まきしました。早いものです。 梅の収穫、今年も無事終了。今年は、3年前の強剪定からの復活イヤーだったのか、周りの農家さんが口を揃えて採れなかった、と言う中、我が家はそこそこ採れました。 木が元気になってきたようでとても楽しい収穫時間でした。 収穫後の草刈りを済ませ、畑の大家さんへ挨拶に。85歳になる大家さん、昔からこの畑はいい梅採れたんだよ、とおっしゃる。よく知りもしない私たちに快く畑を貸していただいてとても感謝している。元気で長生きしてく

          気づけば夏至を過ぎて

          畑は日に日に変化。5月の終わりから食卓を飾ってくれたからしなたちは花の季節に。 花をしばらく楽しんだ後は自然に種ができ、枯れていきます。その種はまた秋だったり翌年に気まぐれに発芽します。この季節、種をつけるものたち多数。 この地域の季節の風物詩、にんにく収穫。町中がにんにくの香りに包まれます。それを合図に我が家でもにんにく収穫。手伝いに来てくれた若い男子に収穫してもらいました。ありがとう。 夏野菜もこの乾燥に負けず元気。花を咲かし始めました。 青梅の収穫も無事終了。今

          気づけば夏至を過ぎて

          青梅予約受付します

          先月末、梅畑の草刈りに行ってきました。 今年は去年ほどの実つきはないものの、元気に実をつけてくれてました。たくさんのお届けは難しいかもしれませんが、楽しんでいただけたらと思います。 【ちへいの青梅】価格:1キロ1200円(税込)※別途送料とチルド料金 五戸町倉石にある梅畑で、農薬・肥料を使用せずに育った梅(豊後)です。大体2〜3センチほどの大きさで、傷や斑点などあります。我が家は梅ジュースが定番で、暑い日の農作業後に飲む梅ジュースのソーダ割り、最高です。豆乳割りはヨーグルト

          青梅予約受付します

          Farm to table

          やってきましたね、5月。 ハウスビニールも無事張り直し完了。夏野菜たちの種まき、鉢上げ作業まだ続きます。ピカピカのハウスに今年もねずみ出没。なすの苗が結構かじられてました。発芽したてのマリーゴールドも散々な目に…頼みますよ、お手柔らかに。 今年はオクラの発芽がとてもいいです。播種から発芽までもスムーズで、ぷりぷりと元気。 畑ではじゃがいも、つくねいもの植えつけ完了。葉物たちの定植も一段落。これからは大豆やいんげんの種まき、中旬以降は夏野菜も畑に飛び出していきます。 初夏の

          ひらく季節に

          五戸もだいぶ春らしい雰囲気が漂ってきました。 梅も開花。毎年ながら開花を迎えるとなんとなく誇らしい。親のような気持ちで梅の晴れ舞台を見ている。今年もきれいに咲いてくれました。梅からしたら晴れ舞台なんてなくて、日々があるだけなのだろうけど。 人間も同じ、日々の中で、淡々と働くその手にふと神が宿る瞬間があって、気づくにせよ気づかないにせよ、いつの間にか神は消えて。 タアサイ菜花が元気です。 畑は葉物の種まきや定植がスタート。雨が全然降らず、冬の間の雪も少なかったので土は乾き気

          ひらく季節に

          とめない歩み

          元気に動きまくっていた夫、胸筋の肉離れで早くも戦線離脱。本人だいぶ悔しがってやや落ち込んでますが、落ち込んで治りが早まるわけでもないので、少しずつ前向きに、負担なくできることをしてくれてます。 夫婦揃って健康が一番よいけれど、そうじゃなくても何とか暮らしが回るために、私と夫がチーム組んでるのだろうな。 私も社会のあぶれ者、夫の穴埋めには役不足ですが…この顔ぶれで何とか今年もやっていきます。 ご好評いただいている一味唐辛子シリーズ、八戸の6かく珈琲さんに置いていただいてます。

          とめない歩み

          宝は使ってなんぼ

          5年前に就農して以降、夫は慣れない農作業で毎年どこかしらに痛みを発症。農繁期に動けない年が何年も続きました。 夫のセルフケアに付き合って、ヨガやストレッチなど一緒にやるうちに、身体を動かすことが楽しくなってきました。疲れた日はいたわるヨガしたり、元気な日はちょっと負荷のかかる筋トレしたり。 身体は動かすと、血流がよくなるのかじんわり気持ちいいし、気分もよくなるんですねー。この歳になって初めて、身体を動かす気持ちよさを知りました。運動って疲れるだけだと思ってたんです。身体が動く

          宝は使ってなんぼ

          春めかしい

          今年の冬は、なんとも春めかしい冬でした。通年通り、2月はまだ寒いけれど、雪が全然降らず、昨夜、久しぶりにまとまって降りましたが、日中の暖かさですぐ解けそうです。 やっぱり気候変動の影響でしょうか。 農家にとって冬は読書の季節。夫婦で今読んでいる「資本主義の次に来る世界」という本によると、これまでの人間の暮らしぶりがもたらすであろう次なる大量絶滅がもう目の前に迫っているようです。 のんびりしている場合じゃないのかもしれません。暮らし方、考え方を大きく変えていく必要があるようです

          農家という生きもの

          今日は隣町の先輩農家さんのところへ。去年から大豆脱穀の機械を使わせてもらってます。 買うと100万円以上する機械。出番が年に1回とかのこういう専用機械は、みんなで使う方がいい、と先輩。おかげで大豆の脱穀はあっという間に終わります。ありがたいことです。脱穀で終わりではないのが大豆。これから地味な手選別作業が続きます。 果樹に米に野菜、マルチに栽培している先輩。年中暇なしなのに、去年の猛暑で大豆も不作、さらには果樹の盗難被害まであって、全然お金にならなかったそう…。 こんなに働

          農家という生きもの

          チューニング

          こないだ犬の散歩中に、青々とした松がひと枝落ちていて、ありがたく拾い、びんに活けて家に飾りました。 必要なものはすべて私の道中に落ちている。私が気づいて拾い上げるかどうか。私にそれが見えるか、なのだな、とそのときハッと思ったのでした。 私が望むものを今持っていないとしたら、それは私があさっての方向を見てるだけなんだと。見えてないだけで、きっといつもすぐ近くに用意されている。 2024年に向けてチューニングを合わす。メガネをピカピカに磨いて新年を楽しみに。見たいものがちゃん

          チューニング

          土掘る日々

          今週は束の間の暖かな日々でした。 秋から少しずつ体調を崩していた雌鳥ツレミ、天に召されました。 1週間ほど家の中で寝起きしていたけれど、日中はひよこたちとハウスで日光浴してました。召される2日前まではご飯も葉っぱもガツガツ食べていたのですが、眠るように静かに。別れはある日突然なのですね。 思い出たくさん。去年の年末は実家にも連れて帰りました。今年はツレミのいない年越し。さみしい。我が家にきて1年ちょっと。一緒に過ごしてくれてありがとう。 ツレミ亡きあともひよこは元気に育っ

          BASEにて

          先日、五戸でもついに初雪が降りました。すぐに解けましたが、いよいよ冬を実感です。畑は大半の野菜の収穫を終えました。この先、地味ながらしみじみおいしい根菜がお届けの中心になります。 収穫最盛期にドライにして保存していた野菜たち、少しずつBASEにて販売始めました。 ドライ野菜は、お湯で戻して炒め物に使ったり、ドライのままお湯で数分煮込めば戻るので、スープやお味噌汁などにはそのまま放り込めます。 忙しい方たちのキッチンに、キャンプなどで野外調理される方たちに、ぜひご愛用いただ