深夜、NHKの映像番組「魂のタキ火」を観ながら
たまに、深夜に目が覚めてしまうことがある。
寝室のベッドで横たわるも、一向に寝付ける気がしない。
こういうときは、リビングで、テレビをつける。
地上波テレビでは、バラエティをやっている。
そういえば、若い頃、バラエティを好んでみていたなあ。いまの若い子は、こういうの観るんだろうか、等思う。
さて、地上波に限らず、BS各局、次々とチャンネルを回す。
すると、丁度いい番組をやっていた。
NHKの 「魂のタキ火」 (特別編 癒しの炎)
という番組だ。
この番組は、ひたすらに、焚き火の映像が画面に写し出される。60分。
データ放送の番組表より引用すると、
主役は炎とあなたです。極上の炎と向き合い、心解きほぐす、穏やかなひとときを。
とある。
そういえば、コロナ禍の途中から、睡眠が浅いときがあり、この番組をみていた。
きつい状況の自分を、この焚き火の映像を観ることで、癒そうとしていたのか、少しは穏やかに過ごせていたのは確かなことである。
そして、きょう、同じように、深夜に目が覚めてしまい、リビングで、この映像番組を観ていた。深夜、2時。
すると、何だか穏やかな心持ちになり、眠れないという苦痛がやわらいだ。
別にちょっとくらい、眠れなくたっていいじゃないか。こうして、過ごせているんだ。大丈夫。
都会の片隅に住み、タキ火の映像と向き合い、そう思えた。こう気づけたことが幸いなんだと思う。
さあ、もう朝の3時だ。番組が終った。
身体を休めるため、ベッドに戻り、仮眠でもとって、朝が来るまで気長に待とう。