リんまる

南国育ち☼Lv.27 / 音楽と本とチョコミント

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最近の記事

お試し期間

「大会が終わったら告白する」 そう言ったわたし 「へぇ!そうか、がんばって!」 そう言ったあなた 絶対わかってない、そう思って、念押しの一言 「大会が終わったら、あなたに告白するから」 そう言って、逃げるように電話を切った ただの仲の良い女友達から、吐き捨てるようにそんなことを言われて あの時、電話を切ったあとのあなたはどんな顔をして、どんな気持ちだったんだろう 今思い出しても、もっとかわいい言い方はできなかったのかと恥ずかしくなる 振られるのはわかっていた

    • わたしと祖父

      2020年12月24日 クリスマスイブ 大好きだった祖父が逝去した。 84歳だった。 その日の朝、祖父が風邪を引いたらしく病院に連れて行くと母から連絡が入っており、仕事をしている最中に母から電話がきたので入院することにでもなったのかと不安に思い電話に出たら、母の口から出た言葉は 「じいちゃんが死んだから、今から病院に来れる?」だった。 風邪じゃなかったの? 死んだってなに、死にそうじゃなくって? 前にも何度か危篤になったけど大丈夫だったから今回もきっと大丈夫だよね そんな

      • ワインと開く記憶のタイムカプセル

        小学校卒業前、20歳になったら掘り出そうと母校のクスノキの下にタイムカプセルを埋めた。 その中に、ワインを入れようと言った男の子がいた。 その子はお金持ちの子だった。 ワインは時間が経つほど熟成されておいしくなるんだよ! 20歳になってこのタイムカプセルを開けるときにみんなで飲もう! なんて大人でおしゃれなことを言うんだろうと思った。 お金持ちは発想まで違うな、なんてみんなで笑っていた思い出。 担任の先生がワインを買ってきてくれて、それぞれ当時の宝物と、将来の自分への

        • 「流浪の月」の感想を語るのは不可能

          人間は3大欲求を持ち合わせているというが、わたしは睡眠欲が10割を占めていると言ってもいい。 そんなわたしが睡眠よりも優先することがある。 それが読書だ。 ジャンルは物語小説一本。 1ヶ月に3~4冊の本を読むのだけれど、数年ぶりに自分の中でヒットした小説がこちらの作品↓↓ 2020年の本屋大賞 大賞受賞作品 著:凪良 ゆう さん 「流浪の月」 ▼以下、作品紹介文 せっかくの善意を、 わたしは捨てていく。 そんなものでは、 わたしはかけらも救われない。 愛ではない。け

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          ONE PIECEから学ぶチームの在り方

          「文字の読み書きや、人生で大切なことはほとんどを漫画から学んだ」 そう言えるくらい、小さなころから漫画を読んでいたし、今でも毎日漫画を読むような、漫画が大好きな大人に成長した。 たくさんの漫画の中で、特に好きなのが「ONE PIECE」 ONE PIECEでわたしが1番好きなセリフが、単行本10巻のこの部分。 愚かで非力で何もできないお前に何ができると言ったアーロンにルフィが答えたこのセリフ -ルフィ 何もできねェから助けてもらうんだ!!! おれは剣術を使えねェんだコノ

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          ストレスは少しの出費で劇的に減る

          わたしはそんなに物欲強い方じゃないので、めったに買い物はしません。 そんなわたしが最近購入したものの中で、個人的に本当に 「買ってよかった」と思ったものを、ご紹介したいと思います。 ※購入を促すものではありません。 ワイヤレスイヤホンのすばらしさずっと欲しいとは思っていたものの、音質が良いちょっとお高めの有線イヤホンを愛用していたことと、それがまだ使えるのに新しいものを買うのが少しためらわれてなかなか購入するまでにいたらなかったのですが、コロナ禍で我慢をたくさんしたのでこ

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          「歌詞」という1本の短編ストーリー

          音楽を聴くうえで、「曲重視派」と「歌詞重視派」の人がいる。 音の楽しみ方は人それぞれだし、正解不正解はない。 片方が優れていればいいわけでは無いし、「素晴らしい曲」に「素晴らしい詞」が乗ることで「素晴らしい歌」になる。 自分が音を楽しむうえで、どちらを重要視しているかのお話。 わたしは「歌詞重視派」 歌詞は1つの物語のようなものだと思っていて、1曲3~5分という短い時間で読み切ることができる。 曲で惹かれるということはあまりなく、逆に、詞のワンフレーズで惹きつけられることは

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