過酷な環境に耐えて生きる干潟の二枚貝たち 142 渚の夢見鳥 2024年9月1日 20:30 ①シラオガイ。これらは全て、砂を被らず石の上や砂場に転んでいた個体(生貝)。元々あまり深く砂に潜らない貝だが、真夏はとくに砂を被らず、寝転んでいる姿を頻繁に見かける。2022年の夏、それらの個体を一ヶ所に集めて撮影した画像。 ②マテガイも真夏、棲息環境である砂場があまりに高温になると、身体半分を砂の中から出す。このように、砂場に潜っていられないほどの高温状態が長く続くと、当然ながらマテガイ以外の二枚貝たちも生命の危険にさらされる。(2024年8月撮影) ③2019年、レッドデータブックの調査で提携している生物学者に提出する、レポート用に撮影した一枚。殻長10センチクラスの大型個体。ここまで大きく成長できることはけして当たり前ではない。近年の猛暑・海水温の上昇・相次ぐ自然破壊、そして侵略的外来生物の移入・増殖など… 過酷な環境の中、干潟の二枚貝(在来種)たちは今も生命を繋いでいる。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #夏の思い出 31,689件 #この経験に学べ 69,210件 #この経験に学べ #夏の思い出 #多様性 #夏の1コマ #生命 #温暖化 #環境破壊 #生存 #干潟 #二枚貝 #マテガイ #シラオガイ #健全な個体群 142