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『ヤバイ集中力』鈴木祐③

毎日要約すると宣言してから、もう三日目になりました!

何とか持ちこたえています笑

本日は鈴木祐の『ヤバイ集中力』の第2章を要約していきます!


第2章「報酬の予感」~脳内ホルモンを操る目標設定の奥義~P.77-P.116

1.死んでしまうほど熱中する「ゲーム」の力をハックせよ

近年、ゲームの長時間プレイにより死亡事故が多発している。有名な例では、2002年に86時間オンラインゲームをしていた韓国人の男性が死亡した出来事がある。

「獣」の役目は個体の維持であったのに、なぜ命を落とすまでゲームをプレイさせ続けてしまうのだろうか。

ここには、悪い意味で「ヤバイ集中力」が働いているのだ。

この問題について考えるために、最もわかりやすいのはギャンブルです。ギャンブルは、私たちの持つ「獣」の本来の目的である生命の維持をただ刺激に反応する操り人形に変えてしまうのだ。

昔のギャンブルとはポーカーなどを表すが、現代ではカジノやカジノの中毒性をより身近なものにしたゲームがある。

現代のゲームがここまで魅力を持ち始めたのは、クリエイターたちが「報酬をいかに提示するか?」という問題を徹底的に掘り下げたからである。しかし、カジノは進化する過程でギャンブルにハマる人は報酬だけに魅力を感じているのではなく、「報酬の出し方」にも魅力を感じていると理解した。

「報酬の出し方」の中で最も「獣」に影響を与えるのは、

ニアミス演出
→実験からニアミスの発生率の高いスロットマシンはプレイ時間の10~20%増加を誘発するとわかっている。「もうちょっとだったのに。」

スピード感
→スロットマシン1回のプレイ時間が数秒のため、何度も繰り返してしまう。「もう当たるのでは?」

この事実から「獣」が強く反応するのは「報酬の予感」であることがわかる。

つまり、「報酬の予感」を自己の管理下に置けるかが集中力アップの大きなポイントである。「報酬の予感」を操作するテクニックは非常に単純で、

①役に立つ「報酬の予感」を増やす

②役に立たない「報酬の予感」を減らす

である。

2.あなたの仕事を「クソゲー」にしてしまう2つの要素

学生を対象にした研究から集中力をキープできない2大要素を特定した。

①不毛タスク
→何のためにやっているのかわからなくなるタスクのことで、報酬そのものに意味が感じられないため、エネルギーが湧かない。

②難易度エラー
→タスクの難易度を自分に合っていないものに設定すると、集中力が下がる。難しいものや簡単なものではなく、難易度をスイートスポット(何とか解けそう程度)に収めると集中力が向上する。

3.達成感がやみつきになるになるタスク管理法

「不毛タスク」と「難易度エラー」はどちらも難しい問題だか、効果の高い対策が存在する。それは、「報酬感覚プランニング」である。下記では、「報酬感覚プランニング」のワークシートを紹介する。

☆「報酬感覚プランニング」基本設定

①ターゲット
→どうしても集中力の続かない作業から、自分に最重要なものを選択し、記入する。

②重要度チェック
→その目標を達成しなければならない理由を考え、最重要なものを選択し、記入する。

③具象イメージング
→①で選んだ目標をより具体的なイメージに変換する。例、目標「企画書の作成」⇨変換「企画書を上司に提出し、ホッと一息ついたところで映画を見に行く。」

④リバースプランニング
→目標達成までのサブゴールと期日を設定する。例、目標「企画書を提出してスッキリ」:リバースプランニング「提出一日前に文章の見直し」⇨「三日前までに文章の作成」⇨「五日前までに解決策の発案」⇨「七日前までにリサーチを終える」

⑤デイリータスク設定
→「リバースプランニング」で決めたサブゴールの中から、最も締め切りの近いものを選択し、それを達成するために毎日やるべきタスクを考える。例、サブゴール「七日前までにリサーチを終える」:デイリータスク「詳しそうな人に聞く」「インターネットサイトで文献を収集」など

☆「報酬感覚プランニング」実践設定

①デイリータスク選択
→基本設定で考えたデイリータスクの中からすぐに終わりそうなものを選択する。

②障害コントラスト
→選択したデイリータスクの達成の際に、発生しそうなトラブルを書き出さす。

③障害フィックス
→②で想定した障害に対して、対策を書き出す。

④質問型アクション
→①で選んだデイリータスクを【(名前)は(時間)に(場所)で(デイリータスク)をするか?】という質問型に変換する。これは問いかけ行動効果と呼ばれ、宣言文よりも効果を発揮すると研究からわかっている。

⑤現実イメージング
→質問型アクションを達成するまでの過程をできるだけリアルに想像する。

⑥固定式ビジュアルリマインダー
→質問型アクションを思い出させるためにリマインダーを用いる。携帯アプリのものやメモ帳、カレンダーでもよい。

このワークシートは1970年代から研究で生み出された大量の集中力アップ対策より特に効果の高いものを厳選し、組み合わせたものである。つまり、集中力アップテクニックの「オールスター」なのである。

以上です。

三日坊主にならないために明日も頑張ります!!

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