ガテン系ワークには伸びしろがいっぱい
Twitterを見ていたらこんな記事が目に留まりました。
ん?底辺の職業だと?聞き捨てならない!
まあ、結果は見なくてもわかっているようなものですが。
建設作業員、警備員、工場、倉庫etc.…見ればどれもこの1年間、就活で私が見た聞いた職業。50代で転職しようとすると候補になる職種ばかりです。
いわゆるガテン系のことですね。
元記事は若い就活生に向けたものらしいんですけど…
「デメリット」年収が低い、結婚に苦労する、って、、
年収云々より特定の職業を見下す意識の方が、結婚から遠ざかる気がするんですけどぉー。
それなら、こういう大変な現場を若い大卒頭脳でリノベしようとか何とかいう気概はないものでしょうかね。
…って、すっかり口調が昭和のオヤジになっているw
かく言う私も、去年失業したときは「リモートワークできる仕事以外はイヤ」などとほざいていたんですけどね。介護士と営業以外のキャリア無いくせに(笑)
それにしても我々がブルーカラーを仕事として意識しないクセは、いつから身に付いてしまったのだろう…
あと、コロナ禍で職業による損得?がかつて以上にクッキリしてしまったとも体感しました。
でも底辺かどうかはまぁ置いといて、ガテン系もいいものですよ〜。
何しろ、運動不足にならない。
あと、前にも書きましたがシフト制なら残業少な目、それに通勤ラッシュを避けられる。
私自身は最初、警備会社を受けました。落ちちゃいましたけど。
これも24時間勤務をすれば連続2日の自由が得られると判ったので。休みの度に泊り掛け遠征ツーリングに行けちゃう♪ と思ったわけです。
もっとも警備会社を受けた頃はまだ就活基準を「いかに余暇をエンジョイできる仕事に就けるか」としか考えていませんでした。
それよりちょっと後になってから、突然世の中の色んな仕事がフラットに見えた気がします。物をつくる人、直す人、運ぶ人、きれいにする人…。
じつはその頃、不思議な出逢いがありまして。見ず知らずの清掃員さんに突然「あなた夢を持って生きているね」と言われたんです。
その時に清掃員さんの仕事が、とっても尊いものに思えて。
それからは、仕事そのものにやり甲斐を見出すか、楽しむかしたいと思うようになりました。
今は家具・インテリア系の物流業を週3回ペースで楽しみながらやっています。もっとも癖の強い私が居られるのはダイバーシティ・インクルーシブな社風のおかげでもありますけどね。
底辺職の定義に物申す。おなじタスクに対して「誰でもできるような仕事」をするのか、+αのやり方ができるのかは、その人次第ではないでしょうか。
同じことの繰り返し、ルーティンワークに見える作業にも、成果を意識し発見や工夫を積み重ねることが「仕事をする」ということなのでは。
今の会社に入ってから、特にそう感じています。
自分のタスクをどうしたら効率よくできるか、周りとどう連携したらもっと進捗よくなるか。
どうしたらマニュアル以上の仕事を考え出せるか。
現場仕事にこそ、伸び代っていっぱいありそうじゃないですか?
そう考えるとまたexciteしてきます。
じつは仕事で意識するべきことって、デスクワークも現場仕事もライターのようなクリエイティブ職も、究極的には同じなのでは。
そういうわけで、自分が選んだ仕事なら職業に優劣、貴賤は関係ないしどうでもいい。前よりいい仕事を、やるだけのことです。