見出し画像

💁📚43子どもは、親介護の責任者じゃない❷と【義父母の介護】  895

※ヘッダー画像は、語り手の著書表紙を加工しています
※Amazonアソシエイトプログラムに参加しています

#親不孝介護 」のすすめ
2024/9/18〜20 #朝日新聞

語り手 #NPO法人となりのかいご
#川内潤 代表理事
聞き手 #鈴木彩子




前話では、親介護に対する私の本音(手紙の下書き)をご覧いただいた。
率直すぎてご気分を悪くされた方がいらっしゃったけれど、5年以上も前に書いた文面なので今更変えることはできない。
共感していただかなくても結構。
そんな人もいるのね、と諦めてください。

反面、少数ながら気持ちが軽くなられた方がいらっしゃった。
迷ったけれど公開したことを後悔はしていない。
おっ、座布団1枚‼︎


今回は紙面の内容を抜粋してご紹介して行く。
ご体験者やご存知の方は復習としてお読みください。
不安に思っていらっしゃる方には、知ることから始めていただきたい。
「全部ひとりで抱え込む必要はない」と呪文のように唱えておいてください。


介護の主体は高齢者本人

いきなりですが、決めるのは子ども(家族)じゃなくて、本人。
家族が本人をサポートするケースは多いけれど、親の面倒をみるのは家族だと決まってないし、常識ではない。
川内氏はこれを「親孝行の呪い」と呼ぶ。

価値観を変える必要性

介護されている親は清潔で健康的なのに、介護している家族は食事も摂れていない。
親をより良い状況にしたいが為に、家族が怒鳴ったり手を上げたりしてしまう。
結果、親も家族も傷つく。
それが「介護は家族で」という価値観が産み出した状況なら、価値観を変えなければならない。

老いを受け止める

高齢の親に「3食しっかり食べて」「健康でいて」「排泄は漏らさないで」と望むのは、介護する家族側の水準
老化は自然現象だと受け止める。
介護の責任からは目を逸らす。

家族の役割

⚫︎本人にとって何が本当に望ましいケアなのか?を考えること。
⚫︎「この人にはこういう環境がいいかもしれない」と、今までの生き方から試行錯誤すること。
⚫︎(家族が親を)わかろうとするプロセスを大事にすること。
⚫︎親の状況を、介護職や地域の支援者に伝えてアシストすること。
⚫︎介護離職しないこと。

介護の外注

外部に委託するタイミングは、家族介護が無理になってからではない
本人から意思決定を引き出すには専門的なスキルが必要。
家族だけで抱え込まずに、介護職と一緒に考えるのが良い。

本人と家族の距離

家族が「見ない•知らない」状況をつくる➡︎転びそうになっても、知らなければ手を出さ(せ)ない。
知らないでも、耐えられる気持ちの余裕を持つ➡︎親不孝だと思う気持ちがあっても、(物理的に、程よい)距離をとって接する介護は「よい介護」と呼んでいい。

親が元気なうちにやること

⚫︎早めに地域包括支援センター(中学校区にひとつ設置されている)を頼る➡︎困ってから相談するのではなく、早めに繋がる。
⚫︎チェックが3つ以上あるなら直ぐにでも‼︎

⚫︎対話を繰り返す➡︎「これからの10年間どう生きたい?」「何が幸せ?」など会話を重ね、本人と家族が共有する。


これだけ書いておいて今更だけど、「親孝行」という言葉の違和感についても少しだけ記す(抜粋)。
親孝行を否定する内容ではないので、誤解なきように。

2024/8/10(土)朝日新聞 #多事奏論
編集委員 #岡崎明子

心をしばりつける言葉「親孝行」に感じる危うさ

⚫︎戦後、家制度は解体されたが「家族は仲良く」という社会規範は弱まるどころか、20代などの若い世代で強まっている
⚫︎親から暴力•過干渉で支配されたことを相談すると「育ててもらった恩を忘れるな」と嗜められる
⚫︎「親子は仲良くすべき」という社会規範が「親孝行すべき」という同調圧力を強めている
⚫︎道徳として「権利尊重」「自由尊重」を挙げる人は減り、「親孝行」「恩返し」は増えている( #統計数理研究所 #日本人の国民性調査
⚫︎「親孝行」という言葉は、権力を持つ親が子どもを支配するのに便利な道具。
無自覚に使うことが凶器にもなり得る。


そして1冊だけ、本のご紹介を。

義父母の介護

#村井理子 (翻訳家、エッセイト)
新潮新書
すみません、未読なので
2024/8/14朝日新聞夕刊 #真田香菜子 より抜粋。

認知症の義母、脳梗塞後遺症のある義父との日々の記録。
夫は多忙、村井さんは双子の育児。
「介護はすべてプロにお任せ」と考えていたが、3歩進んで2歩下がるような介護生活に村井さんは倒れてしまう。
自分を犠牲にして成立する介護は正解なのか?
夫の両親なのに、介護の中心は村井さん?

最後に村井さんの言葉を。

嫁だから介護に参加してあたりまえ、
母親だから育児をしてあたりまえ、
家族のために自分を犠牲にしてあたりまえ。
そんなあたりまえを潰していきたい。



親孝行な方々を尊敬する。
親介護に一所懸命な方々を尊敬する。
私には「できない」というだけで、否定する意図は全くない。
疲れて息切れしないといいなと思う。
自己犠牲を払って、嫌気がささないことを祈る。
介護はいつまで続くか判らないから。


もしほんの1gだけでも、気持ちが楽になった、不安が減った、そんな考え方もアリなのかと、感じていただければ幸い。
書いた甲斐がある。
全て受け売りなんだけどね。(9/26)



※レスポンス遅れます
抜けがあるかもしれませんが、お許しくださいませ
理由は近日書くんじゃないかな?
多分、知らんけど




#エッセイ #ブログ #コラム #散文 #雑文 #身辺雑記 #うつ病 #無職 #失業中 #介護 #家族介護  692日目

この記事が参加している募集

サポートしていただき有難うございます💝