⭐️れれ子ちゃん、どした?歯でも痛いの? 977
※画像は #大橋ちよさん に描いていただいた『れれこい』のれれ子と岩崎
※今内容は『れれこい』とは何の関係もありません
ただイラストを使ってみたかったのさテヘ
何事においても物持ちは良いし、付き合いは長い。
つい先日あったガス器具点検(3年に1回)では、「このゴム管は30年前のものなので、何かあったら直ぐに取り換えてくださいね。一応、耐用年数は10年なので」と言われた。
今時は、リーダー?スキャナー?をかざすだけで製造年が瞬時に判っちゃうのね。
因みにガスコンロに至ってはそれ以上の年数。
「バーナーが二重になってるんですね‼︎」「へぇ、これで調節ができるんですかぁ」「お、このタイプのグリルは珍しい」とレトロっぷりを堪能して帰って行かれた。
今の歯科に初めてかかったのは2001年11月6日らしい、長っ‼︎
由美•修(仮名、長女と長男)は前時代的な歯科矯正医の所為で健康な歯を4本抜歯してしまった。
悔いが残り過ぎて、当時は未だマイナーだった床矯正を紹介する本を読んだのがきっかけ。
巻末に、同様の治療を受けられるクリニックが紹介されており、「どうせ東京ばっかりでしょ?」と期待薄でめくったページに、黒耳号で行ける距離のIクリニックが載っていた。
以前は別の歯科にかかっていた。
患者(私)が居るのにクルーザーの営業マンと話し込んだり、大学病院の口腔外科でないと無理と言われていた私の「水平埋伏智歯」の抜歯を「私ならここでできる」と安請け合いしたりする歯科医だった。
抜歯には3時間半を要し、破砕する衝撃で頭蓋骨が割れるかと思った。
縫合した切開跡は何度も開き、切れた神経の修復には1年半以上を要した。
金輪際世話になるものかと決意するのは簡単だった。
I院長は挨拶と自己紹介をしてくださった。
今では当たり前だろうけれど、未だ未だ威張っている先生が多い中、当時としてはかなり先進的。
そして「あの本をご覧になって来られた中で、一番近くからお越しです」と、爽やかな笑顔を見せられた。
当時はイケメン、今はイケオジ。
何より信頼できるところは、説明を尽くしてくれるところ。
解らないところは解るまで、不安なことは安心できるまで。
そしてできないこと、見立て違いだったこと、結果的に思うように改善しなかったことについては潔く謝罪。
そして次善策へ。
場合によっては、マイナスをゼロに戻すまでは「お代はいただきません」ということすらあって、こちらが恐縮してしまう(私がうるさいから?違うよね?)。
勿論、そう度々あるわけではないけれど、きっとお育ちが良いのだろうと思う。
儲ける為にガツガツしてる感じがしないもの。
何より一推し(一押し?どっち?)なのは、保存科を出ていらっしゃるところ。
「これはもう無理かな?」「流石に寿命かな?」「保たないかもしれませんね」と仰りながら、抜かずに何年も保たせてくださって有難い。
現在治療中の箇所は、ある日急に顎の先まで痛くなり、飲食物の温度や硬さを問わず沁みるようになった。
4年前のX線では歯肉にも歯根にも異状は観られなかったけれど、歯根の先で炎症が起きていた。
4年間のプレッシャーで歯冠に縦筋が入っていて、もしかしたら歯槽骨にも影響が出るかもしれない。
治療で触ることにより、却って強く痛みが増す恐れがある。
せっかく治療を終えても、何年も保たないかもしれない。
それでもI院長が「やってみますか……」と仰れば、一も二もなく「お願いします」と反射のように返事をしてしまう。
神経も歯も抜かず、ただいま保存治療の真っ最中。
「痛み止めはお持ちですか?2〜3日の間はかなりお痛みが出る可能性がありますけれど?」「もし腫れたりお痛みが治まらなければ、無理せずにご連絡くださいね」。
はい、I院長、ロキソニンなら持ってます。
でもね、不思議なことに腫れも痛みも全くないの。
未だ治療途中だけれど、食事も全然苦じゃないの。
I院長の腕のお陰か、一途な信頼感ゆえかは知らんけど。
もしも私の我儘をおききいただけるなら、予約日時のお知らせSMSは、6日前じゃなくて、前日かせめて前々日にしていただけませんこと?
それとね、同じ町内で息子様も歯科クリニックを開業されてるって、やっぱりお金持ちのご一族よね。
私は息子様に浮気しませんことよ。
ね、I院長…… (12/7)
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