📸🎶【佐渡練が終わったよ】第九に込められた想い
待ちに待った #佐渡裕 #マエストロ のレッスンが終わってしまった、涙‼︎
いや、前日リハーサルも当日ゲネプロも、何なら #1万人の第九 本番も未だなんだけれど。
今年の会場はこちら。
R大学構内のホール。
100年ぶりに訪れたJRの駅からトコトコと一本道で行ける所に、こんなものが建っていたのね。
今にも泣き出しそうで、どんよりとした空が寒々しい。
1時間以上早く着いてしまったけれど、既に案内板&係員(毎日放送の方かしら?)がお出迎え。
寒い中、お疲れ様です。
ハーブガーデンを通り過ぎて、更に奥に向かって歩いて行く。
関係者以外もwelcomeみたい。
犬の散歩やウォーキングの方をお見かけした。
スタバもセブンもあるから、いいよね。
正面に見えてきた建物の2階らしい。
左側にはグラウンド。
運動部の人達が活動中。
ハート形のリースが待ってた。
カップルで写真を撮ったりするのかしら?
建物内はロボット警備員がお仕事中。
文句も言わずに見回ってた、多分。
2階に上がる。
「のぼりエスカレーター」って言うのに、「エスカレーターでのぼる」って言わないよね。
「エスカレーターであがる」って言うのに、「あがりエスカレーター」って言わないよね、不思議……
ここ、ここ、グランドホール。
約1,000人収容のホールです。
おお、テレビクルーが入る回なのね。
もし私を映すなら、事務所を通していただけるかしら?ウフ
開始1時間前に到着。
あらま、早過ぎるかと思いきや前方はもう埋まってる。
3列目をゲット。
映りたい人達は、TVカメラのオニイサンに積極的に声をかけて撮ってもらっている。
それを撮る私。
昔々の佐渡練では「撮影タイム」があって、ステージ上の佐渡裕マエストロを撮ったりできた。
最近は恐らく録音•録画は禁止のはず。
残念ながら、録音しているメンズ(席は離れていた)を見かけた。
1万人の第九二代目総監督の佐渡裕マエストロ(初代は故 #山本直純 さん)は1999年からで、今年が26回目。
私は2005年から応募開始。
毎回抽選で4度落選、今回が16回目の参加。
「厳正なる抽選」らしいけれど、初回から連続参加の方がいらっしゃるのは、大人のお約束?
普段のレッスンで、私がお世話になったのは、声楽家(ソプラノ)でご自身のリサイタルもされていて、大学•短大•音楽院の講師 #加藤かおり 先生。
今日は、佐渡練前の準備体操&発生& #絢香 (当日ゲスト)の曲のレッスンを担当。
佐渡裕マエストロが「素晴らしいレッスンだった」と絶賛されていたのが印象的。
※レッスンクラスは全国にあり、レッスン講師は他にも沢山いらっしゃいます
佐渡裕マエストロに「26年も同じことをやっていて飽きないですか?」と尋ねた方があるらしい。
答えは「同じことをやっているようで、毎年毎年変化がある。
面白くて全く飽きない」だった。
ですよね、私も全く飽きない。
今年の最高齢参加者は98才らしい。
そこまで生きているかどうかも判らないけれど、抽選に当たる限り続けたい。
「第九を年末に歌うのは日本だけ」とはよく耳にする話。
演奏回数は、本国より日本の方が圧倒的に多いって聞くもんね。
それでも「年末に歌う意味がある」と佐渡裕マエストロは言う。
2024年は分断の年。
トランプ米大統領がよく使う言葉。
アメリカに限らない。
日本の政治も分断の時代。
年初には能登半島地震、後に豪雨の被害もあり、復興にも分断。
ベートーヴェンは200年も前から、第九の中で「分断の時代」を予言していた。
ウクライナとロシアがハグすればいいのに、イスラエルとパレスチナがハグすればいいのに。
たとえ無理だとしても演奏し歌い聴くことで1年を振り返り、第九のようにFreudeをBrüderを想い願い祈る。
Freudeは歓喜•喜び。
日本では第九は「 #歓喜の歌 」。
だけど決して、優しくおめでたい歌ではない。
争いがあって、戦いがあって、分かりあえなくて、でも最後に人々は肩を抱き合いBrüder(兄弟)となり、力を合わせて重い門扉を開けて歓喜の世界に入って行く。
これを音楽で表現したのが #ベートーヴェン マジック。
佐渡練の素敵なのはこういうところ。
音楽的な指導は勿論のこと、曲や言葉の解釈やエピソードを佐渡裕マエストロの言葉で知ることができる。
音楽室の上の方から見下ろしていたベートーヴェンが、どんどん身近に感じられる。
200年の時間が一気に縮まる。
佐渡マジックにかかった私達の合唱は、聴いて知って咀嚼して体内に取り込んだ内容によって、開始直後と終了間際ではっきりと変化を遂げる。
もはやマジックではなくミラクル。
佐渡練では腕を振り、手を繋ぎ、肩を組んで歌う。
楽しい1時間半は一瞬。
もしかしたら夢だったのかもしれない。
夢なら醒めなければいいのに。
友人(彼女はアルト、私はソプラノで席が離れていた)と待ち合わせ。
お腹を空かせて予約しているお店に向かう。
あら、ワタル(友人間のニックネーム、妹)じゃないの。
そう、私に感化されたワタルは遂に今回第九デビュー。
佐渡練は私達の次の回。
約束もしていないのにバッタリでビックリ。
レッスン、頑張ってこい‼︎
和牛のローストビーフが美味しいというお店に到着。
ガラガラやんと思ったけれど、けっこう次々とお客様が入ってくる。
公式ページのこの写真も、メニューにrecommend menuと書いてあるのにも惹かれ、ふたりとも同じもの&食後のドリンクをオーダーしたら……
カップはカップでもデミタスカップがきちゃったよ。
カップスープには違いないけれど。
ううむ、写真ではライスの上にもローストビーフが載っていたのだが?
私にはネギにしか見えないのだが?
もしかしたら正直者にしか見えないのか?
温泉卵を崩してソースと混ぜて食べると絶品らしい。
それは悪くはないんだけれど、ギャップにガッカリした私達はドリンクをキャンセル。
河岸を変えて飲み直す(コーヒーを)。
結局、ちょっと離れたイオンショッピングセンターまでテクテク歩く。
コメダ珈琲店を見つけるも9組待ちに挫ける。
致し方なくフードコートで家族連れにまみれる。
お喋りしているうちに、ワタルのレッスンが終了している時間。
まさか返信がくるとも思わず「イオンのフードコートにいるよ」とLINEすると、ヒョコヒョコとやってきて合流。
友人よ、ごめん。
初対面のワタルが合流しちゃって。
友人には以前「ワタルが私の不倫相手だと勘違いされたことがある」と話したことがあったので、不倫相手に会えて面白がってくれた。
JRのホームで「ほら、3人居るよ」の証拠写真を撮影。
誰にもニーズがないけれど。
自宅に向かって黒耳号をこいでいると、道路はしっとりと濡れていた。
やっぱり降ったのね。
ぜんぜん心配してなかったわ。
だってほら、私って嵐を呼ばない女だからさ。
近所の郵便ポストも「水も滴る良い男」になっていた。 (11/24)