読書記録7 『100分de名著「日本人」とは何者か?』
松岡正剛、赤坂真理、斎藤環、中沢新一
『100分de名著「日本人」とは何者か?』(NHK出版 2015年)
このシリーズはゲームの攻略本のようであり、webトレイラーやディザーのようだ。簡単に分かりやすくまとめられているレジュメ、入門書のようでもある。
しかも、その分野の論客、専門家が説明をしてくれているとはなんとありがたい。内容としては4人の人物の書籍から、日本人の美意識、感受性、心理、宗教観を考えていくもの。
もちろん、原点資料にあたらなければと思うのだがこれだけでわかった気(NHKの番組視聴も含めて)になってしまうだろうな。それほど中身はすっきりしていて読みやすい。
この本によって九鬼周造、折口信夫、河合隼雄、鈴木大拙の思想、思考にもっと触れたい知りたいと思うようになれた。
そして、説明している論客たちの現在進行形の研究や書物もチェックしてみたくなった。
100分de名著…、100分どころか無尽蔵に時間を奪っていくじゃないか。(論客たちのコラムが特に面白かったです)
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