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マインドフルネス Beingモード
関東も梅雨に入り、じめじめした天気が続いていますが、梅雨に合間に陽ざしが差す日もありますね。
梅雨は、気温や気圧の差で心身のバランスをくずしやすいので、生活リズムを整えて自律神経のバランスを保っていきましょう。
私は、日常の中で、身体が疲れたなと思った時は、深呼吸をする時間を努めて多くとるようにしています。
深呼吸とすることで、身体の緊張もとりやすくなりますし、交感神経と副交感神経のバランスが保たれて自律神経も整ってきます。
前回は、マインドフルネスの中でも、日常生活の中で取り入れやすい呼吸瞑想をご紹介しました。
毎日欠かさず、おこなわなくてはと思うと負担になりますので、出来なかった自分を責めるのではなく、「気が付いた時に取り組めたらOK」と気持ちを軽くして生活に呼吸瞑想をとり入れていただけたらと思います。
現在の心、ここにありますか?
私たちは、日々、生活の中で学業や仕事、家事、育児、介護等々色々な事にに追われ、フルスピードでこなしていることが少なくありません。
いわば、無意識に自動操縦状態モードで、生活をしています。
例えば、食事の時間でも職場でパソコンを打ちながら過ごす方もいるかもしれません。
その時は、食べている物は無意識に口に運んでいるだけで、美味しさはあまり実感出来ていないのではないでしょうか。
家にいても、お風呂掃除をしながら、晩御飯の支度のことを考えたりと、心ここにあらずの状態が続いるかもしれません。
結果、身体も自動操縦状態に巻き込まれ、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなり、必要以上に身体に負荷がかかっていることがあります。
例えば一日の終わりに、どっと身体の疲れが襲ってきて、肩も首もばりばり凝っていて、頭だけが常にぐるぐる思考にとらわれてしまっているという事も起きているかもしれません。
いわば、自動操縦状態は、身体感覚や五感に気づきにくい状態になっているからです。
意識的に今、ここに集中
自動操縦状態と対局にあるのが、マインドフルネスの「今ここにあること」に意識を向ける、いわばBeingモードになります。
Beingモードでは、現在の意識や状況に意識を向けます。
今、ここにあることに対し、価値判断をしないでどうにやしようとしないで、あるがままを受け入れる感じです。
例えば、仕事で上司に怒られたことがあったとします。
人によって、「なんて自分は駄目なのだろう。もう周囲から信用されないのではないか。」と思うかもしれません。
マインドフルネス的に言うと、こんな風に上記のように考え、落ち込んでいる自分がいるんだなと客観視して、それについて価値判断をせずに手放すイメージをしてみます。
そうすると、ネガティブな思考をぐるぐると反芻している自分から、一歩距離を置けるようになってきます。
結果、自分の主観に振り回されにくくなってくるのです。
Beingモードで五感や身体感覚に注意を向ける
例えば、散歩をしている時、木々の緑に目を向け外界の香りをかぎ、身体感覚に注意を向けている方は、ごくわずかではないでしょうか。
身体は外界を歩いていても、頭の中では別のことをぐるぐる考えているかもしれません。
そうすると、前に書いたように自動操縦モードになっていて、五感や身体感覚は鈍麻してがちです。
「今ここ」に意識を向けて、自身の身体感覚を感じることで、自動操縦モードから抜け出して、結果ぐるぐる思考から距離をおけるようになります。
自分の感覚に気づきをむけることは、心身から様々なメッセージを受け取れることでもあります。
歩くワーク
具体的に実践できるワークをご紹介しましょう。
そうです!文字通り、「歩くこと」に集中するワークです。
①歩く時の足の感覚、身体の揺れの感覚に集中しましょう。
②せかせか忙しく歩くのではなく、ゆっくりと歩幅は小さめにします。
③脚の裏が地面にくっつき、離れる感覚にも注意を向けます。
歩くワークに集中していると、ふと気が付くと、頭の中のぐるぐる思考が収まっていることにも気が付けると良いですね。その他に、外界の音に注意を向けるワークや、食べることに集中してみるワークもありますので、生活の中で実践してみて下さい。
最後に
日常生活の中で、自動操縦モードでおこなってしまうことに対して、敢えて注意を傾けてじっくりおこなうことで、どうやらかなり身体が硬く疲労モードになっていたのだなとか、呼吸が浅くなっていたのだなと気づきをえることができるのです。
身体感覚からの気づきをえることで、日常生活において客観視できて、感情に巻き込まれない思考が育ってきます。
ただ、日常生活において全てをマインドフルネスモードでおこなうということはないのです。
仕事や家事の時は自動操縦モードで効率良くおこなっていくことも必要であり大切ですよね。
いわば、自動操縦モードとBeingモードはバランスが必要で、ここでマインドフルネス的な時間をとって心を落ち着かせてみようと選び取れることこそが、マインドフルネスの視点だと思います。
上手にご自分のペースで、マインドフルネスを取り入れていってみて下さい!