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【節約生#654】理想の1時間

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

立ち止まる癖

 立ち止まって考えることは節約では必須である。
 毎日何にお金を使っているのかを把握しておかないと節約はできない。また、節約の目的や目標を定めておかないと、すぐに心が折れてしまう。

 ただ、現代人は忙しいので立ち止まる時間をあまりとれなかったりする。そのため、節約に関しては早起きをして、節約のための時間をとるという工夫をしている。

 そもそも文化的に立ち止まることが軽視されているのかもしれない。小学生高学年くらいから計画を立てたりするようにしむけられたけれども、そんなことよりさっさとはじめた方が早いと馬鹿にしていた。
 大人になってくると、計画しないと達成できないようなプロジェクトが降ってくるので、立ち止まる時間をとる方が最終的には早くすむことが多くなる。
 立ち止まって、ゴールを明確にして必要な要素と持っているリソースを洗い出す。これだけで目鼻がつくというものである。最適化を考えられるので時間や労力の節約にもなる。

 ただ、なかなか立ち止まる癖がつかない。仕事中など作業をしていない時間をとることに変な罪悪感を覚えたりする。節約のために毎朝時間をとることで、やっと立ち止まる罪悪感が減った気はする。

 最近、立ち止まる癖をつけるために「理想の1時間を考える」というキャンペーンを始めることにした。

理想の1時間

 もともとの発想はAARサイクルという方法を見つけたことである。AARサイクルは、OECDのラーニングコンパスの中に出てくる用語である。

 ANTICIPATION-ACTION-REFLECTION CYCLEの略で、言ってみると、見通しを立てて、実行して、振り返るサイクルのことである。
 こういうものの原型はPDCAサイクルがある。プランを立てて、実行して、チェックして、評価をするという一連の流れである。PDCAはもともと工業や製造業で使われたもので、情報や手順が一定であることに強みを発揮する。予想的ないことが次々と湧いてくるような状況ではなかなかうまくいかない。
 そういう意味でanticipationくらいがちょうどよいのかもしれない。anticipationの訳を探すと予測、期待と出てくる。

 予測を立ててるというよりは期待をすることに力点をおいても問題はなさそう。ということで理想の1時間を考えるという発想にいたった。

 ただ夢想するだけでよい。
 そこからはじめる。
 もちろん、うまくいくことはほとんどない。

 ただ、立ち止まるクセをつけるためにはちょうど良い練習にもなる。AARでもPDCAでも最後にもう一度立ち止まって考える時間をとる。振り返って考えることで、現実とすり合わせたり、納得することができたりする。
 まずはスタートで時間をとらないと振り返りもできない。

 忙しい現代では、立ち止まって考えること事態、贅沢な時間の使い方もしれない。ただ、そちらの方が結局は早いし、手間もかからない。節約思考になる。

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