辰と竜はなぜ漢字が違う?素朴な疑問から知れたこと
2024年は辰年🐲
辰といえば竜または龍なので
竜か龍がつく山に登りたい🙌
今日はふとそんなことを思い
近畿エリアの竜か龍のつく山を
紹介する記事書こうと思ってた
けどそういえば十二支の漢字の辰と
竜や龍が違うのはなんでなんやろ🤔
という素朴な疑問を感じてしまい
調べてみたらど壺にはまってしまった😓
辰と竜はなぜ違う?
まず十二支の辰が持つ意味
辰は竜や龍以前に動物でもなく
植物の状態を表していたそうです
ただこれは辰に限ったことではなく
他の十二支も動物とは無関係らしい
素朴な疑問調べるはずが
今まで当たり前やと思ってたことが
違ってたんやないかと驚きながら
調べるのを止めることができず…🤣
そもそも十二支とは何か?
現代の日本では十二支と聞いて
連想するのは12種類の動物ですが
それは年賀状の図案に動物が多用されたり
○○年生まれと表現する習慣から
中国の戦国時代は紀元前…
それより古い起源らしいので
詳細については分からないそう
後付けではあるものの
先述した辰の意味になってる
草木が整った状態というのは
生命消長の循環過程の説から
子・孳(ふえる)
新しい生命が種子の中に萌し始める状態丑・紐(ひも・からむ)
芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態寅・螾(うごく)
春が来て草木が生ずる状態卯・茂(しげる)
草木が地面を蔽うようになった状態辰・振(ととのう)
草木の形が整った状態巳・已(止る)
草木の成長が極限に達した状態午・忤(さからう)
草木の成長が極限を過ぎ、衰えの兆しを見せ始めた状態未・昧(暗い・あじ)
果実が熟して滋味が生じた状態申・呻(うめく)
果実が成熟して固まって行く状態酉・緧(ちぢむ)
果実が成熟の極限に達した状態戌・滅(ほろぶ)
草木が枯れる状態亥・閡(とざす)
草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態
十二支に動物を当てた理由
昔のことなので説でしかないらしいが
人々が暦を覚えやすいように
身近な動物を当てはめたそうです
(なんとも単純な理由…🤣)
十二支に12の動物を当てたことを
十二生肖というそうです
ここで出てくるのが十二支と聞いて
連想する12種類の動物ですが
現代の日本で一般的とされる
十二支の漢字を訓読みして
子年、丑年、寅年…と表現するのは
本来の十二生肖とは異なるそう…
中国で生まれた音読みと
日本で生まれた訓読みの違いと
日本独自の解釈もあったのか…
本来は意味を持たない十二支漢字を
動物の意味と紐づけたことで
十二支の漢字、当てはめた動物名
それぞれ別の漢字が同じ意味を持ち
辰は龍?という疑問が湧くことに😆
今では辰は龍、子は鼠、丑は牛なのが
当たり前になりすぎてるけど
よく考えたら当て字でもなければ
意味が通じてるわけでもない…
とはいえ深掘りするとややこしいから
普通は触れないようにしてるんやろな…
ちなみに、竜と龍の違いは
竜は常用漢字、龍は旧字体だそう
なのでどちら使っても間違いではない🙌
余談ですが、当てはめた12動物は
国によって多少の違いがあるそうです
例えば亥、日本では猪ですが
中国をはじめ多くの国では豚としてて
猪としてる日本が特殊なんだそう…
ベトナムでは卯は猫、タイで未は山羊など
干支と十二支は別もの
当初の辰と竜、龍については
ひとまず解決したんですが
派生して気になったことについて
現代の日本では干支と聞くと
十二支と同じ意味合いを連想するが
本来はこちらも違う意味でした😓
先に調べた十二支は分かるが
知らない十干という言葉が出た💦
十干の10要素、十二支の12要素を
組み合わせた60を周期とする数詞が
本来の干支の意味だそうで
2024年の干支は甲辰が正しく
単に辰と言うなら十二支が正しくなる
けど現在では干支と聞くと
十干や本来の干支の意味を飛ばし
実は後で当てはめただけの
十二支の動物が連想してしまう😓
知れば知るほどこれで良いのか?
と不安になってしまう内容でした…
干支に由来する言葉
本来の意味からだいぶズレて
理解してしまってて
本来の干支は関わりないかも…
とも思ってしまったけど
身近な言葉が干支を由来としてた
日本では昔、魔除けのため赤色産着が
使われていたことから出生時(起算点)に
還るという意味がある還暦祝いで
赤色産着が贈られるそうです
正直、還暦って何歳やっけ?
と思ってしまうことあったけど
意味を知ると覚えやすくなる😆
2024年に還暦になる人は
今年の干支である甲辰と同じ
1964年生まれの人になるそうです
自分が生まれた年の干支が
次に訪れる時が還暦ってことやけど
自分の干支把握してる人少なそう…
昭和初期の学校での成績は
甲乙丙丁が使われていたそうです
(明治〜昭和13年まで)
童話作家の宮沢賢治さん成績は
小学時代オール甲だったそうで
成績優秀なんやと分かる✨
宮沢賢治記念館でも見たけど
多分野に関心を持ってたようで
知識量は半端なかったので
それも関係してたんやろな🤗
話逸れましたが、成績に使われた
甲乙丙丁は十干の10要素に由来
比較する2つのものの間で
優劣がつけにくいことを表す
甲乙付けがたいという言葉は
かつての成績基準に由来するそう
現在、甲と乙という漢字だけでは
評価が結びつきにくいけど
言葉を聞くと意味は理解できて
その中に昔の成績が繋がることが
なんか面白いなと感じました
まとめ
色々派生しすぎたので
最後に簡単にまとめときます
干支:十干と十二支を合わせたもの
組み合わせにより60を周期とする
→還暦十干:甲乙丙丁…などの10要素
→甲乙付けがたい十二支:子丑寅卯…などの12要素
本来は占いの道具の設定
後漢時代に生命消長の循環過程と解釈十二生肖:十二支に12の動物を当てはめた
🇨🇳十二支漢字を音読み(意味を持たない)
→子年、丑年、寅年…は成立せず
→鼠年、牛年、虎年…が正しい表現となる
🇯🇵十二支漢字を訓読み(意味を持たせた)
→子年、丑年、寅年…が成立して
→鼠年、牛年、虎年…も成立するため
意味は同じ、漢字が違うという状態になる
経緯は理解できたけど
今までの思い込みを整理するには
もう少し時間がかかりそうです😓
普段何気なく使ってる言葉でも
実は意味が全く違うこと多いんやろな
また機会があれば探ってみます✏️
写真はさいたま市のPRキャラクター
つなが竜ヌゥの芸術祭ver.でした🌱
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