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再訪したい宿|昭和レトロな旅館白鷺館

宿は泊まるところというのは当たり前ですが
目的地にしたくなるはあまりない
高級ホテルやリゾートホテルくらいだと思ってた
この宿に泊まるまでは・・

訪問したのは6月下旬梅雨の晴れ間
愛知県豊田市の山間部白鷺温泉の1軒宿 旅館白鷺館
外出自粛が続き県外移動が解除された週末に宿泊しました

無性に温泉に入りたい欲があり
岐阜での用が終わった後に行けそうな宿を検索
いろいろと温泉宿はあったけど似たり寄ったりというか
設備や景色が良くて口コミいいのは当たり前・・
せっかくなら特徴的な宿に泊まりたいと悩みました。

そんな中見つけたのが今回紹介する白鷺館
予約サイトの口コミで昭和初期の建物で
館内に入ったらタイムスリップした感じと書かれてて
レトロ宿好きとしてはぜひ泊まってみたいと思いました。

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駐車場のすぐ横に建物がありますがこれが全景ではない
この写真の奥や左側へ建物が続き内部は広く感じる

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玄関入るとすでにタイムスリップ!!
フロントというものはなく、番台のようなところでチェックイン
部屋はこちらです…、と長い廊下を案内される。

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階段を下ったかと思えば、ゆるい坂の登り廊下を進み、再び階段を登る
バリアフリーではないと言われればそれまでだが
このつぎはぎ感は個人的には好きだったりする。

レトロ空間

進む廊下沿いにあったお気に入りな風景や小物
部屋が数字ではなく植物の名前ってなんかいいよね♪
今回は、さつきでした。

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部屋の入り口も古い民家のようで雰囲気良かった
難点はあとで分かるが、鍵がネジネジ(昔の建具によくあるやつ)
内側からは押してねじるだけなのですぐかかるけど
外側からだと引張りがうまくいかずなかなかかからなかった
部屋の前でガタガタしてるのが端から見たら怪しかったかも💦

そしていよいよ部屋へ

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まず飛び込んできたのは部屋の外のグリーンカーテン
さつきの間は角部屋だったので写ってないですが三方向に窓があり
その全ての部屋から緑が見えてました。
流れる川や遠くの山が見えるとかではないけど
窓一面の緑ってなんか落ち着きます・・

窓の風景を一眼で撮ってみた📷

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トップ写真はここの椅子で座り心地が抜群に良い
ここに深く座り窓の外の緑を見てると時間を忘れられる・・
この窓と風景と椅子持って帰りたいほど居心地良かった

宿には早めに到着したので食事前に風呂へ行きました。
この時間帯は男湯が内湯、女湯が露天ありでした。(時間で交代)
どちらも24時間入浴できる白鷺温泉の湯です。
湯はそれほど熱くなくゆったり長湯♨️
湯上りは汗が止まらず、温泉効果を実感♪
シャワーや蛇口から出る湯も源泉を使用しているらしい(後日HPで知った)

風呂

久しぶりに体重測ろうかと思ったら・・、
体重計は定年退職されたあとだったみたいで、測ってもらえず(^_^;)

汗かいたら一気にお腹が減ってきて夕食へ
夕食はソーシャルディスタンスを考慮していただき大広間に2人
逆にスースーし過ぎて落ち着かない・・

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座った時点で並んでたお料理、色合いが良くて写真映えする
そんなこと書いてたらお腹が減ってきました💦
それに加えて、鮎の塩焼き、鮎の唐揚げ、鮎の雑炊と鮎3連発
どれも甲乙付け難い美味しさでした。
雑炊すすったとこでお腹ははちきれそうやったんですが
最後にデザートが山盛りで登場!!(右下)
これでもかと盛られたフルーツと鮎のささやき
デザート残すことないけどこの日はささやき持ち帰りで・・

夕食

料理は多すぎるくらいの量で大大大満足!!

部屋に戻り、虫の合唱を聴きながら就寝
この日は曇ってたけど晴れてたら星空鑑賞もできそうな場所でした

【翌朝】
目覚ましもしてないのに6時頃に目が覚め朝風呂へ
前日から交代されて露天風呂のある方に入れました。
こじんまりとした内湯と露天ですが
露天からは部屋から見える緑と川の流れる音が気持ちよく
お湯の温度もちょうど良かったのでまた長湯♨️

朝食までは時間あったので館内をぶらぶらしました。

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↑ここだけ洋風な談話スペース
ゲームは使えるのかインテリアなのかは不明、ジュークボックスもありました
各テーブルの灯りはアルコールキャンドルで独特な香りがこの部屋にあってた

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↑洋風な部屋から昭和の廊下へ

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↑廊下に面した和室
大人数の場合はここにも泊まれるらしい
完全におじいちゃんの家という雰囲気、テレビは動くんかな
他にも火鉢が置いてる部屋もあり、ここだけ21世紀ではない感じ

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↑お気に入りの廊下
天井やガラス戸の凝った作り、丸太の梁、板戸、それを照らす照明まで

ガラス

↑館内ガラス戸Collection
こんなガラスって今かなり高価な気がする。

宿のHPにも書いてる"宿内をぐるぐる散策される方がいる"まさにそれ
全館にわたって昭和レトロ感がとてもいいけど、
巡ってみて自分のお気に入り見つけるんも楽しいのかも

そして朝食も夕食に続きかなりの量でした。
おかずが多いのでご飯が進む進む!
普段朝食少なめなのにこの日はご飯3杯・・
朝食もまたデザートは多め✨

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朝風呂、館内散策、朝食とゆったりしすぎて
チェックアウトの時間まであまり時間なく
部屋の特等席でゆっくりできなかったのが心残りですが

チェックインからアウトまで16時間も滞在させていただきました。
建物は昭和初期に建てられたものと増築部分もあり
洋風や和風が混在はしてるけど館内はとても綺麗に保たれてました
インテリアや小物は今の女将センスとのことですが調和してて
滞在中ずっと居心地の良さを感じることができました。

感じ方は個々で違うとは思うけど
個人的にはこの宿は必ずまた再訪したい宿に入りました

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最新の設備とか建物ではないし
部屋や風呂から絶景というわけではない
でもなんか落ち着く空間で無になれるというか
うまく言葉では言い表せないけど・・

疲れたらここに来てあの椅子座って緑を眺める
この宿泊まるために旅に出るのもありかなって

最新設備、絶景は求めない
昭和レトロな雰囲気が好きな方へオススメです。

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●宿情報
宿名:白鷺温泉白鷺館(OYO Ryokan)
 ※OYO Ryokanはインドで設立されたOYO Hotelsの日本独自ブランド
住所:愛知県豊田市篭林町塩平21番地
料金:¥11,200(1泊2食付き)+入湯税¥150
 ※料金はプランによって前後します。


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