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茶埜子尋子
2024年4月14日 20:03
とんでもない愛を見つけたわけじゃない落ちていたイチゴをただ拾ってみたつもりなのに夜にはなにかこころ脅かすキラキラがあるらしいぼくの靴はひとりでに赤い街へ向かっている行き交う人間どもの仮面が美しいこと夜とはこういうことなのだ怯んだぼくのまたたきの間にきみの吐息が降り注いで次からつぎへ激しく変わってゆくきみに時に縫いつけられて
2024年3月21日 18:47
トキメキだけですべてを失ってしまえればいいのにほんの僅かな企みが未だにぼくを大切にしているこんなはずじゃなかったぼくは何者なのだろうかもっと上のひかりだけの世界からやさしいうたが聴こえているのにずっと遠くの世界から僕らのこれからをささやいてくれているのにむらさきいろの向こうから赤い手紙が送られてずっと いっしょに いようね
2024年3月12日 19:28
春の匂いが僕らをおいだして街は虹をつかんでるギターをきかせてあいを歌えば破顔するきみがたまらなかった嘘を重ねていくよ上辺の恋に焦がれてきみを苦しませるよ本当の恋をしてたから古びたバスが僕らを追い抜いて虹は愛をつかんでる同じでいたいから気づけなかった恋してた君も恋をしていたきみを跨いでいくよ煙草の火をつけながらきみを忘れていくよ最後の日を待たぬまま
2024年2月28日 19:12
夢をみて落っこちたらいいのにぼくがゆっくり食べてあげるよ打ちつける波のようにきみを愛していたかっただけなのに乱れる飛沫に目を伏せてぼくの目の前に立っている頬はふやけてもう少しなのにきみのこころ海にふたをしてるみたいぼくの目の前にいるのならすべてをさしだしてたやすくひとのみきみの全てをあいしてあげる分からなくなってしまえ