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【短歌と写真日記】皆既日食!愛しき君の不在に世界が揺れた日
午後三時 刹那の真夜中 抱きしめて
揺れる湖畔で つなぐ指先
行ってまいりました。ニューヨークアップステート、皆既日食を追いかけて。私の住んでいるロングアイランドはNYの一番南、日食は見れても100%ではありません。しかし北上すれば皆既帯。折角の機会だからと一念発起。
最初はカナダとの国境、ナイアガラの滝があるバッファローまで行くかとも思ったのですが、さすがに時間が足りず、少し手前のフィンガーレイクスの1つ、カユガ湖を目指すことに。家からざっと320マイル(約510キロ)、車で6時間、休憩入れて7時間の道のり。長い……わかってますよ。なんやかんやでこの辺りには何度も来ているのですが、やはり遠いことに変わりはありません。
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そんな朝、晴れていました。眩しい程でした。マンハッタンでもお馴染みの"I LOVE NY"のオブジェを裏から撮ったりしてイベント気分をもりあげていましたが、段々と曇ってきて……
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湖についた頃にはこの通り。厚い雲が押し寄せてきていました。天気予報を確認するともうこれは逃げようがない。あとは雲の切れ間を祈るのみ。でも、続々と人も集まってきて……。
暗いのはかけ始めたからか曇りだからか。しかしこの厚い雲のおかげで肉眼での観測が可能になりました。そして、雲が切れて合間合間に太陽の変化を追うことが!
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月のような太陽に湖畔が揺れる! どんどん暗くなっていきます。
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そしてついに皆既。想像以上でした。まさに夜でした。私たちの頭上が夜なのです。歓声が沸き起こったのはもちろんのこと。
さらに次の瞬間、影の周りにコロナが溢れて湖畔の興奮度はMAX! ちょっと荒れている画像ではありますが、記念に。
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世界がその一瞬、目を疑うほどの暗さに包まれ、次いで太陽が隠されていない方向からの光が広がって。Before & After
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あっという間の出来事でした。まるで夢から覚めたような気分で、ついつい、ロマンチックな短歌など詠んでしまいました。いえ、大いなる脳内での展開ですけどね。実際は、ウェットランドな芝の上にキャンピングチェアを置いて、思った以上に寒かったのでブランケットぐるぐる巻きでした。
そんなわけで過酷な耐久レースのような一日でしたが、色々な意味で思い出になりました。さあ、今週はゆっくり、みなさんのコラボ作を読みに伺いますね!