今年起きたさまざまな変化を”進化”に変えるべく開催したカンファレンスで学んだこと【2号室】
「Triangleを使うことで『エッジィでデジタル』な印象を、Exclamation markを使うことで『解決力の力強さ』を描いていきたいとおもいます。」
このセリフは、私たちCCCMKグループが、企業さまむけのキャッチコピー「ユニークデータを解決力に。」に沿うメインビジュアルを決める際に、制作を依頼した担当の女性から言われた言葉なのですが(とても丁寧に言葉を紡ぐ素敵な方です)、
筆者はそれまで、ビックリマークの持つ意味は感嘆だなあと多少考えたことがあっても、三角形や四角形の意味や違いを意識したことはありませんでした。。。なんでも、世の中には「形の心理学」という研究が存在するほど、それぞれの形には独自の意味があり、心や反応に異なった影響を与えるそうなのです。
そうして何度もやりとりを重ね、決まったto B向けのメインビジュアル。
使う形一つだけでも、相手にあたえる印象はこんなにも変わるんだあ、と、素敵なプロからデザインの奥深さを教えていただいた、とても不思議でわくわくする体験でした( ..)φメモメモ
■みんな同じ状況だから。前向きに歩を進めたい。
CCCMKグループでは、2020年11月17・18日、企業さま向けのオンラインカンファレンスを開催しました。
さきほどご紹介したメインビジュアルも、このカンファレンスを目指して制作されたものです。
ニューノーマルになってからというもの、地球上にいるあらゆるみなさまが支えあい、助け合い、さまざまな工夫をして過ごしてきました。そんな、人と人とが直接触れ合うことが難しい世の中で生まれたのが、在宅ワークやウェビナーなど、オンライン上でのコミュニケーションだったと思います。
「変化がなければ、進化もないよ!CCCMKグループも、こんな時だからこそ、あきらめずに前を向いて歩んでいこう」、今年入社された中途社員のこんなポジティブな一声が、今でも心に響いています。
そうして私たちCCCMKグループも、オンラインカンファレンスを実施する運びになりました。
とはいえ、オンラインカンファレンスははじめての試み・・・。さらに、企業さまに向けて、私たちが持つデータやその可能性についてオープンに語ることもはじめてでした。
正直、不安もいっぱいありました。でも、みんながみんな、同じ状況だったとおもいます。それぞれの状況、それぞれの事情のなかで、立ちはだかる壁を乗り越えながら、そして、時には別の道を通りながら、前向きに歩を進めていることを思うと、私たちだって弱音を吐いている時間はありません。
企画の楽屋【2号室】では、カンファレンスの配信が終わるその瞬間まで、巻き起こったさまざまなドラマをつづっていければとおもいます。
■ビジネスカンファレンスを2日間、開催しました。
CCCMKグループのカンファレンス開催概要は以下です。
■日時 :2020年11月17日(火)・18日(火) 13:00~16:45
■テーマ :「量×質×ID」のデータマーケティングを知る2日間
■募集人数:無制限(無料・事前申し込み制)
■開催方法:オンライン開催
■URL:カンファレンス特設サイト /登壇者詳細PDF/プレスリリース
ここからは、さまざまなエピソードを交えて、準備~当日までの様子をお話をできればとおもいます。
ーーー世の中は、まだまだ不安定な状況が続くかもしれないけれど、すこしでも、このnoteをのぞいてくださったみなさまや、これからウェビナーやオンラインカンファレンスを開催するみなさまの、お役にたてることを願って。
■オンラインカンファレンスでの学びのまとめ
①外部パートナーと開催するメリット
ビジネスオンラインカンファレンスへの知見があまり無いなか、私たちが選んだパートナーはNewsPicksさまでした。
NewsPicksさまは、コロナ禍のコンテンツもさまざまな工夫をされ会員数も伸びています。そんな今だからこそ、NewsPicksさまとともに歩むことで、ノウハウをいただきながら、それでいて私たちグループのオリジナル性も掛け合わせたコンテンツにしようと思ったのでした。(結果的に、NewsPicksさまだったからこそ、視座高くスピード感をもって進んでいけたような気がしています。NewsPicksさま、ありがとうございます!)
▼NewsPicksさまの事前レポート
▼NewsPicksさまの事後レポート
元ネスレ日本代表取締役社長兼CEO高岡浩三氏や慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏にご登壇いただいたキーノートセッション。NewsPicks Studios CEO佐々木紀彦氏をモデレーターに、経営者に求められるデータを読み解く力について、深く意見が交わされたのですがーーー、収録を生で見ていた筆者も、未来に眠る可能性に夜も眠れないほどどきどきとした日となりました。。。
「デジタルの本質は、人に「寄り添える力」だと思っているんです。」
これはご登壇いただいた宮田教授のお言葉です。全編を通して、みなさまにとても、素敵なことを語っていただいき、そして記事にしていただきました。
完全なるファーストパーティーデータを持つ企業は本当に稀有な存在であることなど、「外から見た私たちはこういう姿なんだ・・・」と、内部にいると忘れがちな自分たちの存在意義や可能性について、あらためて痛感をすることができました。
外部のパートナーとともに創り上げるカンファレンス、大変貴重な経験となりました。
②ご登壇いただいた皆さまについて
続いては、ご登壇者のみなさまです。
CCC MARKETING HOLDINGS代表取締役社長の北村和彦など弊社メンバーをはじめ、元ネスレ日本代表取締役社長兼CEO高岡浩三氏、オートバックスセブン取締役 専務執行役員の堀井有吾氏、マルエツ執行役員の村中隆氏、慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏など・・・、名だたるみなさまにご登壇いただきました。(詳細は特設サイトをご覧ください)
当日のアーカイブも配信しておりますので、ぜひこちらよりご登録の上ご覧ください。
公開してからというもの、Newspics内では「Tカードの購買履歴だけでなくTV視聴データもあり、それらを掛け合わせて〜なんて話を聴いて、とてもワクワクした」「ポイントが乱立している中でTポイントを使うモチベーションになると感じた」など、沢山のpicsとともに、とてもポジティブなコメントを投稿いただいています。
「伝える」ではなく「伝わる」ためのコンテンツ作りに関わってくださったすべての方々に、この場をお借りして、お礼を言わせてください。
心から、ありがとうございます。
この機会を無駄にしないよう、気を引き締めて、全世界のSMALL HAPPYのために邁進してまいります。
③社員の結束力をあげる手段となるのかもしれません
「組織が大きくなると、どうしても部署を横断したコミュニケーションが希薄になりがち・・・。さらに在宅ワークも相まって、廊下ですれ違う時やランチライムに生まれていたコミュニケーションも減った・・・。」みなさまも、一度はこんな悩みをもったこともあるのではないでしょうか。
筆者も、広報として人事のみなさまと悩んでいた部分がありました。
しかし、今回のカンファレンス開催を通し、結果論にはなりますが、普段関わることの少ないメンバー同士の関わり合いが増え、部署を横断したコミュニケーションが生まれたのです。
「どうしたら、よりよいコンテンツになるかな?」
「何を話せば、『ユニークデータを解決力に。』が伝わるかな?」
今回のために新設されたカンファレンス事務局メンバーも、さまざまな部署からそれぞれの得意分野や専門領域を活かしたメンバーが10人ほど選出されました。
タイムスケジュールを管理するひと、ビジュアル制作の得意なひと、SNSのフォロワーが多く拡散力があるひと、当日の様子を切り取るカメラマン、カンファレンス会場を設営するひと、レポート作成担当、経営陣への報告、外注先と話を進めるひと、登壇者のヘアメイク担当、社員への社内報告知、などなど・・・書ききれないほどの業務を皆でこなしていきました。
それだけでなく、社内の登壇者もカンファレンスでのプレゼンははじめての経験。彼らとともに、撮影を行うその瞬間まで、まわりのメンバーも懸命に話すコンテンツを考え、資料を整え、リハーサルを重ね…。
その様子はオンライン上の会話であるにもかかわらず、画面上からでもメンバーみんなの熱い想いを感じる、まるで文化祭のような空間でした。
誰かといっしょに何かをつくりあげるって、なんだか、やっぱり素敵なことです。
(余談なのですが、撮影日の便利グッズ)
…慣れない撮影のあたたかい照明に、登壇者のみなさまはだんだんと汗をかいてくることが多かったのですが、「おしろい紙」というものをご存じでしょうか?
あぶらとり紙とフェイスパウダーが一体になったものなのですが、あぶらとり紙の表面にフェイスパウダーが塗ってあるので、テカリを抑えながらメイク直しもできるんです。
あらゆる性別・年代の方の肌になじむ、とても便利なお品でした。ぜひ使ってみてください(^^)
④「スピードと細部確認」の両立は大切
こうして外部パートナーや社内メンバーとともに開催日を迎えたカンファレンス。
2日目は生配信を実施したのですが、1日目は事前に録画をし、その録画を配信するよう設定していました。前日までにスタジオ撮影が終わり、「よし、準備は完璧。あとは当日の配信を迎えるだけ!」となったのですが…
ちょっとした配信トラブルが発生し、開催時間が、なんと45分遅れる結果となってしまったのです。。。配信をお待ちいただいたみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしました。
あらゆる外部パートナーとスピード感のある作業を平行して進めるなかで発生してしまった事象だったと、大いなる反省点です。
「スピードと細部確認」という、この相反する言葉を両立させることは、何の仕事をしていても、いつ何時でも、忘れてはならないもっとも大切なことなのだと、痛感いたしました。
⑤撮影スタジオでは、グリーンバックとパーティションを使用して。
そんな撮影は、六本木スタジオの撮影ルームをお借りして、
グリーンバックを使用し、パーティションをふくめて感染症対策を行いながら、背景はCGで合成していました。
合成をすると、このように背景に登壇者が浮かび上がるようになっています。余白のある右側には、事前に作成をした資料が投影される仕様。
背景は冒頭でお話した「ユニークデータを解決力に。」のキービジュアルから作成したものです。
Triangleを使うことで『エッジィでデジタル』な印象を、Exclamation markを使うことで『解決力の力強さ』を、生み出すことができたでしょうか・・・(´ー`)
メインビジュアル一つとっても、使用する記号で相手に与える印象がかわったり、カンファレンスで話す一言でその人や企業の印象が左右されたり。もしかすると、そういう時にこそ、日々の積み重ねが出るのかもしれません。
■最後に・・・。
企画の楽屋【2号室】では、CCCMKグループが開催したUNIQUE DATAカンファレンスについてご紹介させていただきました。
2日間の見逃し配信は、下記画像をクリックいただければ、登録フォームに遷移いたします。もしもご興味をもった方がいらっしゃれば、ご覧いただければうれしいです。
どの企業のみなさまも、大変な状況のなか、きっと出来るだけ前向きにと、さまざまな解決策を模索しながら、歩を進めていることとお察しいたします。
世の中は、まだまだ不安定な状況が続くかもしれませんが、すこしでも、これからウェビナーやオンラインカンファレンスを開催するみなさまの、そして企業のみなさまの、生活者のみなさまの、お役にたてるSMALL HAPPYを生み出せることを、願って。
「トランスフォーメーション」。それは「変化」。
この瞬間、全世界の、あらゆる人々が、とてつもない大きなうねりの中で「トランスフォーメーション」を模索するなか、CCCマーケティンググループは、血の通った生きている膨大なデータの力で「変化」を確実に捉え、社会の課題や困難を解決し、未来をつくっています。
『カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー』CCCの一員である私たちは、約40年前からライフスタイルに変革を起こす仕組みをつくり、生活を新しくするプラットフォームのもとで、さまざまなパートナー企業のみなさまと日本全国の生活者とともに、共創しながら唯一無二の「ユニークデータ」を育んできました。
この共創されたデータこそが、世界でも類を見ない「ユニークデータ」です。変動性、不確実性、複雑性、そして曖昧性を見せる社会と向き合いながら、「ユニークデータ」をテクノロジーとアイデアで新たな価値に転換し、ひとりひとりの生活をマーケティングしながら未来につなげていく。
このカンファレンスを通じて、私たちが考える使命を多くのみなさまと共有しながら、「トランスフォーメーション」をしていくこれからの日本、これからの社会価値を一緒に考えていきたいと思っています。
ユニークデータを解決力に。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?