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金言from山市文庫アーカイブ

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日常のビジネスシーンで受けた指示事項、顧客に指摘されたこと、商い成立の過程で感動したこと、取引の場面で失望させられたことなどを中心に紹介していきます。読者の周囲にもいつの世もどこ…
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2022年7月の記事一覧

金言667:我が家の灰皿事件

昔、妹が婚約者を紹介するというので二人そろって家に来たことがあります。 席についた彼の最…

金言663:一芸に秀でた天才もどき

どこの会社の職場にも、上司の意思決定を即座に「御意」と煽る太鼓持ちがいます。こういう人た…

金言662:天は自らを助ける者を助ける

集団的自衛権の運用で、日本が戦争に巻き込まれる確率が高くなり、異業種への転職を考えている…

金言661:「三顧の礼」の威嚇

この言葉を初めて聞いたのは、子供の頃に実家の裏に引っ越してきた「怖いおじさん」の口から出…

金言659:悪意の第三者

会社勤めをすると、必ず悪意の第三者が登場します。異動しても転職しても、いつでもどこにでも…

金言658:先に手をつけますか

「凶霊はぼくらの心の隙をついて魂に取り憑くんだ。素敵なもの、美しいもの、感動することに出…

金言657:学習できる現場には男女差は存在しない

「書いてあることをそのままやるくらいなら新卒の事務の女の子にでもできる」の件。 新卒の営業の男の子でも大差無しです。普通の学校を3月に卒業し、インターンの経験もなく4月に新卒で就業した従業員の業務処理能力に男女差はないと思います。入社3か月程度なら事務担当の女子社員と営業担当の男子社員に大差はありません。 ただし、その後のOJTや周囲の先輩の指導や会社の期待度によって差がでます。処理能力があっても負荷をかけなければ実力は発揮できず、オーバースペックです。男女でどこが違うのと問

金言656:賢さと計算高さ

「砂をかむような味気ない」と歌われた大学受験を団塊の世代が戦っていた時代の話。 模擬試験…

金言655:次に目覚める朝

SFドラマで、いつ来るかわからない特定の使命を持った人間を、その日が来るまで冷凍保存して待…

金言654:四十八願さん、各務さん。玉虫さん。

早朝ポタリングで住宅街を走り抜けるときに、読めない表札がときどき気になります。気にすると…

金言653:正しい順番

競合他社が少なく既得権が保障されている会社は、守りの経営が基本です。今までどおりに、先例…

金言651:お世話になったバーバーのマスター

1600円から2100円くらいのチェーン店が繁盛する中で、住宅街で個人営業しているバーバーの前を…

金言650:快適に進むには「あそび」が必要

鵜飼の話。 10羽の鵜をまとめて仕事をさせると、魚を捕ってこない落ちこぼれの鵜が2羽いる…

金言649:ハードワーカー

サービス残業という考え方がまだ勤め人の間に浸透していなかった頃の昔話。 団塊の世代の多くは残業代を稼いで、マイカー維持費に充当したり、週末に場外で投票したりしていました。エコノミックアニマルとして、休日返上・連日深夜まで残業すると、愛社精神の高い期待されるハードワーカーとされていました。 ところが、外資企業になると、定時に仕事が終わらないスタッフは評価されません。ハードワーカーは、就業時間内に同業者同僚以上の成果を出すことで評価されるようになります。深夜までサービス残業を繰り