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金言from山市文庫アーカイブ

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日常のビジネスシーンで受けた指示事項、顧客に指摘されたこと、商い成立の過程で感動したこと、取引の場面で失望させられたことなどを中心に紹介していきます。読者の周囲にもいつの世もどこ…
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記事一覧

ため息441:良い人その2

会社の金を湯水のように使うトップセールスマンの話です。 この人が生き残っているのは、個人…

ため息440:良い人その1

お金に関することになると、良い人が一転悪い人になってしまうことがあります。 そういった元…

ため息439:見切るとは、見込みがないと見限ること。

信頼性に問題がある人は、見切りの対象です。 嘘つきは、繰り返して嘘をつきます。嘘がばれそ…

ため息438:赤字プロジェクト発生責任者の選択肢

情報システム開発を本業としているソフト会社でのことです。 この会社の経営幹部は、赤字プロ…

ため息437:利益に貢献する努力をしない人には無縁な「しかけ」

毎日の目標を小さくし、 絶対に達成できるレベルにして、 それを毎日パーフェクトに達成する。…

ため息436:創業者のブラックボックス

社史 企業が50年、100年と存続していくと、社内で社史編纂が記念行事のひとつに加えられ…

ため息435:別の選択肢があったことを詳細に述べることは、敗者の言い訳

記紀でも社史でも、勝者が編纂する歴史にかわりはありません。したがって、編纂時の勝者が過去の勝者を選択し、彼らの行った意思決定と結果に評価を与えます。敗者となった当事者の存在は、不当な評価を受け記録から削除されるか、簡単な記述で処理されます。 上場した某企業の内幕をレポートした書籍に、知人の足跡が1行記載されていました。この人が在籍した7年間は、この企業にとって暗黒時代とされています。社内覇権争いと頻繁なM&Aの中で生き残ったトップ集団が当時の顛末を総括する立場にあるので、き

ため息434:暴走族の変質

大部屋で大人数で盛りあがる飲み会が嫌われ、昨今の居酒屋は2~4人席に細かく仕切られ、大声…

ため息433:小僧たちのマーキング

1)世界遺産の落書き 世界に誇る日本の文化遺産が落書きに汚染され、落書きを消すなどの修復…

ため息432:自社株を従業員が買うのはリスクがあります

ある株屋さんが、「一流企業とは、社会が必要とする企業で、税金の納付額が多い企業で、社員が…

ため息431:物でつながった関係は途切れた時に終わります

季節ごとに出身地の農作物(実家の作物や農協の商品)を知人・友人・姻族に配る年配者がいます…

ため息430:再起動して頭を冷やす

パソコンがフリーズした(動かなくなった)とき、電源ボタンを長押しして、強制的にシャットダ…

ため息429:外資企業で、24時間臨戦態勢で働いていたときのこと

外資企業で、24時間臨戦態勢で働いていたときのことです。 24時間というのは、グローバル…

ため息428:「競合ブランドの塩漬け」戦術

後に「砂漠の嵐」作戦を実行した米国大統領の大統領就任式典に、米国製品の拡販に功績があったとして、日本の某鞄メーカーの創業者が招待されたことがありました。この会社の強みのひとつは豊富な資金力による「塩漬け」作戦だと、競合他社の営業マンは陰口をたたきます。 この会社の「塩漬け」作戦は、自社の商売繁盛をねらった積極的な戦術です。例えば、無名の海外ブランドが日本でブレークしそうな情報を入手すると、すばやく、担当役員がブランドオーナーを訪問します。日本の大手企業であることを名乗り、「