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本日の読書

「パンドラの少女」M・R・ケアリー (著)

まずは出版社による内容説明から。

年に一冊だけしか本を読めないとしよう。読むべきは、この作品しかない。――マーティナ・コール
カズオ・イシグロmeetsウォーキング・デッド! ――ジェニー・コルガン
人間としての精神を失い、捕食本能に支配された〈餓えた奴ら〉により、
社会が完全に崩壊したイギリス。荒廃した街で発見された、
奇跡の少女メラニー。持たないはずのものをもつ健気な彼女は、
この世界の救世主なのか? ロンドンの北の隔絶した軍事基地で研究が
進められるなか、緊急事態が勃発。メラニー、彼女が大好きな教師、
科学者、兵士ふたりの極限の逃避行がはじまる――。
一気読み必至、圧巻のエンターテインメント長編! 映画化決定。

これは期待するなと云われる方が無理だ。
この10年、出版社の内容説明や、帯の推薦文などが大仰になっており
それだけ本が売れてない証左だと思う。

で、期待して読み始めたのだが……
SFということは最初から分かっていた。
ゾンビものであるということも知ってはいた。
SFや怪物ものは苦手で普段読まないが、出版社の宣伝だけでなく
アマゾンレビューも大絶賛なことから、頑張って読んではいたのだが、
やはり僕には無理だった。
半分くらいで断念。
「飢えた奴ら」という表現や、パンデミックから唯一生き残った街
(ビーコン)の人口が千億人ということ、それに話の端々に出てくる
SF的要素に鼻白むばかりで、物語世界に没入できなかった。
おおまかな内容としては、上記した「ビーコン」という街から
遠く離れた旧空軍基地を改造して作られた研究所で、
パンデミックで「人間でなくなった」“飢えた奴ら”の子供を
研究しているのだが、ある日、「廃品漁り」の群衆に襲われ
4人の人間(軍人2人、研究者2人)と飢えた奴らの子供「メラニー」が
生き残り、ビーコンへの旅へ出る。
ここからはロードノヴェルといってもよく、そういうのが好きな人や
SFに抵抗のない人にとっては、かなり面白いのだろうな、とは思った。

僕はnoteではあくまで内容紹介や、こういう本がありますよといった
程度の思いで「読書感想文」を書いており、内容はめっちゃ偏見に
満ちているし、ご存知の通り、すぐに挫折してしまうので
僕の感想は、アテにならないことを承知ください。


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