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相続

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相続:   「夫の死後、ちゃんと相続の手続きをしたはずが、あとで奥さんのへそくりに巨額の追徴金が発生、ショック! どうして?」 <ー 驚くことにこれもいつもの名義預金問題です。

相続:   「夫の死後、ちゃんと相続の手続きをしたはずが、あとで奥さんのへそくりに巨額の追徴金が発生、ショック! どうして?」 <ー 驚くことにこれもいつもの名義預金問題です。

今回は「夫の死後、ちゃんと相続の手続きをしたはずが、あとで奥さんのへそくりに巨額の追徴金が発生、ショック! どうして?」 について見ていきましょう。

またもや、名義預金関連の追徴課税の事例です。

こちら先日インターネットの記事に載っていた実例です。

ストーリーはこんな感じです。

「年収が高給取りの旦那から、お金を預かり生活をやりくり節約しへそくりとして数千万円預金していました」

そしたら

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相続: 「失踪宣告」

相続: 「失踪宣告」

今回は「失踪宣告」について見ていきましょう。

もしかすると、あり得るケースかも...

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相続における失踪宣告?

「失踪宣告」: 相続において、相続人となるべき人が行方不明になっている場合、失踪宣告という制度を利用することで、その人の相続分を他の相続人が取得できる可能性があります。

失踪宣告とは?

失踪宣告とは、一定期間行方不明になっている人が死亡したものとみなすことができるよ

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相続: 「相続税の納付について:現金一括納付が原則である理由と例外」

相続: 「相続税の納付について:現金一括納付が原則である理由と例外」

今回は「相続税の納付について:現金一括納付が原則である理由と例外」について見ていきましょう。

相続発生時は「相続税は相続発生後10ヵ月以内に、現金一括納付が原則」ということなのですが...

金額が張る場合、頭痛ですね~

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相続税の納付について:現金一括納付が原則である理由と例外

相続税の納付は、相続が発生したことを知った日から10カ月以内に、原則として現金で一括して納めることが

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相続: 「逆縁」 <- あってはならないはずなのですか...

相続: 「逆縁」 <- あってはならないはずなのですか...

今回は「逆縁」について見ていきましょう。

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「(相続における)逆縁」: 一般的に「子が親よりも先に亡くなってしまうこと」を指します。

なぜ「逆縁」と呼ばれるのか?

通常の相続の順序が逆転することから、「逆縁」と呼ばれます。通常、親が子よりも先に亡くなり、子が相続人となるのが一般的ですが、逆縁の場合はその順序が逆転してしまうためです。

仏教的な意味合いも含まれています。仏教では、

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相続: 「代襲相続」 <- 基本あってはならないはずなのですが...

相続: 「代襲相続」 <- 基本あってはならないはずなのですが...

今回は「代襲相続」について見ていきましょう。

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「代襲相続」: 被相続人(亡くなった人)よりも先に相続人となるべき人が死亡している場合に、その人の子が代わりに相続人となることを指します。

例えば、親が亡くなったときに、通常であれば子供が相続人となるのが一般的です。しかし、子供がすでに亡くなっている場合、その孫が代わりに相続人となるのが代襲相続です。

代襲相続が発生するケース

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相続: 「生前贈与失敗例と対策」

相続: 「生前贈与失敗例と対策」

今回は「生前贈与失敗例と対策」について見ていきましょう。

「生前贈与失敗例」あるあるですかね~

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生前贈与にはいくつかの失敗例があり、それぞれに対策が必要です。以下に代表的な失敗例とその対策を紹介します。

失敗例と対策

名義預金と判断され追徴課税される

失敗例: 親が子ども名義の口座を開設し、定期的に入金していた場合、名義預金と判断されることがあります。これは、実際には親が管

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相続: 「老老相続」

相続: 「老老相続」

今回は「老老相続」について見ていきましょう。

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「老老相続」: 相続が発生した際に被相続人(故人)と相続人(財産を受け取る人)の両方が60歳以上の高齢者である場合の相続を指します。例えば、親が亡くなり、その財産を60歳以上の子供が相続するケースなどが該当します。

この状況は、日本の高齢化が進む中で増加しており、いくつかの問題点が指摘されています。例えば、相続人が高齢であるため、認知

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相続: 「相続登記の義務化」

相続: 「相続登記の義務化」

今回は「相続登記の義務化」について見ていきましょう。

そもそもどうしてか?

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「相続登記の義務化」: 2024年4月1日から施行されました。この法律により、不動産を相続した場合、その所有権の取得を知った日から3年以内に相続登記を申請することが義務付けられています。

目的

所有者不明土地の解消:適切な登記が行われないと、所有者が不明な土地が増え、管理や利用が困難になります。この問

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相続: 「土地相続国庫帰属制度 その3」 <- 経過...

相続: 「土地相続国庫帰属制度 その3」 <- 経過...

今回は「土地相続国庫帰属制度その3」について見ていきましょう。

「土地相続国庫帰属制度」は、相変わらず使えなそうな法律です。

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「相続土地国庫帰属制度」: 相続や遺贈によって取得した土地を、一定の条件を満たす場合に国に引き渡すことができる制度です。この制度は、2023年4月27日から施行されています。

目的

所有者不明土地の減少:適切に管理されない土地が増えるのを防ぐため。

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相続:  「空き家対策特別措置法」

相続:  「空き家対策特別措置法」

今回は「空き家対策特別措置法」について見ていきましょう。

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「空き家対策特別措置法(正式名称:空家等対策の推進に関する特別措置法)」: 適切に管理されていない空き家やその附属物に対して、適切な管理と活用を促進するための法律です。この法律の目的は、地域住民の生活環境を保全し、空き家の有効活用を図ることです。

具体的には、以下のような目的があります。

防災・衛生の向上:適切に管理され

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相続:  「遺留分に時効はある?」 <- 相続の大問題

相続:  「遺留分に時効はある?」 <- 相続の大問題

今回は「遺留分に時効はある?」についてコメントありがとうございます。

先日、相続にもめもめの話をよんでいましたところ

「遺留分に時効はある?」

という内容が書かれていました。

確かに、これはきになりますね~

「遺留分に時効はある?」

回答: あります。

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具体的には、以下の2つの期間が設定されています。

消滅時効: 遺留分侵害額請求権は、「相続の開始および遺留分を侵害す

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相続: 「相続人全員の相続放棄はできるか?」 <- 現実は、どうなのよ状態、問題山積み

相続: 「相続人全員の相続放棄はできるか?」 <- 現実は、どうなのよ状態、問題山積み

今回は「相続人全員の相続放棄はできるか?」について見ていきましょう。

「相続人全員の相続放棄はできるか?」

回答: 論理的には可能。

では、あるのですがそんな簡単に行ったら苦労しません。

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「相続人全員の相続放棄はできるか?」

はい、相続人全員が相続放棄をすることは可能です。ただし、全員が相続放棄をすると、相続財産は最終的に国庫に帰属します。

相続放棄をする際には、以下の点

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相続: 「普通の登記と相続登記の違い&業者に依頼したときの料金の違い?」 <- 所有権移転登記と相続登記は別の種類です

相続: 「普通の登記と相続登記の違い&業者に依頼したときの料金の違い?」 <- 所有権移転登記と相続登記は別の種類です

今回は「普通の登記と相続登記の違い&業者に依頼したときの料金の違い?」について見ていきましょう。

いや~

同じ不動産登記でも、意味に違いがあるので注意ですね~

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普通の登記(所有権移転登記)と相続登記の違いについて説明しますね。

普通の登記(所有権移転登記)

所有権移転登記は、不動産の所有者が変わったときに行う手続きです。例えば、不動産を売買したり、贈与したり、離婚で財産分与

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相続:  「遺贈寄付」 <- 法定相続人がいないとき(国庫に財産がはいるのが許せない場合の対処)

今回は「遺贈寄付」について見ていきましょう。

肉親が0人にて、法定相続人がいないときは、国庫に入ってしまいます。

それが嫌な場合には、こんな手もあり...

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「遺贈寄付」: 自分が亡くなった後、自分の財産の一部または全部を、指定した団体や人に贈与することです。遺言書にその旨を記載することで、自分の意思を確実に残すことができます。

遺贈寄付のメリット

社会貢献: 自分が大切にし

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