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だるだる期を乗り越えた秋

魔の二歳児と言われる『イヤイヤ期』に喩えて、
大人の『だるだる期』とでも言おうか。

何に対してもやる気が起こらない、何をするにも面倒くさい、だるくてしょうがない。

そんな『だるだる期』が突然訪れる。

女性特有のホルモンバランスと影響があるのかないのか、突然やってくる。
しかも割と定期的に。

いや、きっと何かしらの原因やきっかけはあって、もしくは複雑に絡み合って、『だるだる期』に突入する。

今年は、秋がそうだった。

と言っても、今年の秋って一瞬で過ぎ去ろうとしてるけど。
むしろ、秋ってあったか?
夏ってば頑張り過ぎじゃない?
もしくは冬がいきなり本気出し過ぎたのか。




クラシック音楽はエロい


まだ、だるだる期に突入する前。

ある日の休日、急に予定がすっ飛んで、
きゃーーーーフリー!!どうしよう!何しよう!!と心をウキウキさせる。

いや、別にいつでもフリーやんけ。と己にツッコミを入れつつ、何だ?美味しい食か?映画なんかやってるか?面白い本でも出たか?楽しそうなイベントはあるか?とネットで情報収集していると、某国出身のバイオリン若手ソリストの来日公演を発見。

パンフを見ると、イケメン風ではないか!(風ってなに←)
これは拝みに行かないと。
しかも当日券が奇跡的に数枚残っている!
イケメンを鑑賞しなさいと神様が言ってるんだわと変態的な解釈をして、そのままネットで購入し、数時間後には会場へ。(我ながらフッ軽すぎて引く)

いや正確に言うと、こんな不純な動機だけではなくて、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集「四季」が演目に組み込まれていたという立派な理由ももちろんある。


結論から言うと、満足を通り越して大大大大満足で、1番好きな超絶技巧の『夏』がアンコール曲で最&高すぎた。


あと超個人的感想としては、ソリストってなんかエロいんだよな。(?)
演奏はもちろん素晴らしくて、なんと言っても余韻が凄まじい。

アドレナリンだかドーパミンだかわからないけど、とにかく興奮が止まらず。


興奮したまま街をぶらつき、気づいたら某百貨店のブランドにいて、フレグランスを買っていた。
買うつもりは微塵もなかったのに、本当なんなの・・・。

全く目星もつけてなかったもんだから、家に帰ってどんな香水やねん。と興味本位で調べてみたら、声に出して笑った。

男女が初めての親密な夜を過ごした翌朝に感じる、純真な想いや不確かな約束」をコンセプトに作られています。

めちゃくちゃエロスに引っ張られてるやん。


クラシック音楽って素晴らしい。拍手喝采。



イケメンからしか得られない養分がある


コンサートに行って以来、ずっと頭の片隅で思っていた。

「のだめカンタービレ久々に観たいわ〜」

知らない人のために少し説明すると、
クラシック音楽をテーマとした漫画が原作の2006年に放送していたテレビドラマである。
主演は上野樹里と玉木宏。

ネトフリ、アマプラ、あらゆるサブスク系を調べてみたところ、どうやらフジテレビ系列のFODプレミアムとやらでしか観れないらしい。
そんなの入ってる人いるんか!?←ド偏見


そのまま数週間が過ぎ去り、例の如くだるだる期に突入した。
化粧するのも髪の毛セットするのも面倒で、もはや洋服を選ぶことすらだるいもんだから、外出するのが億劫なわけである。


あ〜家に引きこもりて〜〜
そうだ!のだめカンタービレDVDレンタルして観よう!と閃いて、徒歩1分の某レンタルショップへ。(徒歩1分ならもっと早く行けw)

放送後20年近く経ってるもんだから(時の流れ早くて震える・・)、流石に人気はないようで全巻借りられることなく揃っていた。

しめしめと昭和の反応をしながらすっぱ抜いていると、
え、待て待て。DVDプレーヤーないやんけ。あーだり〜。そこから買う必要あるんか〜だり〜と思いながら、うろちょろしてると、一角にDVDプレーヤーの売り場を発見。

30ピー年生きてきて今まで一度も聞いたことのない謎メーカーのDVDプレーヤーと、のだめ全巻を抱えて帰宅。

FODプレミアムとやらに入った方が安く済んだんじゃ・・・と脳裏をかすめたものの、払拭すべくすぐさま視聴開始。



いや〜、平成のドラマっていいね。


何より驚いたのは、役者陣がすごい。
瑛太、水川あさみ、小出恵介(懐かしすぎ)あたりは記憶の片隅にあったけど、向井理、吉瀬美智子、紗栄子も出ていたとは。


それはさておき、なんと言っても玉木宏である。
玉木宏演じる千秋新一は毒舌なドSで、これ以上のハマり役あるかってくらいハマってて、実在してたら10000%沼る自信がある。←は?

上野樹里演じるのだめに不本意ながら料理を振る舞い、のだめが大絶賛すると、まんざらでもない様子で「また作ってやるよ。」と言ってのける。

ええーーーー、普段ドSなのに、こんな側面も!?ぎゃーーーーと沼要素しかないのである。(?)


ニヤニヤしながら、そしてオーケストラの演奏シーンでは号泣しながら(年とると涙腺弱まりまくるんや)、存分に楽しむことができた。


今回のだるだる期は、千秋先輩のおかげで元気を取り戻せた気がする。

やっぱり若い男って最高。

若いイケメンって最高なんだわ。
(大事なことなので2回言っておく)




美容はパワーの源か


千秋先輩から養分を得て、だるだる期から脱出する兆しが見えたとき。

ふと鏡を見ると、顔がどぶ色ではないか!!!!
え、どぶ!?ドブ!?!?
イケメンに沼っただけに、どぶ色に・・・?(スベっていないことを祈る)


夏のダメージなのか、日焼けの後なのか、くすみなのか、もはや原因は定かではないけど、とにかく顔色がよくない。
ひぇ〜老化って怖〜〜〜。


なんとかせねば!!!と思いながら、たまたま訪れた場所にアットコスメを発見。

アットコスメとか、LOFTとかプラザって、なんか魔法かからない?
韓国のオリヤンも然り。
こちとら全然高い代物を買ってるつもりないのに、お会計時、毎回ギョッとする金額になっている。

スキンケアを買い漁り試しまくって、1〜2週間経った頃から、顔面ドブ色から卒業できた。
むしろ、史上最高の肌状態となった。内側から潤ってる感じ?

ただ、試しすぎて何が効果をもたらしたのか不明。アホの極み。
もしかすると2ヶ月前に渡韓した時に受けた美容施術の効果がピークなのかもしれないし。

何はともあれ、肌は光り輝き透明感が出た。


そうなってくると、次は色むらが気になってくる。

本当、美容って沼だよ・・・。
終わりがない。


普段とは違うクリニックに行きたくて、早速調べまくって、比較的できたばかりのクリニックを予約。

ドクターは若く、カウンセリングもめちゃくちゃ丁寧。
開業したてで客を獲得したいからか・・?←我、捻くれすぎてる。


そばかすなんだかシミだかよくわからない、最近気になる色むらを解消すべくピコスポット打ち放題を予約してたものの、カウンセリングの結果、数も多くないし濃さもないので、打ち放題じゃなくていいですよとのことで、ピコトーニングとピコスポット5個以内の施術を受けることに。


予定より遥かに安くなったではないか。
しかもオープン記念価格ということもあって破格の安さ!!
韓国だと逆に予想外の高額施術を受けまくることになるのに、なんならちょっと物足りね〜〜〜(完全に病気である)



ピコスポット5個以内、10個以内、打ち放題、と照射数によって値段は変わっているはずなのに、
「せっかくなんで、ここら辺も打っておきましょうかね。」と1番安い5個以内の金額で20箇所くらい打ってくれた。


えぇ〜
日本でそんなことある〜〜〜!?!?


どんだけ〜〜〜〜〜とIKKOばりに感動して、
まんまと高周波の次回予約をして帰った。←え






そうこうしていると、いつの間にか完全なる復活を遂げた。


だるだる期とか言ったものの、
このだるだる期に沈んだ分をバネにして飛躍できる気がする。

下がった分の反動から活力が生まれるんだわ。

何やかんやで、こういう生き方、結構好きなんだよなあ。


近年呪いのように言われる自己肯定感って、
だるだる期のような下がった時を含めて、どんな自分も受け入れる。
きっと自己受容が大事なんだろうなあとしみじみと思った秋であった。


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