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オーラリングは不眠症の改善に役立ったか

第2世代からオーラリングを使っています。指輪の内側にセンサーを搭載、24時間体制で心拍データをモニタリングできる健康管理ウェアラブルです。フィットネストラッカーというよりは「睡眠トラッカー」という位置付けで、最近はサムスンからも競合製品Galaxy Ringが出てきました。

そもそもオーラリングの存在を知ったのは、ラン友の影響でした。コーチについてトレーニングをしている彼女は、毎日オーラリングのデータをコーチに見せて、その日の体調を考慮した上でメニューをこなすのだそうです。過去2週間のデータと照合して総合的に「体調の現在地」を可視化してくれるオーラリングは、アスリートの体調管理と親和性が高いのでしょう。

そんなわけで、オーラリングはガチなアスリートがつけるガジェット、という思い込みがありました。私のようなランナーとしては万年初心者のおばさんがつけるのはおこがましい、という妙な遠慮があったのです。遅いくせにウェアやシューズは高いの持ってるおばさんランナーに向けられる視線をご存知ですか(笑)

しかし「オーラリングで良質な睡眠を実現しよう」というメーカーのメッセージは、当時深刻な不眠症に悩んでいた私に刺さりまくってきました。清水の舞台レベルのお値段でしたが思い切って購入、自営業の健康管理予算ということで経費扱い!

結論から言うと、オーラリング自体に、不眠症を治す力もないしランナーの足を早くする力もないのです、当たり前ですが。ただし総合的な「不眠症改善計画」や「次の大会で自己ベスト出す計画」の一助にはなります。

私の場合、頑張って走った日の夜はよく眠れない、という傾向が明らかになりました。なんじゃこれは、と思いましたね。不眠症対策としては、必ず「運動しましょう」と言われるじゃないですか。運動すると眠れないってどういうことよ。オーラリングのデータを見ると、頑張って走った夜は、睡眠中も安静時心拍が高いまま。つまり、私は「回復力が低い」のでした。

言い換えると、回復力を徐々に向上させていくようなトレーニングをしていない、ということ。自分よりフィットネスレベルが数段高い友達に囲まれていると、知らないうちに無理しすぎるということもわかりました。このへんの気づきは、オーラリングに助けられたと思っています。

フィットネストラッカーといえば、消費カロリーとか走行距離とか歩数とか、「頑張ったデータ」にだけ注目しがちですけど、オーラリングは「休むことで得られる力」に意識を向けるようデザインされています。昼寝すると褒めてくれるし、最新のアプリでは「マインドフルネス」も充実しています。

現在、不眠症はすっかり良くなり毎日が快適です。不眠症が治ったらランナーとしても成長した感じはあります。昨年度は、自分には絶対無理と思っていたフルマラソンを完走することもできました。

不眠症完治に至るまでの経緯については、いつか別に書こうと思っています。

オーラリング、睡眠、不眠症に関連して、以下の記事(俺的コメント)にも書いておりますので、よければご一読ください。

睡眠完璧主義が引き起こす不安症に注意
迷走神経とメンタルヘルスの関係
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