家庭環境|幻滅したはずなのに
私の家庭環境は少〜し特殊だ。
家族構成
父、母、姉、私、弟
幼少期〜小学生
よく家族でキャンプやドライブに出かける仲の良い家族だった。(だと思っていた)
父とものづくりをするのが好きだった
学校から帰ると母が模様替えをしていたりお菓子作りをして帰りを待っていてくれることが嬉しくて幸せだった。
中学生
思春期になった私はこじらせていた。父にだけ反抗期でもあった。
同時に母がパートで働きだし家にいない時間が増え寂しかった。
部活動をしていなかった私は土日休みの父が家にいることが不満だった。
父は怒ると言葉の暴力や物音がすごく特にドアを閉めるバンッという音が
記憶に根強く残っている。家にいる時間は常にビクビク怯えていた。
姉も弟も部活をしていたから私だけが父と過ごさなければいけなかった。
土日になると大音量で音楽を流したり私をいないものとして過ごした。
夜になると皿を投げ合い割れる音。夫婦喧嘩も日常茶飯事だった。
中学2年生、弟がまだ小学生だった頃
そんな父が突然帰ってこなくなった。不倫だった。
母は、父を調査するようになり家族会議も多々。
苦しい日々が続いていた。
高校生
高校生になると、母が全然家にいない時間が増えた。
パートの時間は変わっていない。なにかおかしい。弟はまだ小学生だ。
私は家族との時間が苦しくてアルバイトを始めた。
しばらくこの重苦しい状況を見て見ぬふりをして過ごした。
父は怪しい商売に手を出し失敗し自己破産・・・神を信じおかしくなっていた。
ある日、家の整理をしていたときに母のある書類を見つけた。
それを見て私は母が“嘘”をついていると確信した。
唯一信頼していた家族からつかれる嘘は想像以上にショックなものだった。
いてもたってもいられずその晩、家族会議をした。
母は今までずっと無理をしていたと。良い母を演じていたと。
楽しい思い出であったドライブやキャンプも母にとっては嫌な思い出。
そして母は、、、不倫をしていた。そしてギャンブルにも依存していた。
両親揃って不倫
なんなんだ、、、。呆れて言葉もでなかった。
あんなに嫌気をさしてた父と同じことをするなんて。
小学生の息子よりも不倫相手やパチンコへの時間を優先するなんて。
私の両親は子への愛情よりもずっと恋愛をしていたいタイプだったのだ。
実家に帰ると今でも嫌な出来事が蘇る。
今でも続いている不倫の話を堂々としてくることがすごくストレスで
この人が親だと思いたくない第三者的な視線で見ることしかできず
心が休まらないのだ。
でも、なぜだろう。
母が喜ぶ顔が見たい。母に話したい。母が心配。
どんな母であろうと私は子なのだった。
おわりに
育った環境は性格にどう影響するのですか?
私の特技「顔色を伺うこと」は家庭環境からきているものだろうか。
世の中には考えられないくらい壮絶な家庭環境の方がたくさんいると思います。
私は私以上を知らず、私の周りの穏やかな家庭に憧れ「なぜ自分は・・・」と
小さな世界で苦しんで感じた感情です。
大人になった今、過去の私になにか伝えられるなら
そこまで悲観的になることじゃないしもっと自分を大切にして!世界は広いよ!
と伝えようかな。伝わらないか。