留めおかまし大和魂
2005年6月
アメリカ、スタンフォード大学の卒業式で
Appleの創業者スティーブ・ジョブズが
スピーチをしたことは有名です。
その映像はYouTubeでも
字幕入りで観られるほど
有名なスピーチでした。
(気にかかる方はYoutubeで検索すると出てきます。ぜひ観てみて下さい)
そのスピーチの最大のインパクトは
ジョブズ自身の生死を彷徨う病気についてだけではありません。
最後のこの言葉が特に響きます。
私的に解釈しますと
私たちは、本などやインターネット、講演やセミナーなどで「知識」を吸収すると
自分が頭が良くなった気がします。
満足してしまいがちなのです。
Hungry=飢えている
Foolish=頭が良いと思わない
と繰り返しジョブズは述べました。
特にnoteなどで情報発信をしている方(一応私も含めて)は
知っていることをアウトプットして満足してしまいがちです。ジョブズはそれを戒めたかったのでしょうか?
ハッとさせられる言葉です。
「克己復礼」(こっきふくれい)という言葉があります。
「己(おのれ)に克ちて礼に復(か)える」という意味です。
西郷隆盛の「南州翁遺訓」などに載っています。
西郷が「学問」で一番大切にした言葉です。
「学問をしただけで満足してはいけない。
自己満足に克(か)って礼(普段の心)に帰ることが
学者には大切だ」と西郷は戒めました。
私にはこの「Stay hungry, Stay foolish」を地でいった生き方をした人物で
思い出すのが「萩」の兵法化で学者、または教育者である
「吉田松陰」先生が思い出されます。
「松陰」先生はなくなる29歳までの
20代の半分を牢獄で過ごしています。
しかも牢獄仲間同士で
勉強会もしていました。
最後の2年少々は「松下村塾」で
後身の人材を育てました。
そこには、騎兵隊の高杉晋作や久坂玄瑞。
日本の初代総理大臣の伊藤博文などなど。
なんと松陰先生は2年少々の期間で
日本の一国の総理大臣を5人も育てているのです。また、維新三傑の桂小五郎も影響を受けた人物の一人です。
松陰先生を語ると長くなるので
先生の歌を2つ
一作目は松陰先生が
黒船に密航しようとして失敗して
自首した時の歌です。
二作目が井伊直弼の「安政の大獄」により
死罪が決まったときに書いた書物「留魂録」に収められた辞世の句です。
松陰先生は「至誠」(しせい:究極の誠実さ)を大切にしていました。
それは、儒教にある四書の一つ
孟子をモデルにしています。
松陰先生は陽明学などその人物は
まだまだ語ることが多い人です。
あまり私自身が熱を持つと
ノートパソコンが熱くなるので
ここで止めます。
吉田松陰先生こそが日本版の
本当の「Stay hungry, Stay foolish」だと
思います。決定打です。
実は、私のモデルは
吉田松陰先生でもあります。
単語が連なりました。
関連用語は全て太字にしましたので
興味のある方は、スマートフォンで
ぜひ検索してみて下さい。
興奮冷めやらず・・・
「Stay sleep, Stay sleep」
英文法にあたっているかわかりませんが・・・。
(間違っていたら、ごめんなさい)
こんな感じで今回は締めたいです。
では また
おわり
ysgenfuさん松陰神社の素敵な写真
本当にありがとうございます。