依存をやめたいある人の叫び
ほんじつのおもひ
簡単には依存をやめられない
◆「害の話はいいから」という言葉
10年……はいかないですが、けっこう前に、松本俊彦氏が講師の勉強会を聴きに行ったことがあります.
松本氏は、自傷行為・依存症を専門にしているかたです.
その勉強会のなかで、もっっのすごく印象的だった表現があります.
松本氏:
人を依存症にさせるのは、快感ではなく、苦痛の緩和です。
私は関わった子にこう言われた事がある。「先生、害の話はいいから、やめる方法を教えてくれ」と。
わたしは、ここに、おおいに共感・納得しました.
◆やめたい気持ち
自傷行為にせよ、薬物にせよ、アルコールにせよ、ギャンブルにせよ、どれにしても、言えることだと思います.
周囲の人も対応に困るけれど、やめたいと思っている自分自身も苦しい.
かくいうわたしは、アルコールから逃れられずにいます.
適正飲酒ができないのです(T_T)
飲まないと眠れないし、昼間からお酒を飲んでしまうし、胃が痛くても飲まないといけないと思ってしまう(強迫的).
奇妙でしょう?
胃が痛くて、えづいて、吐きそうになるのに、いいえ胃液を吐いてまでもアルコールを欲するのです.
主治医は診断書に挙げてはいないのですが、正体(しょうたい)をなくしたことで周囲に迷惑をかけたことは何度もあります.
胃腸、肝臓、脳、心臓、全身に負担がかかることは分かっています.
覚醒した朝、何も覚えていないことが怖いです.
断酒会というものがあるのは知っています.
1本だけ、がエスカレートするのは分かっています.
やめたいと思っているしコントロールしたいから色色調べたし、やめる方法は知識としては知っています.
「害の話はいいから、やめる方法を教えてくれ」.
わたしは、松本氏の話を聴いて、氏が語った人物の叫びが聞こえるようでした.
害悪を与えるものに依存しているのは知っているんだ
なんならやめる方法だっていくつも知っているんだ
でもやめられないから苦しいんだ
◆では、解決策は?
横に首を振って、分かりません、とつぶやくだけです.
教科書通りに事は運びませんし、どれだけ本心でやめたいと決めていても行きつ戻りつすると思います.
それに、一度はまると、依存していなかったときのことを思い出せないのです.
わたしでいうと、学生の頃は飲酒なんて考えられなかった.
でも今は、アルコールがないとどうなるかわからない.
どうしていいかわからない.
やめたり遠ざけたりする工夫なんて、知っているのにね.
◆いい距離で付き合えないかなと
依存症は、原因物質ときっぱりすっぱり離れるのが一番とされています.
でも、あまーいわたしは、共存できたらなと、思ってしまうんです.
0か1かで離すんじゃなくて、自分と依存物質との折り合いをつけて付き合っていけたらと.
もちろん、課題はたくさんたくさんありますし、アルコール依存まっただなかのわたしが言うことなので、大甘な考えですけども.
脳障害、肝機能障害等を起こしても同じ事を言えるのかしらと思いますけども.
うまい解決策は見当たらないから、ゆっくりゆっくり、英語で言ってしまうと「スモールステップ」で、依存症もいい方向に持って行けたらなと、思うのです.
勢いで書いてしまいました;;;
加筆修正してもしたりない;;
ちょっとこれはひどい文章だなぁ……(..;)
読んでくださったかた、本当にありがとうございました.